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kのレビュー・評価・感想 (2/2)

BIGBANG / ビッグバン
10

アイドルの域を超えた個性派ミュージシャン

BIGBANGは韓国出身の5人組男性ボーカルグループ。
2006年に韓国でデビューし、2009年には日本進出を果たす。メンバーはリーダーのG-DRAGON、T.O.P、SOL、V.I、D-LITE。BIGBANGの魅力は歌唱力はもちろんのこと、何と言っても、メンバー一人一人に個性があり、役割が分担されている点である。
G-DRAGONは作詞・作曲に携わり音楽的センスを発揮する他、ライブステージやファッションのプロデュースをこなす。T.O.Pは低音のボイスを活かし、ラップを中心に曲にスパイスを与える。SOLは筋肉質の肉体から生み出されるダンスと、繊細で伸びのある甘い声が特徴だ。D-LITEは抜群の音感と圧倒的な歌唱力に加え、コミカルなキャラクターで周囲を笑顔につつむ。V.Iは透明感のある歌声が特徴であり、ライブでは得意の日本語でメンバーとファンをつないでいる。激しいEDMから儚いバラードまで楽曲の幅は広く、全く違った個性溢れる5人が一曲の中で絶妙に絡み合い、新鮮なハーモニーを生み出している。アイドルというと、歌唱力よりも整った顔立ちで判断されがちだが、彼らは自分たちで曲を作り上げ、パフォーマンスを磨いていく、アイドルの域を超えたミュージシャンだと言えるだろう。

東京スカパラダイスオーケストラ
10

かっこいい大人

メンバーの死、脱退、怪我、何があっても活動が止まることなく、進み続ける活動25周年以上になる9人組(NARGO、北原雅彦、GAMO、谷中敦、加藤隆志、川上つよし、沖祐市、大森はじめ、茂木欣一)のバンド。
時代に合わせ、アイドル、芸人、ジャンルを問わず共演し、常に時代に乗り続ける生命力の強いバンド。日本でもメジャーな存在であるが、海外のロックフェスや音楽番組、海外でのCDリリース、ヨーロッパツアーと世界でも認められ、かと思えばMステ、日本のテレビCM、日本のロックフェス、アイドルのライブ出演、ドラマの主題歌、アニメのテーマソング、ゲームのテーマサウンド、音楽番組でアイドルとのコラボ、柴咲コウやジャニーズとのコラボ、奥田民生やcharaとのアーティストとのコラボ、幅広く活動のできる柔軟さと実力がある。
管楽器を演奏する人の憧れの存在でもあるが、ドキュメントDVDでは彼らの生き様を見ることができ、人としても憧れの存在。ライブに行くとお客さんもメンバーも全員が笑顔でHAPPYが溢れている。
スカパラを知らない人、老若男女すべての人を楽しく踊らせることのできる音楽。これだけメジャーなバンドなのに、フリーライブをしたり、ストリートライブをしたり、アーティストやアイドルのバックを努めたり、器の大きなバンド。

はたらく細胞 / Cells at Work!
7

体の中で起こるドタバタ劇

アニメの「はたらく細胞」というタイトルを見た時に、どんな内容のアニメなのかはだいたい予想がつくと思います。実際に予想した通りのアニメの内容だったのですが、自分の予想した以上に面白い内容でした。子供向けのおちゃらけた、萌えキャラなどが出てくる1回見れば良い程度のものだと思っていたのですが、大人の自分でも勉強になる部分もあり、魅力的なキャラクターが多く登場し、感情移入さえできるアニメでした。大人の人にもおススメできます。
お勧めできるポイントの一つは、魅力的なキャラクターたちです。白血球や赤血球、キラーT細胞などを擬人化した、多くのキャラクターが出てきます。それぞれの役割を一生懸命にこなします。時に花粉や、がん細胞など、体に悪影響を及ぼすものの侵入があるのですが、それに対してみんなで力を合わせて対抗するのです。それが毎日自分の体の中で行われているのかと思うと、面白くもあり感慨深いです。自分の体内の白血球や血小板などを応援したくなります。
子どもは自分の体を大事にしたいと思うかもしれません。教育アニメとしても見れます。
ギャグをふくめたドタバタ劇ではあるのですが、この漫画を通して自分の知識を深めることができるのは確かです。

