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ファンタージ―は意外とグロかった
ファンタジーのような物語は男の子なら少なからず憧れるものだ。
ベルセルクを読んでいくと最初のころは傭兵として活躍して戦闘シーンも熱く描かれて見応えがあります。
特に、アニメ・映画化されている黄金時代編は主人公のガッツとグリフィスが活躍し、お互いを認めあっていたが、グリフィスは捕らえられ拷問を受け続けたため身体が自力で動かすことさえできなくなってしまったため小さいころからの夢が叶えられなくなってしまう。
そのため、グリフィスは夢を叶えるために仲間たちの命を全て捧げてしまい「蝕」が起こってしまう。
「蝕」の戦闘シーンはこの世のものとは思えないようない地獄のような状況で傷つきながらガッツは戦闘を繰り返します。
ガッツは命からがら「蝕」を脱出し、一度は自ら命を絶とうとしたグリフィスだが生まれ変わり新たな力を手に入れます。
ベルセルクを読んでいくと、ここで記している通りに重厚感があり人間の渇望がうまく表現されていると思います。まさに「喉から手がでる」ほどの。
戦闘シーンは最初の頃、人間を相手に戦っていたが、話しが進むにつれ、相手が化け物へと変わっていく。主人公は生身の身体で色々な武器を駆使し戦闘が行われていくが、戦闘シーンは見ごたえがあり、ぜひ、見てもらいたい作品です。
残念なことに作者が病死となっているためベルセルク自体は完結しておらず、評価が9になっている。