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eva25chuf9

eva25chuf9のレビュー・評価・感想

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
9

進むごとのハラハラ感

初めに視聴してみようと思ったのは、タイトルを見て惹かれるところがあったからです。
『約束のネバーランド』のネバーランドという部分は、小さい頃に夢見ていたピーターパンの世界だと想像しながら見ていたのですが、中々の独特な世界観に胸を掴まれました。
人間の世界と鬼の世界が存在し、対立し合う世界で、鬼に食べられる用の子供たちを育てる施設で生きる食幼児が主人公というところが今まで見てきたアニメにないスタイルでした。
最初は鬼に食べられることが決まっている定めを知らないまま健気に生活をしている子供たちですが、あることをきっかけに本当の自分の生きる道を知り、そしてその地からの脱走を試みるというストーリーです。
描写がホラー系で少し怖いのかな?と思っていたのですが、音とともにハラハラ感を味わいながら、一緒に冒険している気持ちになれる、そんなアニメでした。
ただ脱走しながら冒険するみたいな感じではなく、仲間との絆の大切さや、生命の尊さを感じることもでき、登場人物の子供たちに勇気や元気をもらえるような気がしました。
Season1は、今まで育ってきた施設からの脱走を描き、Season2は施設からの脱走後のストーリーが進んでいるところです。あまりアニメを見てこなかったのですが、絶賛のアニメです!

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia
10

最高

このアニメは少年ジャンプの王道を生きつつも、世界の7割が特殊な個性持ちという超人社会が舞台となっていて、今までにない設定でとても惹かれました。
さらに悪者を倒すヒーローという職業が世界を賑わせていて、誰もが憧れる存在となっていました。
しかし主人公のデクは無個性で生まれ、ヒーローには慣れないと周りから言われていました。
しかしそれでも努力し、No. 1ヒーローであるオールマイトから個性を授かり、奮闘していく姿は見ていて勇気をもらえます。
個性持ちが蔓延る社会ですので、様々な個性的なキャラクターがいます。
デクの仲間達やプロヒーロー達、さらに敵も自分だけの個性を使ってくるので、見ていて全然飽きないです。
デクはヒーロー科の高校に入学してヒーローについての実技の授業などを受けますが、その時のデクの分析と予測からの戦い方など頭脳的な戦術をするので見ていてカッコいいです。
さらに同じクラスの爆豪の爆破の攻撃や轟の氷と炎の個性など迫力満点なバトルシーンが盛り沢山でとてもかっこいいです。
ジャンプの王道である、努力、友情、勝利の3つをしっかり押さえていて、熱く慣れるシーンが多いのでアニメ、漫画のどちらも見て損はないと思います。

天気の子
9

引き込まれるような演出に鳥肌が止まらない

『君の名は』で有名な新海誠さんの作品、『天気の子』。
この映画の最大の魅力は、美しい映像とそれをさらに強調させるような挿入歌です。タイトルどうり、天気に関する描写が多いので、水たまりや、雨、空、太陽など、自然に関する映像がとても多く、美しく壮大な絵に息をのみます。また、これほどまで挿入歌の存在感がある映画は他にないと思います。映画の盛り上がりに合わせてヒートアップしていく挿入歌にかなり興奮させられました。
ヒロインである天野陽菜は天気を晴らすことができる特別な力を持った少女です。しかし、使えば使うほど彼女の体は透けて水のような状態になってしまい、映画の後半では彼女は消えてしまいます。『天気を晴らす』という行為は、その力を持つ者の犠牲によってなせることだったのです。主人公である森嶋帆高は、ヒロインである天野陽菜と出会う前に捨てられた拳銃を拾ってしまい、後々にそれが理由で警察に追われることになるのですが、消えてしまった天野陽菜を警察からなんとか逃れながら探す森嶋帆高の必死な姿がとても印象に残っています。そんな主人公を中心に、周りの登場人物も後半、大きく成長しています。主人公やヒロインだけではなく、その周りにいる登場人物たちの成長も見どころの一つだと思います。
ただ、不満や疑問が残るところとしては最終的には主人公は逮捕されるのですが、監視対象とされただけで特に刑務所に入れられることもなく普通に生活しています。実際だと拳銃保持以外にも彼自身の意志で何度か撃っているので、もう少し重たげな罪になってもよさそうだけど…という疑問はありました。映画の展開上そういう設定にするしかなかったのかなと思いますが、少し強引かと思われても仕方ないなと思います。また、森嶋帆高は、作中ずっと家出少年として生活しています。なぜそこまで家に帰りたくないのか、詳しいことには触れられておらず、伏線も特になかったので、主人公が必死に自分の力で生活しようとしている熱意に比べて少し説得力がかけているなと感じるシーンが何度かありました。
総合的に見て、私は『君の名は』より感動できる、良い作品だったのではないかと思います。隣で一緒に見ていた友人もかなり泣いていました。友人や恋人とみるのに、ぜひおすすめしたい映画だと思います。