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MICO0615のレビュー・評価・感想

アイアンマン / Iron Man
8

マーベルシリーズ1作目

誰もが目にした事のある『アイアンマン』シリーズの初代作。
アメリカ軍事会社スターク・インダストリーズの社長であるトニー・スターク(主人公)は、ミサイルのデモンストレーションで訪れた地でテロリストの襲撃に遭い囚われの身となる。胸に爆弾の破片が残ってしまうが、共に幽閉されていたインセン博士によって延命措置を施される。この延命措置こそが、アイアンマンの動力源である「アークリアクター」だった。
2人は、テロリストからの武器製造の命令を受け入れるふりをしながら、アイアンマンの原型であるパワードスーツを作り出し、敵地からの脱出を成功させる。
命からがら帰国したトニーは、発明した兵器が人々を傷つけていることを知り、新たなスーツの開発とともにテロ撲滅へと動き出す。

これが簡単なあらすじだが、とにかくトニー・スタークが格好いい。
ロバート・ダウニー・Jr演じるトニースタークは実業家、発明家そして億万長者のプレイボーイと誰もが羨むヒーローだ。幼い頃の憧れを凝縮したような破天荒な人物だが、超人ではなくマーベル映画では珍しい身体的には普通の一般人だ。アイアンマンの研究を重ねるシーンは近未来の発明という印象も受けるが、これがリアルに映像化されていて、メカ系が好きな人にはたまらないシーンが目白押しだろう。
マーベル映画の特徴である、「個性的な主人公」「世界観」「最新技術」「伏線」がたっぷりと盛り込まれており、マーベル屈指の名台詞に期待しながら見て欲しい傑作となっている。

探偵はBARにいる
7

アクションがパワーアップ!意外な配役もハマって楽しめる作品!

「探偵」シリーズの映画版が割とよかったので、シリーズ2も観ましたが、さらにアクションがパワーアップしていてとても楽しめる作品となっていました。

舞台は、主人公の「探偵」が行きつけのオカマBAR。そのBARでの愛されキャラが殺害されて、その事件を追うところから物語がスタートします。
シリーズ1に比べて、俳優陣もさらに豪華になっていて個性的な人物もたくさん出てくるので、物語が進むにつれて、ワクワクしてくるのが印象的です。
今作の「探偵はBARにいる2」では、狭いところ、広いところでの大人数を相手にしたアクションが見事で、「探偵」と「高田」のコンビネーションはもちろん、カメラワークも素早いので、臨場感あるアクションが楽しめました。
特に、市内を走る路面電車でのシーンは、狭い中でも細かいアクションで描かれているので、その撮影の大変さに関心して見入ってしまいました。

今回マドンナ役として尾野真千子さん演じるバイオリニストが登場するのですが、大阪弁がとてもチャーミングで、魅力的な女性を演じいるので、物語もしっくりくる演技で作品にハマっていると感じました。
最後には意外な展開や驚きの過去も丁寧に描かれているので、今回も最後までしっかり伏線が張られていて、魅了されました。北海道の美しい風景を楽しめる映画でもあるので、いつか撮影地巡りをしてみたいと思わせてくれるような魅力が詰まっていると感じました。

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- / るろ剣 / Samurai X / Rurouni Kenshin
10

映画化もされた

るろうに剣心は佐藤健が主演し、映画化もされたほど人気のまんがです。1990年代を代表する作品の1つです。
自分も当時小学生でかなりハマっていました。最初にタイトルの「るろうに」って何だ?というところに興味を持ち読み始めたのがきっかけでした。主人公の「緋村剣心」が訳ありな過去を持っていてその過去に縛られながら生きているのですが、ある女性と出会ってその過去を乗り越えようとしていきます。途中仲間も増え、一緒にその過去を乗り越えていきます。仲間や登場人物のクセもかなり強く、剣心だけでなくサブキャラが好きという人も多いです。
劇中色々な技(剣技)も出てくるのですが、新しい技を会得して実戦で使ったりしています。自分が小学生だった当時は学校でみんなで真似をして傘を持ち、結局傘を破壊して母親に叱られたこともよくありました。真似をしたくなるほどのめり込み、面白かった作品とも言えます。
中でも一番好きだったのは、剣心の仲間(ライバル)の斎藤一の牙突です。牙突の中にも壱式や弍式など種類もあり、零式と言われる牙突の中の最強の技がとても好きでした。
最後の戦いが終わった後、剣心は自分の剣を若い弥彦に譲ります。そして月日が流れていき、自分の想いや意志を後世に伝えていくような終わりがとても印象的でした。

よふかしのうた / Call of the Night
10

コトヤマ先生の最新作はちょっとエッチなよふかしコメディ!

サンデーで大人気の作者コトヤマ先生の最新作です。前作『だがしかし』が一話一話短めのショートコメディながら大ヒットをし、アニメ化もされたのはご存知の方も多いと思います。
今回の作品はもっと内容も濃く、しっかりとしたマンガとして仕上げてきました。学校にいく意味が分からなくなって夜寝られていない主人公が、とあるきっかけから吸血鬼の少女に出逢うという、なかなかそそる出だしでした。
びっくりするのが一巻は登場人物がたったの二人で展開していることです。それなのに話の筋がしっかり作られていて、どんどん引き込まれていってしまうのです。
数多くのマンガを読んできた僕ですが、今までこんな作品は読んだ事がありません。もちろんそのうちにキャラも増えてさらに楽しさを増すのでしょうが、可愛い吸血鬼・中学生の恋・夜更かしの楽しさ・毎日生きる意義などなど、気になるキーワードだらけの作品です。
キャラ作りに定評のあるコトヤマ先生ですが、前作のはっちゃけたキャラ同様に今回のキャラも良い感じに読者をひきつけます。
単にクールだったり怖かったりするだけの吸血鬼でなく、エロっぽいのに恋には初心だったりすところがまたオトコ心をくすぐります。
二巻がもうすぐ発売ということで、今から待ち遠しくて仕方ありません。

クズの本懐 / Scum's Wish
10

思春期、だけでは言い表せない思春期の心を描く漫画です

2012年から連載の始まったこの漫画、クズの本懐。2017年にはテレビアニメとしても放送され、漫画も2017年に最終回を迎えました。
主人公の花火は、同級生の麦と付き合っており、一見仲の良いカップルに見えます。ですが、実は二人にはお互い別に好きな人がおり、どちらかの恋が実れば別れる、という条件のもと付き合うカップルなのです。
主人公二人の恋の行方も見所ではありますが、その周りのキャラクターも見所の一つです。同性の花火に密かに恋するえっちゃん、幼い頃から麦と結ばれることを夢見るモカ、そして、麦の恋心に気づきながらももてあそぶ音楽教師、茜。
最終的には、花火の好きな相手である鐘井先生と麦の好きな相手である茜は付き合い、結婚することとなるのですが、そこに至るまでの花火と麦の心の動きが切なく苦しくて、読んでいて胸を締め付けられました。
花火の言葉で、「まるでその人に否定されただけで世界が終わるようなそんな気持ちにさせるのが恋だから」というものがあります。誰かに恋したことのある人であれば、共感できるのではないでしょうか。
そして最終巻で花火は麦に「麦に出会えてよかったなぁ」とつぶやきます。
花火は長年想い続けた相手を結ばれることなく終わってしまいましたが、その恋はけして無駄ではなく、大切な一つの青春であったのだと、私はそう思いました。
叶わぬ恋を経験した方ならきっとこの漫画のキャラクターの誰かしらに感情移入できてしまうと思います。甘酸っぱくはないけれど、どこにでもいる高校生のラブストーリーを楽しんでほしいです。