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go-1159921234107514252343のレビュー・評価・感想

tacica
10

tacicaは何よりも"歌詞"を大切にするバンド

このアーティストは、「歌詞」や「言葉の意味」を大切にする人におすすめします。
歌の中に文学性があり、巧妙な表現があるので、何度聴いても新しい発見をすることができる。「文学」や「歌詞が深い」と聞けば、食わず嫌いをしてしまう人も多いと思います。ですが、NARUTOや宇宙兄弟、最近では「波よ聞いてくれ」などのアニメ主題歌を担当できるほどのポップさも持ち合わせています。
アニソンのような大衆に向けた曲から、個人の悲しみに寄り添うような曲まで、その幅の広さは音楽界随一といっても過言ではないでしょう。
例えば、NARUTOのOPに採用されている「New song」は、東日本大震災をイメージして作られた曲です。
サビの、「君が一番会いたい人は誰? 心の中でだけ話せる人の数は増えていく だから 強くなりたかった只」
「心の中でだけ話せる人」とは、亡くなった方かもしれませんし、離れて会えなくなった方かもしれません。普通、そんな人々を表現するとどうしても、悲しみや寂しさを想起させてしまいがちです。けれど、このように表現することで余白が残り、曲調と相まって前向きなイメージさえ持つことができるのです。
このように、tacicaの全曲といっても過言ではないほど、多くの曲が素晴らしいメロディーと感動に溢れています。
ぜひ一度、お聴きください。

危険な情事 / Fatal Attraction
8

グレン・クローズ怖い

グレン・クローズの迫真の演技が怖いです。
一夜の夜遊びのつもりで関係を持った女性に、執拗に追いかけ回される男の話です。
ストーカー系ホラーの典型で、女性がだんだん狂気じみてきて恐ろしかったです。
グレンが常軌をいっしてるのはたしかです。
でも、素敵な妻と子がいながら、浮気をする、しかもただの火遊びだと思っているマイケル・ダグラスの方が悪いんじゃねえ?と思いました。
だから、マイケルは自業自得だと思います。
でも、家族はかわいそうでした。うさぎもかわいそうです。うさぎを煮るとかやばいです。
グレンもどんどんおかしさを増して、最後のナイフで襲うところとか、もう正気を失ってるなって感じでした。
浴槽からの起き上がってくるところはホラーなみの恐ろしさでした。心臓に悪いです。
最後は男が女を殺して、夫婦で抱き合ってましたが、私なら、こんな夫許せないけどなと思いました。
妻子ある身で、浮気して、その結果、家族に怖い思いをさせています。
浮気相手を殺して、家族を守ったっていうのも、同じ女としてなんか許せません。
よくあるストーカー系の話は、何もしていないのに勝手に好きになられてとかが多い気がします。
それなら、ストーカーが殺されても気になりませんが、この話は、殺された女がかわいそうでした。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー / Avengers: Infinity War
10

シリーズの集大成、ご褒美映画

20作以上にも及ぶシリーズの作品の集大成ともいうべき映画でした。長きにわたってMCUシリーズのファンとしてしっかりと全ての作品を拝見してきた私をよろこばせる様な細かな演出が随所に潜んでおり、その演出に気づくたびに思わず声をあげてしまいました。また、映像も非常に先進的で戦闘シーンはこちらの期待を超えてかっこ良く仕上げられていました。さらにヴィランのザノスも純粋な悪ではなく、ザノス自身が信じる正義を実現すべく、まっすぐ純粋に突き進んでいたのです。そのため、憎むに憎みきれないようなキャラクター設定、ストーリー展開となっていました。そしてこの映画が何より衝撃的、かつ1つ上の次元の作品に昇華させているのは最後にザノスが自信の野望をその圧倒的強さでもって実現しているということです。その結果かつて他の映画で主役を務めていたようなキャラクターがあっけなくチリとなってしまいました。個人的に大好きであったドクターストレンジやスパイダーマンまで消えてしまい、次回作のエンドゲームは主要キャラクター半分で、状況もかなり絶望的な中、これを本当にひっくり返せるのかと不安と想像がかりたてられるばかりです。MCUシリーズの映画全てをみてからみることを強くお勧めします。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密
7

JAPANをリスペクトしている作品!

