el@el

el
el
@el
14 Articles
34 Reviews
0 Contributions
0 Likes
el

elのレビュー・評価・感想 (2/2)

薄桜鬼
10

圧巻の世界観、アニメやゲームで史実を学べる!?

薄桜鬼は、2008年にオトメイトから発売されたゲームソフトであり、瞬く間に人気に火が付き、アニメ化、映画化、舞台化、ミュージカル化と凄まじい展開を遂げているのである。
作品の舞台は、動乱の幕末。登場人物の新選組隊士とある少女の物語になっている。
そこで言いたいのは、ただの乙女ゲーム作品ではないということだ。それは歴史的背景にあるのだが、舞台が幕末ということで、ある程度その時代の知識をもっていないと単なる恋愛シュミレーションゲームとしてプレイすることになってしまう。しかし、この作品を通して幕末の時代を知っていくことで、隊士たちの生きざまや考え、人物像がより鮮明に浮かび上がってくる。それにより、もっともっと作品やキャラクターに対しての愛が深まり、のめりこんでいけるのだ。実際に薄桜鬼にはまった女性ファンが新選組が時を刻んだ聖地に足を運び、聖地めぐりなるものが盛んに行われるほど、多くの人にとって奥深い作品であることには間違いないと思う。
そして個人的には、ミュージカル化された薄桜鬼もたくさんの人に見て頂きたい。これは再現度が高いという次元を超えて、ゲームの中のキャラクターが自分たちの世界に現れたといっても過言ではないくらいの圧巻のエンターテイメントだ。
ちなみにミュージカル薄桜鬼は2012年から今現在までなおも代々続いています。是非ともこの薄桜鬼という作品に少しでも触れて頂ければ幸いです。

いきものがかり / Ikimono-gakari
10

現在は放牧中、J-POPの王道いきものがかりについて

いきものがかりは水野良樹と山下穂尊のギターの男性2人に、ボーカルの吉岡聖恵を迎えたスリーピースバンドです。バンド名の由来は水野良樹と山下穂尊が小学校の同級生で共に金魚の餌を与える生き物係をしていたことからです。1999年に結成され、一時活動休止も経て2003年にインディーズでデビュー、2006年にシングル「SAKURA」でエピックレコードジャパンよりメジャーデビューを果たしました。「SAKURA」はサビの歌詞が印象的な卒業ソングですが、デビュー曲にはかなりの精度の高さです。卒業の頃と時を経てからの心境の変化などが細やかに綴られています。
いきものがかりははじめは水野良樹、山下穂尊の2人で結成されましたが、当時は路上でゆずのカバーを歌う男性2人組が多かったため何か違うことをしようと思い立ち、高校の同級生の妹である吉岡聖恵を紹介されたことが3人組となるきっかけでした。吉岡聖恵はその後に昭和音楽大学の短期大学部を卒業していますが、テクニック重視でなくどの楽曲も情感を込めて丁寧に歌い上げています。
2009年にリリースされた「YELL」はNHK全国学校音楽コンクール中学生の部課題曲に選ばれ、翌年リリースされた「ありがとう」は2010年度上半期の朝ドラ「ゲゲゲの女房」の主題歌としてヒットし、いきものがかりは一躍幅広い年代に支持されるようになりました。2016年にはメジャーデビュー10周年を迎え、2017年1月5日の放牧宣言をもって活動を休止し現在に至っています。また活動再開される日が待たれますね。

ダークナイト / The Dark Knight
9

ヒース・レジャー渾身のジョーカーに釘付けです。

クリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズ2作目であり、全世界でヒットした映画です。
前作でバットマンとして街を守る為に戦うことを決意しましたが、今作はバットマンを辞めることに苦悩します。その理由はシリーズである宿敵ジョーカーが現れたことによります。
ジョーカーの策略により追い詰められていくバットマン、幼馴染レイチェルとの恋の行方、街に平和を取り戻す為に手を組んだ検事ハービーの最期、とストーリが濃密です。
アクションシーンもバットマンらしい道具が数々登場し、非常にスタイリッシュで爽快です。

また今作はジョーカー役であるヒース・レジャーの存在感が非常に大きいです。
今までのジョーカーとは一味違う冷徹で不気味であり、どこかコミカルな役作りは見所です。
ジョーカーを演じるに辺り、入念な役作りをしたために精神状態が不安定になってしまい今作の撮影終了後に亡くなってしまった渾身のジョーカーを是非見届けてください。
特に後半でジョーカーがボタンを押した瞬間に病院を爆発する予定がなかなか起爆せず、戸惑うシーンがあります。
面白い動きするなと思って見ていましたが、実際は機材トラブルで本当に起爆しなくてその動きはヒースのアドリブであったことを後々知りました。

ノーラン作品のバットマンは3作ありますが、ダントツで2作目のダークナイトがおすすめです。
ヒーローものとしては珍しい完全なハッピーエンドではない結末を是非観ていただきたいです。

