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ichigo_chan02146のレビュー・評価・感想

乙嫁語り / A Bride's Story
10

中近東の歴史ある雰囲気と穏やかな人々の結婚譚

数年前に漫画部門で上位に選ばれた、知る人ぞ知る美しい作品。
描いていらっしゃる作家さんの表現力がとても素晴らしいです。
合間に見える雄大な背景や調度品、並ぶ芸術的な家々の光景の他、毎回描かれていくそれぞれの民族衣装の美しさにも心からうっとりできます。

ストーリーでは、それぞれの登場人物がどうやって大切な人と巡り合い、どういう風に幸せに過ごす事になっていったか、が描かれています。
中には、歴史背景を垣間見せる戦闘についてのお話もほんの一部ありますが、民族間のトラブルといった感じの内容でした。そこにもやはり愛が見える内容で、大切な物語の要素となっています。
ただ、基本的に残虐的なシーンはありません。
ほとんどが、とても雰囲気の良い、和むお話ばかりです。

穏やかな話の中、意外にもけっこう笑ってしまう場面も多く全体的にバランスの良い素晴らしさを感じてしまいました。
少し読むだけで、自然と次々のページを開いてしまいます。
ただし眠る前にも、とても落ち着いて気持ち良く読める作品なのでお勧めだと思います。

また作家さんの心意気なのか、動物の描き方が異常なほど上手です!
生き生きとしていて本当に素敵な姿で表現されています。
ご本人もそうした作業が大好きなそうで、楽しんで描いているのがわかります。
あとがきもかなり楽しく、この方の他の作品まで自然と気になるほどです。

あまりにセンスのよい漫画でしたので、自分は全巻買ってしまいました。
まだ手にした事がない方へは、本当にお勧めしたい作品の一つです。

スプラトゥーン2 / Splatoon 2
8

面白い!

こどもから大人まで楽しめるシューティングゲーム。4人で1チームになってバトルをします。地面や壁を塗りながら移動して塗り面積の多い方が勝つ、なわばりバトルはシューティングゲームが苦手な人でも楽しめます。キャラクターがインクリンクという生き物でイカの形をしていてとても可愛らしいです。武器の種類も豊富で、身近にあるものが原型になっているのでいかつさがまったくないです。メインのバトルとは別にサーモンランというバイトをするという形でプレイするゲームも中毒性があります。サーモンランも4人1組で参加するのですが敵は人ではなくコンピューターなので対人ゲームが苦手な人も楽しめます。クリアする事でもらえる報酬の中にバイト限定のものがあり、もらったギアはメインのバトルの時に使えます。ゲームのBGMを使った音ゲーをプレイできる場所もあり、やりこみ要素が多いです。ガチマッチというウデマエが上がり下がりするバトルはウデマエXを目指す人達で競い合うので手に汗握る試合も可能です。ウデマエをB?まで上げると知り合いとペア(二人で参加)やチーム(四人で参加)を作りリーグマッチをする事もできます。ゲームの世界観もよくてどっぷり浸れます。

きのう何食べた? / What Did You Eat Yesterday?
8

参考になる料理

弁護士と美容師のゲイカップルの日常を料理とともにという漫画でドラマ化もされました。作る料理は毎月決められた食費で、なので庶民的です。それに主人公カップルがもう40すぎたおっさんなので、基本健康的なものを心がけているのですごく参考になります。和食系が多い気がします。やっぱり、なんだかんだいって、こってり料理がきつくなる年齢になりました。日常の話は、まあ普通の話が多いですが、親との関係とか、職場にはゲイであることを隠してるとか、切ないところもあります。史郎さんの親は、ちょっと鬱陶しいなとも思いますが、まあ、なかなか受け入れられないのもわからなくはないし、そのことを史郎さんもわかってるから、切り捨てることもできずにいい距離保ってって感じなんだなと思いました。これからも、二人仲良く過ごしていってほしいです。他の史郎さんの事務所の人とか、買い物で知り合ったおばさんとか、みんないい人ばかりで見ていて気持ちいいです。美容師さんのほうは、店長が浮気魔だし、後輩君はいい加減なところがあるしで、そんないい人ばかりではないけどおもしろい人です。後輩君の恋愛話とか結構好きだし、たまには史郎さん以外の料理の話も面白いので、重宝しているキャラです。