日本の文化をテーマにした海外の作品は沢山ありますが、これほどまでに日本をリスペクトして作られた作品は珍しい気がします。
「着物」や「刀」「侍」などのアイテムだけで表現せず、わびさびではありませんが日本人の精神性などがうまく盛り込まれていて、とても安心して見られます(笑)。

また、毎回個人的に「不気味だなぁ」と感じていたストップモーションアニメの特有の独特なタッチが日本と家族をテーマにしたこの作品にマッチして、この映画でしか出来ない映像美を作っているところも素敵でした。

小さいお子さんも観れる作品ですが登場人物の一つ一つの表情がかわいい中にも妖艶さが出ていて、大人の方がより楽しめる作品だと感じました。
特に普段から結末や主人公の背景の謎が最後まで分からないミステリーものを好んで観る私のような方にはオススメしたいです!
最初から、何故クボは母と一緒に最果ての島まで逃げてきたのか。
クボが折り紙を自在に操る魔法は何なのか、また何故魔法が使えるのか、作品のすべての謎や設定が、ラストスパートにかけてだんだんと明かされていくのが最高に面白かったです。

主人公のクボを守るサルとクワガタのわちゃわち感やクボを大切に想う気持ちの表現もとてもよかった。
笑って泣いて楽しめる作品です。

パラサイト 半地下の家族 / Parasite (2019 film)
8

アカデミー賞受賞作品

映画『パラサイト 半地下の家族』が、Netflixにて配信されたため視聴。
第92回アカデミー賞でアジア勢初の作品賞受賞ということだけしか知りませんでしたので、期待も何もなく見始めました。

【あらすじ】
半地下住宅に暮らす貧しい4人家族のキム一家が高台の豪邸に住むパク一家に入り込む計画を立てる。
長男の家庭教師に始まり、それぞれ身分を偽ることで4人が一人ずつ雇われていき、タイトルのパラサイト成功となる。
しかし、母親が取って代わった元家政婦によって知らされることになった地下室の存在があり、その夫がそこにずっと住んでいたという衝撃的な展開。

【感想】
設定が、貧困の家族ということで韓国版の『万引き家族』のようなストーリーを想像しておりましたが、『万引き家族』とは違った激しい展開にハラハラしながら最後まで楽しめます。
しかしながら「貧困と格差」というテーマだけではない韓国映画の雰囲気が全体に流れるなか、どのシーンをとっても深い暗さがあり、すべてにおいて悲しい気持ちになる。見終わったあとも非常に悲しい気持ちを引きずるような映画です。
韓国の現実を知らないので、これが本当の韓国の貧困層であると想像してさらに悲しくなる「しんどい」映画でした。

原田珠々華
10

音楽は君にとってのなんだ? 原田珠々華の気骨

原田珠々華はシンガーソングライターだ。
歌って踊るアイドルだった頃もあったが、その頃から原田は歌で表現することに貪欲だった。

オーディションを勝ち抜いてアイドルになったからには「何か」を持っている。その「何か」を模索するように様々な表現手段を講じては、トライ&エラーを重ねていた。
ギターを弾き語る原田の表情は明るい。カバーでなく、自分の言葉で自分の歌を歌うことで、やっとあるべき自分の生き方を見つけたみたいな意地を感じる。

『Moon Light』のような、背伸びをする様が等身大の少女の姿を想起させる歌がある。
『プレイリスト』のような、誰もが普遍的に思うであろう片想いの情景を描いた歌がある。
『山椒魚』のような、井伏鱒二を彷彿とさせる文学的な歌がある。
『ハジマリのオト』のようにシンガロングを楽しむ歌もある。特に『サイダー』はMVも含めて爽やかで、弾けていて、若さをパッケージしたような溌剌とした印象だ。
かと言って原田の武器は若さだけではない。『Fifteen』からつらなる年齢ソングは、一年毎に歳をとるという誰もが迎える節目を、一歩ずつ確実に肯定する試みだ。

さながらフラワーカンパニーズの『深夜高速』のように、年齢に刻まれていくものを、どこまで肯定し続けられるか。
弾き語りだけではなくバンド編成でのライブも行っていたり、コロナ禍でもいち早く配信ライブを行っていた対応力もある。
原田のこれからに目が離せない。