遊戯王デュエルモンスターズGX
8

これを見て融合召喚に魅了された。

僕はこのアニメを見て、融合召喚に魅了されてしまいました。初代「遊戯王デュエルモンスターズ」の続編ですが、主人公が変わって、武藤遊戯から遊城十代にバトンタッチされました。遊城十代は、「E・HERO」というシリーズのモンスターで融合召喚を得意とする主人公でした。
舞台はデュエルアカデミアという学校での物語です。十代は最低ランクのオシリス・レッドで成績が悪い劣等生。しかしデュエルになるとちゃんとデッキを使いこなすところが素晴らしいと思いました。見所のシーンは、最終回でなんと武藤遊戯が登場する場面ですね。「ブラック・マジシャン」と「E・HEROネオス」の対決は目が離せません。ちなみに、「E・HERO」とは基本的に攻撃力はあまり高くないんですが、融合することによって攻撃力が高くなるモンスターです。本編では、十代の他にも融合召喚を使うパターンが多く、これを見たから融合という物に魅力を感じました。
僕はこれを見たから、融合という物に興味を抱くようになりました。初代からもありましたが、GXになると使うことが多くなったようでした。最近では、シンクロ召喚やエクシーズ召喚なども増えて来ましたが、どっちかというと融合が好きですね。原点からあった物でもありましたから。実際のカードゲームでは「E・HERO」のデッキがあります。特に好みのカードが「E・HEROアブソルート・ゼロ」という融合モンスターですね。たまに友人に対戦を誘われたときは、融合召喚を主に使いますね。

検察側の罪人 / KILLING FOR THE PROSECUTION
6

『検察側の罪人』を見て

原作本を読んでからの映画鑑賞でした。主役の木村拓哉さん、二宮和也くんは、最上、沖田両検事のイメージにぴぴったりだと思いました。
二宮くんはさすが演技が上手でした。特にラストシーンの慟哭は胸に来ました。木村さんは申し訳ないんですが何を演じてもキムタク。「ちょ、待てよ」はさすがになかったものの、さほど胸に迫る演技ではありませんでした。
上下巻あるという原作を、2時間ものにまとめているので、かなり端折った印象もあります。特に最上検事がなぜあの犯人に恨みを持ち、自分の立場を忘れて犯罪に手を染めていくことになるのか、そこの心理描写が物足りない気がしました。背景をもっと描き、昔の事件の状況と、その時に彼が何を思ったのをもう少し丁寧に描いてくれなければ、あの犯行に説得力が感じられません。
音尾琢真が出てきますが、この方の悪役っぷりは最近見事だと思うものの、この役が必要だったのかどうか疑問です。
私は原作を読んでいましたので、昔どういうことがあり、誰が犯人でどういうウラがあるのか、ということは理解して観ることができましたが、原作を知らない人がどれくらい理解できたのか、お尋ねしてみたいです。むしろ連続ドラマで時間をもう少しかけて映像化してほしいお話でした。

監獄学園 / プリズンスクール
8

ギリギリアウトの監獄

監獄学園と聞いて、まずどのような作品を想像するだろうか。難しい作品を思い浮かべる人も少なくないだろうと思う。しかし、この作品は一言で言えばギャグアニメだ。加えるなら、ちびっ子には絶対に見せたくない、大人が腹を抱えて笑うギャグである。
男女共学の初年に入学してしまった男子五名と、彼らを陥れようとする「裏」生徒会の攻防を主に描いた作品だ。神谷浩史演じる「キヨシ」を主人公とし、三国志オタクの「ガクト」、気は優しくて力持ちのマゾヒスト「アンドレ」たちを含む非常に濃いキャラの男子たちが、序盤で女子風呂の覗きを決行し、捕らえられるところから全ては始まる。男子高校生の悲しいサガである。
共学に断固反対の姿勢を貫く「裏」生徒会の役員たちも、自由自在にカラスを扱う会長を始め、豊満なボディを惜しげなく晒す副会長等の濃厚なキャラクターたちがこの作品のアウト感を前面に押し出している。
学校内に(何故か)存在する監獄、通称プリズンに収容されたキヨシたち五人が、厳しい監獄生活をブレイクしようと奮闘する様を、これまた豪華なキャストが演じており、馬鹿馬鹿しい青春を、見る者の笑いに変えてくれる。映画等の作品タイトルをいじったサブタイトルを見るだけで、ふっと笑みがこぼれる人もいるだろう。頭を空っぽにして笑いたいときにオススメの作品だ。

ポケットモンスター サン・ムーン / ポケモンSM / Pokémon Sun and Moon
9

ポケモン経験者も未経験者もおすすめです!

