薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと

『薬屋のひとりごと』は、日向夏による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。コミカライズもされており、ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺)と「猫猫の後宮謎解き手帳」の副題がつくサンデーGX版(作画:倉田三ノ路)がある。なお2誌とも同じ原作の内容を描いている。物語は中国によく似た世界での話。元花街で働いていた猫猫(マオマオ)が後宮で働くことになる。そこで様々な事件に巻き込まれ(たまに自ら首を突っ込み)持っている薬の専門知識で事件を次々と解いていくファンタジーラブコメミステリー作品。

loli_charles1のレビュー・評価・感想

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薬屋のひとりごと
10

とても面白い

このマンガは花街で薬屋として暮らしていた「猫猫(マオマオ)」が人さらいに遭い、後宮へ売り飛ばされて、下働きをしながら後宮内で起こったミステリーや事件を解決するお話です。
主人公の猫猫は、毒と薬が大好きなちょっと変わった女の子で、浮世離れしているところがあります。しかし、いびりやいじめが横行する後宮でも、いざというときには情に厚く、さっぱりした男前なところが気持ちいい性格で、好感が持てます。
キーパーソンである美貌の宦官の壬氏とのやりとりがとても面白く、二人の今後の関係性の変化がとても気になると共に、楽しみでもあります。
複数いる後宮の妃も、それぞれ個性的で魅力的なキャラクターが多く、その他、猫猫の同僚や養父、実家の花街の妓女等、味のあるキャラクターばかりです。
もともとはライトノベルで、私はライトノベルも全て読みましたが、コミックはまた違った面白さがあります。
妃の美しさや衣装の数々、建物の豪奢さはもちろん、表情や動作など、よく考えられた緻密さがあって、それらはこのコミックでなければ楽しめない魅力だと思います。
シリアスな要素とギャグ要素がバランスよく散りばめられているため、読んでいて全く飽きません。
ミステリー好きの方にはぜひオススメしたい作品です。