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haco5267のレビュー・評価・感想

君たちはどう生きるか(映画) / The Boy and the Heron
6

見返したい作品

映画館で鑑賞しました。さすがジブリなだけあって、映像が非常に綺麗で見入ってしまいました。
最初は「主人公の孤独感」や「家族に対して言葉にできない思い」を、少しづつ時間をかけて家族との信頼関係を築いていく中で「言葉」として紡いでいくことを描いたストーリーなのかなと思い、拝見していました。

ですがストーリーが展開されていくなかで、よく分からなくなっていきました。
ファンタジー要素が強くて、気持ち悪い鳥たちやその他の登場人物も多く、関係性や繋がりを整理することが難しかったです。監督が作品を通して伝えたいメッセージは何なのかを考えながら拝見していましたが、よく分からなかったです。

普通「よく分からない映画」となると「もう見たくない」となりがちなのですが、この作品に関しては全くそうは思わず、むしろ「もう一度見て理解したい」という気持ちにさせられました。よく分からず、見た人を考えさせるのが魅力なのかなとも思いました。

またゲスト声優を起用していることが作品の魅力の1つですが、聞くと素人だと分かるような演じ方をされてる方もいました。そこは違和感が満載で世界観が歪んでしまったように感じられて、残念だったかなと思いますが、全体的には良い作品だと思います。

パッセンジャー
7

圧巻の映像!余韻の残るSF映画

この映画は、宇宙移住を目指し、人工冬眠ポッドで眠る乗客5000人を乗せた宇宙船を舞台としたSF映画です。たった1人だけ、他の乗客より90年も早く目覚めてしまったジムと、孤独ゆえにジムが目覚めさせてしまったオーロラが主人公で、ポッドの故障により目覚めたと思っているオーロラは、ジムが故意に自らを起こしたことを知りません。

まず、とにかく映像が素晴らしい映画です。アカデミー賞美術賞にノミネートされただけあり、宇宙空間に浮かぶアヴァロン号が壮大で、船内のデザインも洗練されています。

特にオーロラがプールで泳いでいる際に、重力制御装置の故障で船内が無重力となり、プールの水が巨大な球体となるシーンは圧巻です。無重力で人や物が浮く場面はSF映画ではお決まりのシーンですが、これほどに大量の水が浮くシーンは他に類がなく、迫力のある映像となっています。

さらに、孤独だったとは言え、無事に惑星移住が叶うはずだったオーロラを故意に起こしたジムと、それを知らないオーロラのラブストーリーは、観終わったあとに「自分ならどう行動しただろうか」と考えさせる内容になっており、強いテーマ性を感じさせます。

派手な映像やアクションが中心となり、ストーリーがないがしろになっているSF映画も多い中、「パッセンジャー」は、映像とストーリーの両軸で楽しませてくれる映画となっています。

citrus / シトラス
8

百合漫画の新鋭、サブロウタの書くギャル+生徒会長の物語

女性同士の恋愛を描くいわゆる「百合」と呼ばれるジャンルに属する漫画になります。
出版もコミック百合姫を出している一迅社ということもあり、百合作品をみたい!という方には是非お勧めしたい作品となっております。
物語はギャルだけど全く恋愛経験のない藍原 柚子と生徒会長だけど許嫁がいる藍原 芽衣がすれ違いながらも絆を深める内容となっております。
お勧めしたいポイントの1つとして、絵が綺麗なところです。百合作品ですと、少女漫画寄りの絵になるか、デフォルメチックな絵になることが多いですが
本作品は丁度良い感じの絵となっており、男性でも割と抵抗感なく読める絵となっております。
また、物語も1つの話につき約1巻分ないくらいの話となっており、割とサクサク読める話の構成となっているため、サラリーマンの方や仕事をしている方にもお勧めできます。
なおかつ、百合作品特有のイチャイチャシーンも序盤からしっかりと描かれており、百合に求めるものがイチャイチャシーンだという方にも
ストレスなく読める作品だと思います。
唯一気になる点としては、話の構成上どうしても男性の登場キャラがいることです。もし完全に男性キャラのいない漫画を読みたい方は別の作品を探したほうが良いかも知れません。

塔の上のラプンツェル / Tangled
10

映像美に魅了されるディズニー映画

塔の中に閉じ込められた一人の少女。
彼女は不思議な力を持っていた。それは彼女の髪に秘密がある。歌うと髪が金色に光り、時を戻すことができるのだ。
その力を独り占めしようとゴーテルはまだ赤ちゃんだった頃のラプンツェルをお城から盗み、自分の娘として育ててきた。外の世界は恐ろしい、危険がいっぱい、そう言ってゴーテルはラプンツェルを18年もの間閉じ込めていたのだ。
ラプンツェルは夢があった。それは年に一度決まった日に空に放たれる灯り、その正体を確かめることである。しかし、その夢もゴーテルによって阻まれていた。
ところが、ある日ゴーテルが食料の買い出しに行き、ラプンツェルが留守番をしていると泥棒が侵入していたではないか。
彼がフリンライダー。ラプンツェルはとっさにフライパンでフリンライダーを殴り、気絶させてしまう。この間に彼が盗んできたティアラを手にし、空に放たれる灯りを見せてくれたらティアラを返すと約束。
この映画はラプンツェルがフリンライダーとともに外へ行き、自由を手にする冒険を描いたものである。
苦難を乗り越え、ラプンツェルが灯りをようやく目にすることができるシーン。
その映像美をぜひとも見ていただきたいものである。

RADWIMPS / ラッドウィンプス
10

RADWIMPの魅力について

今や日本だけではとどまらず世界にまでその名を知らしめるロックバンドRADWIMPSについて紹介します。
RADWIMPSというバンド名はアメリカ英語の俗語である「かっこいい」radと「弱虫」などの意味をもつwimpの組み合わせでできており、かっこいい弱虫などという意味ももっている。このバンド名がなんとも程よい抜け感を感じる。

Vo&Gtである野田洋次郎さんの作詞センスがかなり好評であり、独特な世界観から描かれた歌詞は、どこか人間のもろさや、愚かさ、儚さなどを絶妙に表現されている。もちろん抜群の音楽センスも兼ね備えており、「天気の子」で主題歌を務めた「愛にできることはまだあるかい」や数ある作品の中ではピアノを披露している。
またBaの武田祐介さんとGtの桑田彰さんにのテクニックも素晴らしい。そのテクニックを遺憾なく発揮されているおすすめ曲は「遠恋」である。ライブでは「遠恋」の間奏で行われる二人の”バトル”が会場を熱気の渦に包み込む。

CDなどでは聴くことのできないライブのみでしか聴くことのできないオリジナルアレンジも人気の要因としてあげられる。
自身のバンドではないと言い張る”味噌汁’s”ではキャッチ―な曲調でファンを魅了している。