よふかしのうた / Call of the Night

よふかしのうた / Call of the Night

『よふかしのうた』とは、不登校の少年と吸血鬼の少女の交流を描いた、コトヤマによる日本の漫画作品。ヒップホップ・ユニット「Creepy Nuts」の楽曲『よふかしのうた』に影響を受けており、アニメ化の際にはこの曲がEDに採用された。
中学生の夜守コウは、ある日密かに夜の街へ繰り出し、そこで吸血鬼の七草ナズナと出会う。彼女の自由な生き方に憧れたコウは、ナズナに「自分を吸血鬼にしてほしい」と願う。吸血鬼が同族を作るには「相手が自分に恋をしている」必要があるらしく、2人は不器用に仲を深めていく。

MICO0615のレビュー・評価・感想

よふかしのうた / Call of the Night
10

コトヤマ先生の最新作はちょっとエッチなよふかしコメディ!

サンデーで大人気の作者コトヤマ先生の最新作です。前作『だがしかし』が一話一話短めのショートコメディながら大ヒットをし、アニメ化もされたのはご存知の方も多いと思います。
今回の作品はもっと内容も濃く、しっかりとしたマンガとして仕上げてきました。学校にいく意味が分からなくなって夜寝られていない主人公が、とあるきっかけから吸血鬼の少女に出逢うという、なかなかそそる出だしでした。
びっくりするのが一巻は登場人物がたったの二人で展開していることです。それなのに話の筋がしっかり作られていて、どんどん引き込まれていってしまうのです。
数多くのマンガを読んできた僕ですが、今までこんな作品は読んだ事がありません。もちろんそのうちにキャラも増えてさらに楽しさを増すのでしょうが、可愛い吸血鬼・中学生の恋・夜更かしの楽しさ・毎日生きる意義などなど、気になるキーワードだらけの作品です。
キャラ作りに定評のあるコトヤマ先生ですが、前作のはっちゃけたキャラ同様に今回のキャラも良い感じに読者をひきつけます。
単にクールだったり怖かったりするだけの吸血鬼でなく、エロっぽいのに恋には初心だったりすところがまたオトコ心をくすぐります。
二巻がもうすぐ発売ということで、今から待ち遠しくて仕方ありません。