マーベルシリーズ1作目
誰もが目にした事のある『アイアンマン』シリーズの初代作。
アメリカ軍事会社スターク・インダストリーズの社長であるトニー・スターク(主人公)は、ミサイルのデモンストレーションで訪れた地でテロリストの襲撃に遭い囚われの身となる。胸に爆弾の破片が残ってしまうが、共に幽閉されていたインセン博士によって延命措置を施される。この延命措置こそが、アイアンマンの動力源である「アークリアクター」だった。
2人は、テロリストからの武器製造の命令を受け入れるふりをしながら、アイアンマンの原型であるパワードスーツを作り出し、敵地からの脱出を成功させる。
命からがら帰国したトニーは、発明した兵器が人々を傷つけていることを知り、新たなスーツの開発とともにテロ撲滅へと動き出す。
これが簡単なあらすじだが、とにかくトニー・スタークが格好いい。
ロバート・ダウニー・Jr演じるトニースタークは実業家、発明家そして億万長者のプレイボーイと誰もが羨むヒーローだ。幼い頃の憧れを凝縮したような破天荒な人物だが、超人ではなくマーベル映画では珍しい身体的には普通の一般人だ。アイアンマンの研究を重ねるシーンは近未来の発明という印象も受けるが、これがリアルに映像化されていて、メカ系が好きな人にはたまらないシーンが目白押しだろう。
マーベル映画の特徴である、「個性的な主人公」「世界観」「最新技術」「伏線」がたっぷりと盛り込まれており、マーベル屈指の名台詞に期待しながら見て欲しい傑作となっている。