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9vchelsea_0216のレビュー・評価・感想

Pokémon LEGENDS アルセウス
9

「Pokémon LEGENDS アルセウス」のここがいい

ポケモンシリーズは多く出ていますが、このゲームは「アクション」という要素を取り入れた全く新しいポケモンのゲームです。
主人公はその世界の人物にたのまれてポケモン図鑑の完成を目指すのですが、ポケモンの捕まえ方が従来の「戦って弱らせてから捕まえる」以外にも、こっそり忍び寄ってからモンスターボール(ポケモンを捕まえるための道具)を投げてポケモンに当てて捕まえる、という方法を使うことができるようになりました。
そしてどう油断させて忍び寄るかをいろいろ考えたり、道具を使って捕まえたりと、従来のポケモンではできなかったことが、このゲームではできるようになりました。

そしてもう一つ、従来のゲームと違って、フィールド上にいるポケモンの中には、自発的に襲い掛かってくるものもあらわれるようになっています。ときには攻撃を繰り出してくるものもいて、その場合はアクションゲームのように回避をして攻撃をかわしながら、すきを見て戦いを挑みます。
一定の数値以上の攻撃を受けると自動的に元居た場所に戻されるため、ゲームオーバーの危険性は低いですが、持ち物がある程度はなくなってしまうため、やはり回避するにこしたことはないです。
このように、過去作のポケモンとは違い、アクションゲームのような感じで楽しめるゲームです。

すずめの戸締まり / Suzume
8

すずめの戸締りを鑑賞してのレビュー

九州の静かな町で叔母と暮らす17歳の少女(鈴芽)が高校に通学途中、一人の青年(草太)に出会います。草太のことを気になった鈴芽は、彼の後を追い廃墟にたどり着くのですが、そこにはひとつの扉がありました。手を伸ばしたところ扉の中には…このように映画は始まります。
2016年公開の大ヒット映画『君の名は。』を手掛けた新海誠監督による2022年11月から上映されている作品です。
良かったところは、東日本大震災を経験した震災孤児である鈴芽が旅を通し成長していくことを描いている点です。震災というとシリアスになり過ぎるかと心配していたのですが、キャラクター達が可愛くてコミカルな場面も多くバランスの良い作品でした。
悪かったところは鈴芽が草太を好きになった理由が、劇中でうまく表現されていないように感じたところです。鈴芽の一目ぼれとはいえ、あったばかりの青年を助けるために長い時間協力できるのだろうかと考えてしまいました。
映画を見終わり、実際に東北地方で震災に遭い突然大切な人を亡くした方が多くいると考えると胸が苦しくなったのですが、時が少しでも被災者の心を癒してくれているといいと思いました。
最後に地震という難しいテーマを扱ってはいますが、ファンタジーでわかりやすくて楽しい場面も多いので、若い人たちに観てもらい、いろいろと考察してほしいと思う映画でした。

シャドーハウス
9

独特な世界観が好きです

とても独特な世界観のある作品です。絵はとてもかわいらしく、クスッと笑えるシーンもほのぼのなシーンもあります。時折挟まれる不気味な空気がこの作品の魅力です。

まず、この世界には顔がなく真っ黒な姿のシャドー一族という一族がいます。貴族のような彼らは自分たちに顔がない代わりに彼らの顔の代わりとして「生き人形」という顔のある人間のようなものを従えています。
このシャドー様に仕える生き人形が、主人公のエミリコです。エミリコはメイドのような恰好をしたかわいい人間の女の子にみえるのですが、生き人形です。

シャドー様に仕える生き人形のエミリコは、とても明るく素直な性格で、主人であるケイトにもニコニコとはなしかけていてとってもかわいいのですが、おっちょこちょいなところもありケイトを怒らせてしまうことがあります。
シャドー様であるケイトは怒ったり不安なことがあったりすると体からすすをだして部屋を真っ黒に汚してしまいます。そのすすを綺麗にすることもエミリコの大切な仕事です。すすを綺麗にしないと「こびりつき」というお化けのようなものに変わって、生き人形の中に入り暴れまわるのです。

読み進めていくとケイトやエミリコのほかにもシャドー様や生き人形がたくさん出てきます。シャドー様側も一枚岩ではなく、内部でもめていたり足の引っ張り合いをしたり協力したりと、どんどん展開が進むので飽きずに読み進められます。何よりエミリコがかわいいです。

シャドー様って本当は何者?エミリコは本当に人形?と謎が増えていくのが面白いです。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
9

ペニーワイズが迫力ある。

最初に主人公の弟をペニーワイズが食べてしまうところから、迫力あります。血がドバドバ出て、あんな小さい子がやられるところを映すなんて、さすがR指定にしただけあるなと思いました。小説の方は子ども時代と大人時代を描いていますが、映画は子ども時代だけを描いており、それのおかげですごくまとまっていてよかったです。ペニーワイズという、よくわからない怖い怪物と対峙する子どもたちはすごいなと思うし、子ども時代の友達っぽく、絆が強くて、でもちょっとしたことで喧嘩して離れ離れになっていて、子どもの頃の友達ってこういうところあるよねって共感しました。子どもそれぞれ、怖いものも違っていて、いろんな恐怖が出てくるのがおもしろかったし、女の子のつらいことが匂わせじゃなくて、思った以上にあからさまに描いていて、すごいなと思いました。最後にペニーワイズをやっつける方法がタコ殴りという、普通の喧嘩だったのがびっくりですが、それも子どもらしい戦い方でいいと思います。最後にみんなで誓いをしていたりして、全体的にスタンドバイミーみたいな成長物語の雰囲気がありました。ホラーとしても怖くてよかったし、子ども同士の友情の話としても面白くて、おすすめの作品でした。