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arihito_2326

arihito_2326のレビュー・評価・感想

グリーンブック / Green Book
10

黒人天才ピアニストと白人ボディーガード繰り広げた感動の実話

2019年アカデミー賞を受賞した『グリーンブック』。
黒人天才ピアニストと白人ボディーガードが繰り広げる感動の実話を、少しだけ話していきたいと思います。

黒人天才ピアニストのドクター・シャーリーが次のコンサート場に選んだのはアメリカ南部。南部地区というと、黒人差別の風習が根強く残っており、黒人が近づくには危険すぎる地域なのです。そこでシャーリーは、一流ナイトクラブのボディーガードとして高い評価を受けていた、白人のトニー・リップを自分の用心棒として雇います。

トニーは最初、シャーリーのもとで働くことに否定的でした。それはむかし、黒人は白人から奴隷のように扱われてきた歴史があり、黒人が白人を雇うことは前代未聞のことだったのです。コンサートツアーに同行することを決めたトニーは、黒人専用の宿が書かれたガイド、「グリーンブック」を手渡されます。

トニーは各会場で差別を受けるシャーリーを必死にサポートしていきます。そして、二人の間には深い友情が築かれていくのです。なぜシャーリーは自分が差別を受けてしまう場所をあえて選び、ピアノを弾こうとするのでしょうか。シャーリーには「音楽の力で人の心は変えられる」と強く信じるものがあったからです。

人との繋がりの大切さを感じさせてくれる、そんな物語です。

NARUTO / ナルト
10

NARUTOよ!熱く君を語れ

「まっすぐ、自分の言葉は曲げねぇ、それが、俺の忍道だ!!」
熱い言葉がほとばしる、これがNARUTO疾風伝だ。これでもかの大ボリュームにもかかわらず、一瞬たりとも目が離せない、手に汗握るハプニングの連続クラッシュ!その要因は、ライバルのうちは一族最後の生き残り?うちはサスケだ。一見、クールでカッコイイだけのキャラクターと思い込みやすいが、熱気ムンムン、復讐に凝り固まった悪魔のような存在だ。いつもNARUTOをうすらトンカチ呼ばわりだから、こんな奴が近くにいれば、成長しないわけがない!NARUTOは自分の中にいる九尾のキツネとともに際限なく成長し続ける。どこまで進化するのかわからないが、NARUTOよ、火影を目指して今日も激しく燃え上れ!お前は火の国の救世主だから、昔のいやな思い出からはとっとと先に抜け出して、里のみんなに認められるんだ。うちはの友人からもらった片目の写輪眼はたけカカシ先生や、5代目火影である医療忍者の綱手の弟子、幼馴染の怪力サクラ、NARUTOの師匠ドスケベ自来也も大暴れの物語である。NARUTOの活躍は、疾風伝だけではとどまらない。これからも、熱い物語は次の代まで語り継がれるだろう。

甘城ブリリアントパーク
9

そのテーマーパークが実は…。

「廃園寸前のテーマパークを救うため、神託によって選ばれたナルシスト高校生主人公が、期間内にあの手この手で来場者25万人の目標クリアを目指す。」
簡単に言うとそんな感じのストーリーの流れなのですが、
そのテーマパークが実は…。

新しい作品を視聴する際の私の判断基準の1つに
「視聴開始5分程で作品にスッと入っていけるかどうか?」
というのがあるのですが、この作品は初っ端から思いっきりやってくれました。
「ポニーテールのめっちゃ可愛い女の子がライフル構えて主人公を脅迫、デートに誘う」
とか言う意味不明のもの凄い入りかたをして、視聴開始後あっという間に引き込まれました。
登城するキャラ達も、人?生物??まで、それぞれとても魅力的で、先の読めないストーリー展開も秀逸で面白いです。
「京都アニメーション」の作画のクオリティは流石の一言で、もの凄く綺麗でとても見やすい。
適度に笑いの要素もほうり込んでくるので、一話視聴があっという間に終わってしまう感じです。
全編通して途中で中だるみする事無く、最後まで一気に観れる作品だと思います。
まだ視聴されていない方には是非視聴して頂きたい素晴らしい良作だと自信をもってオススメします!

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
8

どの世代にも心に響く家族愛

アニメ化を皮切りに大きな注目を集める鬼滅の刃
。今までアニメや漫画に興味がなかった人がハマる大きな要因の1つは、誰もが共感できる兄弟愛・家族愛にあるだろう。
主人公の竈門炭治郎が鬼になってしまった禰󠄀豆子を人間に戻すために鬼殺隊として戦うというストーリー。
炭治郎と禰󠄀豆子の強い兄弟の絆は勿論だが、登場人物一人一人が大きな想いを背負って戦っている。
特に印象深かったのは鬼殺隊の頂点・柱の1人である不死川実弥と炭治郎の同期の1人・不死川玄弥の兄弟愛だ。
実弥と玄弥が幼い頃、母親が鬼になってしまい、他の兄妹全員が食い殺されてしまった。実弥は唯一生き残った玄弥を助けるために鬼となった母親を自らの手にかける。
実弥はこの事件以来故郷を離れ、鬼を全滅させるために鬼殺隊として戦うようになった。弟玄弥は自分を助けた兄に向かって「人殺し」と叫んでしまったことを何年も後悔し、自分も兄を追って鬼殺隊に入る。
兄である実弥は弟が鬼殺隊に入ったことをよく思っておらず、やっと再会を果たしたときにも「俺に弟なんていない」と冷たく突き放す。
しかし物語終盤の無限城での戦いでは鬼と戦い殺されかける弟玄弥のもとに兄実弥が駆けつけ、代わりに鬼を征伐する。
鬼から受けた致命的な攻撃により弟は死んでしまうが、死ぬ間際に兄実弥に向かい告げる一言が涙なしで読むことはできない。
大切なものを守るために自分を犠牲にしても戦い続ける実弥と、兄には幸せになってほしいと背中を追い続ける弟のストーリーにもぜひ注目して読んでいただきたい。