Red Hot Chili Peppers / レッド・ホット・チリ・ペッパーズ / RHCP / レッチリ
8

レッチリについて

通称レッチリ。ジャンルとしてはラップ、ファンク、オルタナティブ、ロックあたり。ギターが変わってからよりノイジーで今時な感じになりました。
かなり個性的で独自の路線をいっているバンドだと思います。ファッショナブルで視覚的に派手です。ライブでのパフォーマンスも、とにかく動きまくるし、頭も振るし、元気いっぱいです。ファンの盛り上がりもすごい。
ベースのフリーは上手さは普通ですが、ベーシストとしては派手で目立つ存在です。ボーカルのアンソニーは生い立ちが大変。カルフォルニアで麻薬の売人と俳優をしていた父と一緒に自分も俳優をして芸能界?に入ったり、麻薬を使用していたり。
一番大変なのは今は脱退したジョン・フルシアンテ。彼は麻薬依存で一時期活動できなかったり、廃人寸前でやばかったみたいです。麻薬中毒のときのアルバムなども公開されていますが狂気というか天才というか、とにかく聞いてみて欲しいです。
このバンドは楽曲だけ好きになってもいいかもしれないけど、メンバーのバックグラウンドや人物について知った上で聞くと印象が変わるかもしれない。とにかくやんちゃでエネルギッシュで面白い作品が多いです。好き嫌いあるでしょうが一度は聞いてみて欲しいかな。

彩子 黒 / Saiko Kuro
10

SNSをベースとした近代ホラー

SNSをベースとした近代ホラーです。簡単にあらすじを説明すると、的確なアドバイスをくれる天才AIが入っているsaikoというアプリにとりついた怨霊・彩子が、saikoをインストールして使用しているユーザー(主に女子高生)を殺していくという物語です。主人公はこの呪いから逃れるために男子高校生(不良)と立ち向かって行きます。
このsaikoというアプリは、監視カメラを覗いたり、そのカメラを止めたりと、ありえない力を持っているアプリ。ちょっとその設定には不思議に思う事があるかもしれませんが、まあ本質はホラーなのでそこはスルー。ホラー物としては絵柄も綺麗で恐怖はよく伝わってきます。問題は絵が上手すぎて作中に何度かグロいシーン(目に鉄柱が刺さったり、エスカレーターに巻き込まれるなど)があるのですが、そのグロさが際立っており、グロ耐性のない方にはちょっとキツイと思います。この辺は作者の代表作、ハカイジュウで読み慣れている人は大丈夫だと思いますが、そうでない方はちょっと注意が必要です。
とはいえ、このグロさもこの作品の見どころだと思います。ちなみにこの物語のスピンオフ作品として「彩子白」という作品があります。これは彩子黒に出てくる化け物がどうやって誕生したかが描かれています。この作品を読んで面白いと思った方は白の方も読んでみる事をお勧めします。

THE YELLOW MONKEY / イエモン / ザ・イエロー・モンキー
10

THE YELLOW MONKEYドキュメント映画オトトキの感想。

私は解散前からの大ファンで、ライブへも足しげく通っていました。
メンバーのそれぞれのインタビューや、イエモンの歴史など、今まで語られなかった話など盛り沢山の内容でした。インディーズのころにラ・ママというライブハウスで演奏してたのですが、そこに再集結してから無観客講演をするなど、ファンにはたまらない内容でした。
1つ印象に残っているのは、再集結後のライブツアー中にメンバーの菊池兄弟のお父さんが亡くなられた時のエピソードです。ギターのエマさんは、お父さんが亡くなられた時のライブの演奏は特別な思いがあったと言っており、思わす泣いてしまいました。菊池兄弟のお父さんは「球根」が好きだったそうです。特別な球根になったと語っていました。
また、年末のライブで吉井さんが声が出なくなるというアクシデントがありました。スタッフもメンバーも心配する中、吉井さんはがかすれてしまいます。
休憩を設け、吉井さんは吸入することに。それでも声は戻りまん。
せっかく来てくれたファンのみんなを悲しませまいと、ステージに戻る吉井さんとメンバー。そこでバンドが選んだのは「バラ色の日々」です。バラ色の日々は皆で大合唱で盛り上がり、私も涙が出ました。
エンディングの「Horizon]はエマさんの作詞で、初めて聞きましたが心に響きました。
全体を通して、大満足の内容でした。

