君たちはどう生きるか(映画) / The Boy and the Heron

君たちはどう生きるか(映画) / The Boy and the Heron

『君たちはどう生きるか』とは、義母を救うために不可思議な世界を旅する少年の姿を描いた、宮崎駿によるアニメ映画。宮崎が「これで本当に最後」と明言して制作した作品で、宣伝も無く、公式HPも無く、一切情報を隠したまま公開されるという独特の手法で話題となった。
太平洋戦争が激化する最中、牧眞人は父と共に郊外へ引っ越し、そこで叔母で新たに自身の義母となるナツコと再会。どう接すればいいのか互いに戸惑う中、ナツコはいずこかへと姿を消し、眞人は彼女を連れ戻すために謎のアオサギに導かれて異界へと旅立っていく。

haco5267のレビュー・評価・感想

君たちはどう生きるか(映画) / The Boy and the Heron
6

見返したい作品

映画館で鑑賞しました。さすがジブリなだけあって、映像が非常に綺麗で見入ってしまいました。
最初は「主人公の孤独感」や「家族に対して言葉にできない思い」を、少しづつ時間をかけて家族との信頼関係を築いていく中で「言葉」として紡いでいくことを描いたストーリーなのかなと思い、拝見していました。

ですがストーリーが展開されていくなかで、よく分からなくなっていきました。
ファンタジー要素が強くて、気持ち悪い鳥たちやその他の登場人物も多く、関係性や繋がりを整理することが難しかったです。監督が作品を通して伝えたいメッセージは何なのかを考えながら拝見していましたが、よく分からなかったです。

普通「よく分からない映画」となると「もう見たくない」となりがちなのですが、この作品に関しては全くそうは思わず、むしろ「もう一度見て理解したい」という気持ちにさせられました。よく分からず、見た人を考えさせるのが魅力なのかなとも思いました。

またゲスト声優を起用していることが作品の魅力の1つですが、聞くと素人だと分かるような演じ方をされてる方もいました。そこは違和感が満載で世界観が歪んでしまったように感じられて、残念だったかなと思いますが、全体的には良い作品だと思います。