catchandeat@catchandeat

catchandeat
catchandeat
@catchandeat
0 Articles
4 Reviews
0 Contributions
0 Likes
catchandeat

catchandeatのレビュー・評価・感想

北斗の拳 / Fist of the North Star
10

1人の女を巡り、友達を巻き込んでの兄弟喧嘩!(笑)

暴力が支配する時代に救世主として現れた主人公、ケンシロウ。
ケンシロウは4兄弟の末っ子で誰よりも弱く気の優しい子。
兄弟は上からラオウ、トキ、ジャキがいる。
暴力の時代を抑えるために北斗神拳を伝授し、みんなを守ろうと旅にでるケンシロウ。
その中でユリアに出会い惹かれユリアを守るためにも旅をする。
だけどケンシロウの兄弟たちもまたユリアに出会い惹かれ、みんながユリアを求めてしまう。

ケンシロウ達兄弟は北斗神拳という拳法を学んできたが、反対に南斗六聖拳という拳法を学んだ人達もいて、この人達はのちにケンシロウの友達になったり敵対したり、同じようにユリアに出会い惹かれてしまう。

みんなユリアを求めるが、ユリアがケンシロウに想いを寄せていると気が付くと、諦めたり見守ったりしていく。
しかし、それでもユリアを求める人はさらってしまう。
それからが悲劇の始まり。
南斗六聖拳の使い手、シンにさらわれ、取り戻そうとやってきたケンシロウの前で崖から落ちて死んでしまうユリア。悲しみにくれるケンシロウ。

だけど本当は死んでなかったの。
ユリア守り隊の南斗五車星がひそかに助けていた。
実はユリアは南斗六聖拳、南斗最後の将だったのだ。
だからみんながユリアに惹かれてしまうのね。
最終的にはケンシロウがまたユリアに出会えたからよかったけど、それまでの間、兄弟喧嘩の度がすぎる。
みんな死ななくてもいいのに。

シド / SID
10

文学的な世界観、ヴィジュアル系バンド、シドの魅力について!

2003年にヴォーカルのマオを中心に結成。インディーズから、莫大な注目を浴びて、2008年10月にシングル「モノクロのキス」でメジャーデビューを果たす。その後、数多くのヒット曲を生み出す。
マオの甘い歌声と文学的な歌詞。アニメ『鋼の錬金術師』のエンディング曲に採用された『嘘』で、大きな注目を集めた。
2016年以降から、ソロ活動をしつつ、シドとしてのライブ公演もこなす。
結成15周年を迎えた2018年は、横浜アリーナで、アニバーサリーイヤーライブが行なわれた。さらに、同年4月に、2008年から2017年のアニメソングをまとめたベストアルバム『SIDAnime Best 2008-2017』を発表。2021年には、初の無観客配信ライブ『SID LIVE 2021〜結成記念日ライブ〜』が行なわれた。これからも、無観客ライブが主流になってくると予測する。
シドの魅力は、文学的な世界観だろう。それもそのはず、マオは歌詞に深みを増すために、日々、読書に明け暮れているらしい。それが文学的な世界を創り出すシドの世界観に繋がっているのだろう。聞いていて、シドの世界に酔いしれている。これからも、どんな音楽を創り出してくれるのか、とても楽しみだ。
またソロの曲にも注目したい。ソロでは、より深みが増していると思う。シドにも魅力はあるが、ソロには、さらにコアなファンを獲得しやすい深みがある。ぜひソロの曲も聞いてほしい。

BEASTARS / ビースターズ
8

「BEASTARS」はアニマルウェルフェアを分かりやすく子どもに伝えるツールになりえる

2018年にマンガ大賞を受賞した「BEASTARS」。
本編は完結しているが、2021年からはアニメの第二期もスタートし、さらに注目を集めた。
BEASTARSの主人公はハイイロオオカミのレゴシ。
レゴシの通う全寮制の学校が舞台を中心に物語はスタートしていく。

まず抑えておきたいのは、BEASTARSの世界観だ。
BEASTARSの中には人間が登場しない。
生活しているのは全て動物達で、肉食動物と草食動物に分けられる。
肉食動物と草食動物が、みんながベジタリアンで、同じ空間で一緒に生活している。
肉食動物が草食動物を襲うことも食べることも、最も禁忌なタブーとして、法律で裁かれるのだ。
ストーリーも大変面白く、見どころがあるのだが、私はこの草食動物と肉食動物がベジタリアンとして仲良く暮らすという世界観にまず驚かされた。
それは、今世界的に注目され、日本でも見直しが進められているアニマルウェルフェアに通じるものがあったからだ。
息子にアニマルウェルフェアが何なのか聞かれたときに、自分自身がふんわりとしか理解しておらず、分かりやすく伝えられなかったのを後悔していた。
こういうことだったのだと頭を殴られた感覚だった。
話をBEASTARSに戻そう。
この世界では肉食動物の苦しみ、草食動物の怯え、両者の葛藤がリアルに描かれる。
お互いに仲良くしたいのに、ふとした時に訪れる肉食動物の本能に、両者は歩み寄りきれないでいる世界なのだ。
そんな時、ハイイロオオカミのレゴシが恋に落ちてしまう。恋のお相手は、ウサギのハルだった。

肉食動物と草食動物の恋愛は可能なのか。
肉食動物と草食動物の共存は可能なのか?
まずは目線を合わせること、とレゴシが言っている。
私たちもそうなのではないか。
アニマルウェルフェアとはこれだ。
まずは私たち人間が、動物達の目線になること。
されたら嫌なこと、怖いこと、悲しいこと、嬉しいことは、動物という枠にとどまらず、生き物であればみんな一緒だと気づくはず。
第1巻にしてその世界観を教えてくれたBEASTARS。
中には食殺と言う怖い描写があるものの、それもまたリアルに通じるものがある。
教材のひとつとしての価値が充分にある素晴らしいマンガだ。

バンブルビー / Bumblebee
7

続編かリブートかそれが問題

「バンブルビー」は変形ロボットが世界各地でバトルを繰り広げる「トランスフォーマー」シリーズに登場する黄色いロボットキャラクター・バンブルビーと、図らずも彼と奇妙なパートナーとして陰謀に巻き込まれる少女の成長を描いたストーリーです。今作より制作がマイケル・ベイからトラヴィス・ナイトに変わり、また時代設定も前作までが近年であったのに対し「バンブルビー」は1980年代と過去の時代での出来事として語られており、それまでのストーリーと較べて矛盾が生じる部分が少なくなく後にリブート作品である事を公式に認めました。ロボットのデザインも変身元のパーツが残る様な分かりやすく、かつてのアニメーションや玩具を思わせる親しみやすいスタイルに変更されています。また、敵側の攻撃によるショックで記憶障害と機器の故障による発生不能を起こし、パートナーとしてかくまう事になる少女チャーリーとの出会いではその巨体を縮み込ませて怯えたり、初めて触れる地球の機械を壊してしまったりとコミカルな性格を見せています。しかしバンブルビーを追いかけて地球までやって来た2体の敵対するトランスフォーマーへの攻撃は容赦なく、アクロバティックなアクションと派手な爆発は健在。チャーリーも生身ながら高所からの飛び込みなど見せ場はタップリです。