みどりのマキバオー
10

読みたい泣ける競馬漫画の金字塔『みどりのマキバオー』

Cygames開発の競馬をモデルとした育成アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』が、2021年4月のモバイルゲーム売上ランキングで世界3位にランクインするなど、競馬への関心が高まっています。
「ウマ娘」をやっている人や競馬好きの人に競馬漫画の金字塔と言われる『みどりのマキバオー』をおすすめしたいと思います。

主人公のマキバオーは、体が小さくて鼻が大きい、ロバのような姿をした白馬。
あるとき母のミドリコが牧場の借金返済のために金持ち牧場に買われてしまい、追いかけていきます。
道中、親分肌となるネズミのチュウ兵衛と出会い「うんこたれ蔵」と名付けられた仔馬は、さまざまな困難を経て母親と再会し、自らも競走馬の道に進むことを決意します。
そしてライバル馬「カスケード」らライバルと出会い、競走馬「ミドリマキバオー」として成長していきます。
作風はギャグタッチで、マキバオーの口癖は「んあー」など、間の抜けたキャラクターです。
母を探す森の中で、途中で腹を空かせた野犬に遭遇するものの、尻を噛まれた際に馬糞を口に流し込んで撃退するなど、腹を抱えて笑ってしまう場面がたくさんあります。
でも、走ることだけは大真面目で、思わず涙してしまうシーンも多いです。
特に泣けるのは12巻の有馬記念で、カスケードとの勝負で初めて勝つ場面です。
カスケードは病気を発症しており、実力を発揮できない状態で、有馬記念が最後のレース出場になっていました。
最終コーナーからゴール前でカスケードは失速。
マキバオーは現実のカスケードだけでなく、脳裏に焼き付いた、常に自分の前を走るカスケードの影もゴールで抜き去り、1着でゴールします。カスケードも、マキバオーもどちらも応援してしまうシーンでした。
セリフも胸に残る物が多く、マキバオーの「だから走るのよね……抜かれるとくやしいけど抜くのはうれしい……だから どうせならうれしい思いすんのね……」など、素直な表現の言葉が読んでいて心に突き刺さります。
競馬に関心のある方など、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。解説が多くてわかりやすいので、競馬入門にもおすすめです。

Apex Legends / エーペックスレジェンズ
8

【ネット対戦ゲーム】Apex Legends

『エーペックスレジェンズ』(Apex Legends)は3人でチームを組み、最大100人が参加するバトルロイヤルで勝利することを目的に戦う三人称視点(TPS)シューターゲームです。
Windowsの他Playstation4、XBoxOne、NintendoSwitchでも発売されており、別々の機種でもチームを組んで戦うことが出来ます。

ゲームの流れとしては、最初にフレンドとチームを組むかあるいはネットでマッチングしたプレイヤー達とチームを組み、その後レジェンドと呼ばれるキャラクター達の中から自分が操作するキャラクターを選びます。
レジェンドはそれぞれ異なった「スキル」を持っており、使用するレジェンドのスキルを活かす戦いが勝利の鍵となります。
レジェンド選択後、ゲームがマッチするとプレイヤーは全員1機の飛行機で戦いの舞台になるマップに移動し、好きな場所に降下して、マップに落ちている武器防具やアイテムを集めながら、他のプレイヤーと戦い、あるいはやり過ごして最後の1チームとして生き残ることを目指します。
ただし、時間経過と共に活動可能なマップが徐々に狭くなり、いつまでも隠れて過ごす訳にはいきません。

プレイヤー対プレイヤーのゲームなので、最初はなかなか勝つことが難しいと思います。
他のプレイヤーに迷惑を掛けてしまって申し訳ないと思ったり、逆に周りが思い通りに動いてくれなくて戸惑ったりするかもしれません。
しかし、100人ものプレイヤーが参加するゲームで頂点に立つという喜びは、格別なものです。
基本無料のゲームですので、気軽にプレイ可能してみましょう。