「ポケットモンスター ウルトラサン」は「ポケットモンスター ウルトラムーン」と同時発売されました。前作までと同様、主人公がポケモンと共に旅立ち、ポケモンをゲットしたり、ポケモンバトルをしたりしながら成長していくという物語です。
今回の作品は、前作に比べ、ポケモンの育成がしやすく、すぐにポケモンバトルに出せるポケモンを育成することができます。また、今まで入手が難しかった色違いポケモンも、一定の条件をそろえることである程度簡単に入手することができます。さらに、前作までしか登場しなかった幻・伝説のポケモンも、今作で登場し、捕まえることができます。今までポケットモンスターシリーズをプレイしたことがないという方にとって優しい設定になっています。
また、今までポケットモンスターシリーズをプレイしてきた人にとっても嬉しいポイントがあります。それが、ストーリークリア後の「レインボーロケット団」戦です。ここでは、ロケット団をはじめとする、歴代の悪の組織のボスとバトルをすることができます。子供のころ戦った思い出がよみがえってくること間違いなしです。ポケモン経験者も未経験者も十分に楽しむことができます。

日本以外全部沈没
4

お遊び映画です

この映画は、小松左京の名作「日本沈没」をパロディ化した筒井康隆の小説を映画化したものです。
明らかにお遊びで作られた映画なので、全体的にチープかつ安っぽい箇所が目立ちます。物語の設定もガバガバな部分も多いです。
ストーリーとしては、911テロから10年後、南北アメリカ大陸が突如として1週間で海に沈没。世界中に難民が避難し、同盟国である日本にもハリウッド俳優などが避難してきました。
ところが、その騒動が止まない内に、ユーラシア大陸が中国方面から沈没、続いてヨーロッパが沈没した。その次にはアフリカ大陸、翌日にはオーストラリア大陸が沈没し、ついに世界は日本列島だけが残ってしまったのです。
国内の人口は5倍に増え、うまい棒が20万にもなるほど食料価格は高騰。ドルやユーロは暴落し、トップレベルの生活を送っていたハリウッドスターも瞬く間に貧困層になり、その貧困層が路上にあぶれるなどの問題が多発する中での日本の動きが描かれます。
一方、一躍特権階級となった日本人の島国根性丸だしな部分が次第に露になり、外国人に対する排他的な法律が施行されることになるのです。

この映画の無駄に凄いところは、一見B級映画なのに俳優が無駄に豪華であるところです。
田所博士を演じる寺田農(同時公開の日本沈没出演依頼を断ってまで出たとか)、内閣総理大臣を演じる村野武範、防衛庁長官を演じる藤岡弘、など出てくる映画を間違えたのではないか、という方々が出演されています。
また、原作者の筒井康隆も出演されています。

何度も言いますが、この映画はあくまでもお遊び映画です。過剰な期待はせず、テキトーに楽しむのが良いかと思います。

聖剣伝説3 / TRIALS of MANA / Seiken Densetsu 3
8

スクウェア スーパーファミコン用ソフト 聖剣伝説3

1995年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたSFC用ソフトで、ジャンルはアクションRPGです。人気は今でもあり、現在もネットオークションではスーパーファミコンソフトながら最低価格が1,000円近くあり、高いものでは中古品でも5,000円近く値のつくものもあります。2017年にNintendo Switchの聖剣伝説コレクションに収録されて販売されています。
ゲームスタート時に、6人のキャラクターから主人公と仲間2人を選び、マナの枯渇に瀕する世界を救う物語です。主人公はマナの聖域からやってきたフェアリーと出会い、マナの剣を抜くために世界を回り、精霊たちと協力しながらマナの聖域にてマナの剣を抜きます。主人公によってオープニングイベントの流れと最終ボスは変わりますが、大まかなストーリーは大きく変わるわけではなく同じ流れでゲームは進んでいきます。
「クラスチェンジ」システムでキャラクターを強化することにより、独自性のあるパーティ編成を作り出すことが出来ます。各キャラクターは光タイプ、闇タイプにの戦士になりますが一度決めたら戻すことは出来ないです。
それでも工夫次第ではゲームをクリアできますので、おすすめのタイトルです。

銀魂 / Gintama
9

笑いあり涙あり!

江戸を舞台にしているので時代劇かと思いきや、ケータイやパソコンなど現代的な部分や、宇宙人(天人)のようなSFが導入されている、ごちゃまぜな世界です。
基本的には一話完結のギャグ漫画ですが、時にバトルがあったり、感動の話があったり、どれも魅力的な話ばかりです。
主人公の銀さん(坂田銀時)は強くてかっこいいのはもちろん、人情が厚く人間味があり、言葉一つひとつに学ばされることが多いです。人気ランキングで常に1位の理由がよく分かります。ただ、普段の銀さんはだらしなくて家賃を滞納するような人ですが(笑)。
銀魂の好きなところは他にもあり、例えば伏線やその回収方法です。ほんのささいな事や簡単な設定やと思いきや、後に「あれはそういう事だったのか」と驚かされることが多いです。
後は、パロディーが面白いです。ギリギリな内容ばかりですが(笑)。銀魂はアニメも放送されており、どちらもおすすめです。コミックでは作者である空知先生への質問コーナーがあり、その回答には感動や笑いなどがあるので、ぜひ読んでほしいです。
空知先生はとにかく言葉遊びのセンスが凄いと思います。また、アニメは絶妙な間や音楽が楽しめるので、こちらもおすすめです。