逆転裁判4 / 逆裁4 / Apollo Justice: Ace Attorney
8

登場人物についての感想とストーリーネタバレ感想

王泥喜君の師匠の霧人を初めて見ましたが、眼鏡をかけていて知的な印象が強く、プロの視点で王泥喜君をサポートしてくれていて良い師匠だなと思いました。しかし最終的に王泥喜君が霧人を2回も告発した展開には、王泥喜君の弁護士になって間もないのに師匠を殺人事件の犯人扱いする結末に切なさを感じました。
茜ちゃんが『逆転連鎖の街角』から登場して、機嫌悪そうにかりんとうを食べている姿と鑑識が来る前に科学捜査を楽しむ姿が可愛らしです。また、『逆転連鎖の街角』での理想の担当検事について語るシーンで特徴が決定的すぎるのと、その特徴を語る茜ちゃんが嬉しそうな感じがしてにやけました。
霧人の弟の響也は、検察官なのにも関わらず遊びのつもりでバンドを結成していた事には衝撃的でしたが、響也が法廷で調子が良いときにやるエアギターがなぜかかっこよかったです。
『逆転連鎖の街角』では、目撃者の河津が事件現場近辺の女性を騒がせているパンツ泥棒だった事実が発覚してから、目撃者なのに河津の扱いがとんでもない事になっていて爆笑しました。
『逆転のセレナード』では、響也と大庵がライブ演奏の事でもめているシーンでほんの一瞬だけ被害者が握っていた鍵が響也のものだった事を証拠に、大庵がそのまま響也を殺人容疑で逮捕するのかと思いましたが、裁判当日にラミロアの証言した犯人の心当たりにはびっくりしました。
『逆転を継ぐ者』では、みぬきちゃんの祖父が座長を務めていた「或真敷一座」が最終戦の鍵を握っていて、みぬきちゃんがなるほど君の養子になった理由や王泥喜君が持っている特別な能力の秘密などが少しずつで判明していく時には、大きな何かを解き明かすような展開にワクワクしました。
終盤の牙琉兄弟が法廷で対立した展開には、弟の響也がなぜか弁護側に兄が犯人である手がかりを求めている程に悲しい結末があった気がして、思わず泣きそうになりました。
全体的にとてもオススメな作品だと感じました!

ダーリン・イン・ザ・フランキス / ダリフラ / DARLING in the FRANXX
7

少年少女たちが繰り広げる戦闘系アニメ

TRIGGER×A-1Picturesの豪華共同制作で、キャラクターデザイン田中将賀、マンガは「To LOVEる」や「BLACK CAT」で有名な矢吹健太朗です。

本作では人類の敵である「叫竜」と呼ばれる生命体と戦うために、「フランキス」に登場する主人公のヒロとヒロインのゼロツー、そして同じ13部隊に所属する少女4人(イチゴ、ミク、ココロ、イクノ)と少年4人(ゴロー、ゾロメ、フトシ、ミツル)によりストーリーが進んでいます。

フランキスは巨大人型兵器で、女性の「ピスティル(pistil: めしべ)」と男性の「ステイメン(stamen: おしべ)」と呼ばれる二人一組の搭乗者が必要で、それぞれが搭乗者となる資質を持ち且つ相性が良くないと動かないという代物のようです。
戦闘を義務付けられた少年少女たちは、次第に友情や恋愛感情が芽生えます。
所々エロ展開がありますが、ストーリー自体が面白いため個人的にはいらないかな…という印象。好き嫌いは分かれるかと思います。
ロボットアニメでありつつ、壮大な世界観の中で描かれる登場人物の感情描写が見どころの作品です。