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DAX1のレビュー・評価・感想

カードキャプターさくら / CCさくら / Cardcaptor Sakura
10

世代を超えて愛される作品

『カードキャプターさくら』はCLAMP作の中でも有名な作品。漫画だけでなくアニメ・映画も放映されています。クロウカード編→さくらカード編→クリアカード編に進むと共にキャラクターの年齢も小学生から中学生、高校生と変わるので時間と共に成長を感じられます。
一目見ただけでは「可愛らしいアニメ」と思われがちですが、『カードキャプターさくら』(通称CC)は奥が深いのです。主人公の木之本桜を始め、李小狼など魔法を操るキャラクターがたくさん出てきます。ただ悪い魔物・敵を倒すだけではなく、主人公桜の心の中には「困っているから助けてあげなくちゃ」という思いが常に存在しています。「敵=悪いから倒さなければ」と決めつけてしまいがちですが、悪いことをしてしまう裏側にはその人が解き放てない本当の思いがあることを、桜は教えてくれるのです。このことは現実社会にも言えることであり、考えるべき事柄だと思います。
又、この作品は世代を超えた愛を語っている作品でもあります。異性愛・同性愛・年の差愛など様々な愛の形が記されており、この愛の形を否定するキャラクターが1人もいないことも魅力の1つですね。自分のことよりも相手を思いやる心を持ち、たとえ全く知らない他人だったとしても困っている人がいたらすぐに駆けつける可愛くてかっこいい素敵なキャラクターが主人公であるからこそ、この作品がより魅力的なものに感じるのだと思います。

異世界おじさん / いせおじ / Uncle from Another World
10

少し変わってる異世界系アニメ

異世界から戻ってきたおじさんが病室で目を覚ますとそこには甥のたかふみ(20歳)がいた。異世界でのおじさんの力を使い現実世界でYouTuberとしてたかふみとルームシェアすることになった。
そんな中語られるおじさんの17年間の異世界冒険譚。異世界の人はみんな容姿が整ってるらしくオークの亜種として狩られかける毎日を過ごた話や、いろいろな人と打ち解けつつも一人で冒険を続ける話など。
なぜか異世界の人たちよりも強いおじさんの魔法に隠された能力とは…。
そしてこんな見た目をして鈍感なおじさんはことごとくフラグを回収するのではなく、奇想天外な方法で無自覚に折りまくる!
そんなおじさんの人生は強烈なSEGA愛から来る哲学と記憶消去の魔法。

苦労しながらも現実世界に戻ってきたおじさんが語る異世界コメディ。少し変わった異世界ものが見たかったら是非見てほしい作品の一つだ。
絶対に「なんでだよ!」と突っ込みたくなるような作品である。
序盤はエピソード一つずつでも見れるので気軽に見始めることもでき、トータルで見ると1つにつながってるので一気見で楽しむこともできる。意外なところがフラグになっていたりもするので是非探してみてほしい。

弱虫ペダル / 弱ペダ / Yowamushi Pedal
8

仲間を信じてゴールを目指す姿がかっこいい

ロードレースというスポーツがわからない人でも読んでいくうちにはまっていく。1話からストーリーがすいすい入ってくるためすぐ見始めることができた。スポーツが苦手でアニメオタクの主人公小野田坂道がたくさんの人に出会いロードレースに挑戦する。友情に熱い漫画。普通の人ならば自分が勝ちたいという気持ちを強く持つことが多いイメージだが、「仲間のために」「役割を果たすために」主人公の坂道がロードレースに挑む姿がとてもかっこよかった。それを信じる仲間たちにも感動する。人間だれしも気が付いていないだけで「才能」があるんだと感じさせてもらった。歌いながら走る坂道を見てついつい日常生活で歌ってしまうことも!!
一人ひとりの個性豊かなキャラクターもハマっていく。ギャグ性も高く面白さもあり、仲間を信じて託すことの感動もある。漫画とアニメがあるがほとんどの話のストーリーがあっているためどちらもおすすめ。アニメでは声優さんのイケメンボイスに癒され何度も見返してしまうほど。
アニメでは1期2期3期4期5期まであり、漫画本では81巻まで出ている。実写版の弱虫ペダルの映画もあるが、実写版は話が違うため個人的にはおすすめはしない。
涙あり、笑いあり、友情ありの話。

シン・ゴジラ / Shin Godzilla
10

”ゴジラ”の存在以外すべてがリアル

子供のころから”ゴジラ”が大好きな庵野秀明監督&樋口真嗣監督がタッグを組んで、作りたい”ゴジラ”を作ったらこうなった…という超大作です。
「現実(ニッポン) 対 虚構(ゴジラ)」というキャッチコピーがそのまま全てを体現しています。
突然日本に上陸した巨大生物の存在と、それによる甚大な被害に右往左往している日本の役人・政治家、そして自衛隊の対比が鮮明で興味深く、そしてこの作中の自衛隊には現実の装備しかない、という潔い設定で、その中からどうやって活路を見出していくか、が物語の軸になっています。
その状況を引っ張る主人公の矢口蘭堂(長谷川博己)は衆議院議員から時系列的に肩書がどんどん変わり、最終的に"巨大不明生物防災担当の内閣府特命担当大臣"という役職に就きます。怪獣=巨大不明生物と戦うには役所の仕組みをクリアしていかなければ命令を下すこともできないという滑稽さが逆に笑えない、そんなシーンがさしはさまれて行き、だからこそ矢口の剛腕ぶりとその背中に背負った責任の重さが伝わってくるのです。
リアルな東京の街が無残な状態になっていくなかで、懸命にその被害を食い止め、ゴジラの息の根を止めようと奮闘するシーンはきっと庵野監督&樋口監督らがやってみたかったことをこれでもか、と盛り込んできたのだろうなという意外性のある戦術が畳みかけるように描かれており、日常でよく目にするものが意外な使われ方をしているのも笑いのツボになっています。
東京の街を知っている人も、そうでない人も、大人も子供もきっと楽しめる、『シン・ゴジラ』はそんな超娯楽特撮映画です。

サザンオールスターズ / Southern All Stars
10

心に染みるサザンオールスターズの名曲

日本人であれば「サザンオールスターズ」と言う名は必ず知っているといってもいいほどのビックバンドですよね。サザンオールスターズの曲を聴いていると「心に染みてくる」という表現がものすごく当てはまります。名曲というのはこういうものだ!と教えられているような気がします。
私が一番好きな曲は『TSUNAMI』です。TSUNAMIは2000年にリリースされた名曲で、この曲はギターで弾こうとするとコード進行が非常に複雑で難しいのです。こだわり抜かれたメロディーラインなのだなと言うのがよくわかり、心にそっと流れてくるように心地が良いです。波の音を聞いているかのようなメロディーがものすごく魅力的です。そして何と言っても歌詞がものすごく素敵で、「人は涙見せずに大人になれない」と言う2番のサビの歌詞が特に大好きです。桑田佳祐さんは一体どんな人生経験をしてきたのかとうらやなましいほど素敵な歌詞がたくさん書かれていて、いつまでも聴き続けたいですし、次の世代にも「サザンオールスターズ」と言うビックバンドの名を語り広げていきたいなと思います。まだまだ現役バリンばりのサザンオールスターズですので、これからの素敵な曲が世の中に出ることを期待して待っていたいなと思います。これからもサザンオールスターズを応援し続けます。