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loli_charles1のレビュー・評価・感想

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

少年漫画の新星であり王道

鬼滅の刃は、少年ジャンプにて連載されていた少年漫画である。
アニメ化されると大ヒットを呼び、社会現象を引き起こした。漫画は完結している。
主人公・竈門炭治郎が、鬼にされた妹・禰豆子を人間に戻す手段を探す為、鬼を狩る【鬼殺隊】となり鬼を斬る…というのが簡単なあらすじである。
主人公の炭治郎は真っ直ぐな性格をしており、感情表現がとても素直で分かりやすく、共感しやすい。
一話から炭治郎は家族を殺され、唯一生き残った妹は鬼になるという心苦しい展開になるのだが、その気持ちを炭治郎と共に抱えながら、どうなって行くのだろうと続きが気になる事は必須。
他のキャラクターも魅力や個性に溢れており、敵も味方も関係無く、各キャラクターに多くのファンが付いている。
きっと誰もが推しのキャラクターを見付けられるだろう。
ストーリー性も高い上に分かりやすく、妹を元に戻したいという目的や、鬼に対抗する為の手段と言うのが明確である上に、強い敵を倒すとまた更に手強い敵や新たな情報が…と一度読み進めればもう読む前に戻る事は出来ない。
元より少年漫画が好きな人であればきっと一気に読み進めてしまうだろう。
純粋に少年漫画を楽しみたい人や、気になってはいるけど…と言う人には、是非読んで貰いたい漫画である。
まだ読んでいない人は機会があれば是非触れてみて欲しい。

ベルセルク / Berserk
9

ファンタージ―は意外とグロかった

ファンタジーのような物語は男の子なら少なからず憧れるものだ。
ベルセルクを読んでいくと最初のころは傭兵として活躍して戦闘シーンも熱く描かれて見応えがあります。
特に、アニメ・映画化されている黄金時代編は主人公のガッツとグリフィスが活躍し、お互いを認めあっていたが、グリフィスは捕らえられ拷問を受け続けたため身体が自力で動かすことさえできなくなってしまったため小さいころからの夢が叶えられなくなってしまう。
そのため、グリフィスは夢を叶えるために仲間たちの命を全て捧げてしまい「蝕」が起こってしまう。
「蝕」の戦闘シーンはこの世のものとは思えないようない地獄のような状況で傷つきながらガッツは戦闘を繰り返します。
ガッツは命からがら「蝕」を脱出し、一度は自ら命を絶とうとしたグリフィスだが生まれ変わり新たな力を手に入れます。
ベルセルクを読んでいくと、ここで記している通りに重厚感があり人間の渇望がうまく表現されていると思います。まさに「喉から手がでる」ほどの。
戦闘シーンは最初の頃、人間を相手に戦っていたが、話しが進むにつれ、相手が化け物へと変わっていく。主人公は生身の身体で色々な武器を駆使し戦闘が行われていくが、戦闘シーンは見ごたえがあり、ぜひ、見てもらいたい作品です。

残念なことに作者が病死となっているためベルセルク自体は完結しておらず、評価が9になっている。

マイ・インターン / The Intern
8

心温まる作品です。

「今を生きる若者」「若者の社会参加」など、「若者」というキーワードがあふれる世の中、「70歳のインターン」という単語にはかなりの衝撃でした。
定年退職したあと悠々自適に暮らしてきた70歳のベンがアパレルのECサイト(ショッピングサイト)を運営している会社にシニア枠のインターンとして働き出します。
ワーキングママであり、仕事に全身全霊を傾けるチャーミングな女性、アンのアシスタントを担当することになったベンですが、彼が70歳であることや自分の仕事を失敗したくないというプライドからベンを避けていきます。
仕事が貰えず暇な時間を過ごしていたベンですが、とにかく出来る男で運転手をやらせたら誰よりも道に詳しく、誰も片づけないちらかったデスクをささっと片づけしまうし女が泣いていたらハンカチを出す…。
周りの社員から徐々に信頼されるようになります。
子育てが大変なことや夫の浮気によって心が疲れ始めたアンをベンは最後まで温かい言葉をかけていきます。
そういったこともありアンはやがて彼を必要としてきます。
彼の好奇心や人生経験の豊かさが表情、仕草などに表れていて、人生の教科書のようです。
「亀の甲より年の功」という言葉が一番しっくり来る人物です。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
8

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会_アニメの見どころ

9人それぞれがスクールアイドルを目指そうとするが、これまでのラブライブとは異なり、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会所属のスクールアイドル達は、9人で一つのグループではなく、1人1人それぞれがスクールアイドルを目指そうとする。9人が目指すスクールアイドルの形は異なっていて、眠りをコンセプトにしたり、スクールアイドルを通して人ともっと繋がっていたい等、自分のやりたい事や好きな事等を軸にスクールアイドルとして活動していく。9人それぞれの物語は、それぞれ9人の個性、好きな事、能力等に関連しており、アニメの1話目から9話目までは、それぞれのキャラクターに関する物語となっている。1話目から9話目の最後は、それぞれのキャラクターが歌を披露しており、それぞれのキャラクターの個性に合った歌となっている。
全ての人間に個性があり、スクールアイドルでやりたいことが決まっているからこそ、それぞれの形でスクールアイドルを目指そうとしていく9人。そしてアニメの最終話、9人のスクールアイドルがこれまで自分達を支えてくれた人、高咲侑のために歌を歌う。そして、これまで9人を支えてきた高咲侑も、自分のやりたいことを見つけ、歩き始めていく。

薬屋のひとりごと
10

とても面白い

このマンガは花街で薬屋として暮らしていた「猫猫(マオマオ)」が人さらいに遭い、後宮へ売り飛ばされて、下働きをしながら後宮内で起こったミステリーや事件を解決するお話です。
主人公の猫猫は、毒と薬が大好きなちょっと変わった女の子で、浮世離れしているところがあります。しかし、いびりやいじめが横行する後宮でも、いざというときには情に厚く、さっぱりした男前なところが気持ちいい性格で、好感が持てます。
キーパーソンである美貌の宦官の壬氏とのやりとりがとても面白く、二人の今後の関係性の変化がとても気になると共に、楽しみでもあります。
複数いる後宮の妃も、それぞれ個性的で魅力的なキャラクターが多く、その他、猫猫の同僚や養父、実家の花街の妓女等、味のあるキャラクターばかりです。
もともとはライトノベルで、私はライトノベルも全て読みましたが、コミックはまた違った面白さがあります。
妃の美しさや衣装の数々、建物の豪奢さはもちろん、表情や動作など、よく考えられた緻密さがあって、それらはこのコミックでなければ楽しめない魅力だと思います。
シリアスな要素とギャグ要素がバランスよく散りばめられているため、読んでいて全く飽きません。
ミステリー好きの方にはぜひオススメしたい作品です。