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catfistl1

catfistl1のレビュー・評価・感想

キングダム / KINGDOM
10

男は絶対好き

始皇帝の話。下僕の身でその立場を逆転すべく、親友漂と天下の大将軍を目指していく中華を舞台にした物語。
主人公は信。序盤に親友が秦国で起きた反乱に巻き込まれ、死んでしまう。信は、仇を早々に打ち、漂を巻き込んだ秦国王を標的にする。しかし、追手に追われている秦国王を助け、共に中華統一を目指し成長していく。信の強い意思は自信を大きく成長させ、初陣から100人将に抜擢。
その後も名だたる将軍を討ち取り、着実に武功を上げていく。最新巻では既に、将軍になり多くの仲間と共に中華統一を目指している。信を支える仲間、途中亡くなることも。そんな屈強な経験を経ても尚前に進んでいく。
自分の描いた夢、親友との約束、恩師との別れ、仲間の期待。全てを背負い、決してめげる事なく戦いに挑み勝利していく。個人的には信のマインドに心を撃たれました。周りから出来ない、諦めろと言われても負けずに結果で示していく姿は男が見てもかっこいいなと感じるものです。

男として生まれたからには、戦っていくしかない。現代社会に置いても何か行動や夢を語ると批判されてしまう。そんな中でも、結果で示していく姿を見て自分夢や目標に向かって戦っていきたいと思います。
まだ見ていない方は、暇つぶしと思って見て欲しい。男なら戦う姿に感銘を受けるはずです。

幽☆遊☆白書 / 幽遊白書 / 幽白 / Yu Yu Hakusho
8

魅力的なキャラの宝庫

"主人公の不良少年浦飯幽助が車に轢かれそうな子供を助け、自身は死んでしまう。
しかしそれがきっかけで生き返るための試練を受けたり、生き返ってからも霊界探偵として仲間とともに敵と戦う正統派、いわゆる男の子向けバトル漫画、アニメです。
練り上げられたストーリーも作品の大きな魅力ですが、もうひとつの大きな魅力に個性的なキャラの数々があります。
正義感の強い主人公「浦飯幽助」、愛と根性の戦士「桑原和真」、知的でクールな「蔵馬」、中二病全開wの「飛影」等読む人によって好みのキャラは分かれます。
モブなどは除いて、敵として登場するキャラも必ずと言っていいほど戦う理由や理念等があり、悪役なのに惹かれるものがあります。
普通の漫画でなかなか「自分より強い相手に自分を倒してもらう」為「魔界で魔族に殺される」為に計画をおこす悪役にはお目にかかれませんw

また名言も多く「伊達にあの世はみてねぇぜ!」「邪眼の力をなめるなよ!」「100%中の100%!」等数多くあり作品を知ってる方がこの記事を読めば「いやいやw、名言といえばこっちだろ?」等と議論にもなりそうなほどです。
もし、まだ読んで(アニメ視て)いない人が居たらぜひ読んでいただきハラハラするストーリー、名言、お気に入りのキャラを見つけてください。
また作品を知ってる方も久しぶりに読んでみると新たな発見があるかもしれません。それほど深い良作です。

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
9

終盤で感動させる

公開当時は「子どもだけでなく大人も感動する映画」として評価されていたが、たしかにそういう面がある。キャラクターが絵本の世界に取り込まれて、さまざまな物語(アラビアン・ナイトなど)の世界を体験していく…という全体的な流れはいかにも子ども向けなのだが、終盤に差し掛かって「ひみつのコ」の正体が判明したところから、大人も引き込まれる展開になる。もともと「すみっコぐらし」は、それぞれのキャラクターに背景があって大人も共感しながら楽しめるところがあるのだが、「ひみつのコ」の正体はそんなキャラクターたちのなかにあってもとくに「寂しい」ものだ。そしてそんな寂しい背景をもつ「ひみつのコ」に共感し、お友達になりながら、にもかかわらず最後は絵本の世界から脱出するためお別れしなければならなくなったキャラクターたちの悲壮感にまず打たれる。しかし、本当に感動的なのはその後、映画の本当に終わりのところで、現実の世界に戻ったキャラクターたちは、「ひみつのコ」をひとりにさせないために、ある仕掛けを施すのだ。心温まるとともに、それぞれが事情を抱えるキャラクターたちだからこそその優しさに至るのだろう、ということに思いを馳せて大いに泣ける作品になっている。