6qharokira@6qharokira

6qharokira
6qharokira
@6qharokira
4 Articles
5 Reviews
0 Contributions
0 Likes
6qharokira

6qharokiraのレビュー・評価・感想

今、私たちの学校は…
8

ゾンビ作品好きおすすめの『今、私たちの学校は...』

『今、私たちの学校は...』は、ゾンビ・パニック系の韓国ドラマだ。ドラマのタイトルにもなっているように、学校を舞台として高校生たちが生き残りをかけてゾンビと死闘を繰り広げる。
ゾンビ作品で重視するポイントとして、戦闘シーンもさることながら、ゾンビ自体の恐ろしさやクオリティの高さが挙げられる。この作品では、リアルでグロテスクなゾンビたちが、恐怖の唸り声で恐ろしい表情をしながら追いかけてくる。ゾンビというと足を引きずりながら、じりじりと追いかけてくるイメージを持つ人も多いと思うが、ここのゾンビはそんな優しくない。とても動きが俊敏で、生きた人間を見つけたら全速力で追いかけてきて、的確に急所を突かないとなかなか倒せないのだ。それに加えて、ゾンビがどんどん進化して、ゾンビと人間のハーフ(作品上では「ハンビ」と呼ばれる)まで登場してくる。最終的にはゾンビ全体をせん滅するために、軍が市を爆撃するという壮大なスケールになっていき、見ごたえは抜群である。
もちろんゾンビのクオリティだけでなく、ゾンビだらけの学校で共に生き抜いていく中で生まれる友情や恋愛も見どころだ。作品の中心人物となるオンジョとその幼馴染のチョンサンは、親や親友を失うつらさを経験し、絶望の中でも2人が支えあって、絆が深まっていく。
ストーリーもしっかりしているので世界観に引き込まれ、あっという間に最終話を迎えてしまう作品だ。

back number / バックナンバー
10

失恋ソングの帝王

back numberは「失恋ソングの帝王」と呼ばれている、3人組のロックバンドです。back numberの素晴らしい点は、なんといっても、切なくて胸を打つ歌詞でしょう。ここでは、切ない歌詞が含まれている曲を3つご紹介します。

『わたがし』という曲は、曲中で「好き」という言葉を使わずに、相手に恋い焦がれている気持ちを表現しています。「思いが溢れたらどうやって、どんなきっかけタイミングで、手を繋いだらいいんだろう」という歌詞からは、相手との関係を深めたい、でも嫌われたくない、という葛藤がにじみ出ています。

また、back numberの特徴の一つとして「情けなさ」が挙げられます。『スーパースターになったら』という曲では、「(君に嫌われたのは)優柔不断と口だけの二重苦がきっと決め手だった」など、男性側の情けなさが露呈しています。この他にも男性側の情けなさが感じられる曲はたくさんあります。しかしこの情けなさがあるからこそ、応援したくなるし、共感もできると思いませんか?「共感しやすい」という点もまた、back numberの魅力の一つといえます。

『黄色』という曲のMVでは、同性愛が描かれています。しかしこの曲には、「同性が好き」とはっきり言っている歌詞は含まれていません。「もしも君が今と違う顔で、もっと違った声をしていたら、こんなに苦しい思いをせずに今日を過ごしていたのかな」という歌詞が暗に同性愛を仄めかしていると捉えられそうです。あくまで少し抽象的に表現することで、多くの人に当てはまる普遍的な歌詞になっているともいえます。

はたらく細胞 / Cells at Work!
10

はたらく細胞はとてもタメになる!

『はたらく細胞』というアニメは人体で活動している『赤血球』や『白血球』などの細胞たちを擬人化したアニメです。
人の細胞の数はおよそ37兆個あると言われており、この細胞たちは体という世界で毎日24時間休むことなく元気に働いています。主に酸素を運ぶ役割を持つ赤血球、体内に潜入してきたウイルスや細菌と戦う白血球などの活躍が描かれています。
はたらく細胞の第1期の『はたらく細胞』では、『ブドウ球菌』『肺炎球菌』『スギ花粉症』などと戦う細胞たちの活躍がアクティブに描かれています。『すり傷』の回では、血小板たちの活躍から目が離せないですよ。
また、特別編では『風邪症候群』のウイルスたちと戦う白血球をはじめとする免疫細胞たちが活躍する姿が描かれています。
そして、第2期の『はたらく細胞!!』では、『たんこぶ』が出来てしまう経緯や『デング熱』にかかってしまうとどうなってしまうのか、『悪玉菌』が増えてしまうと人体の腸内はどうなってしまうのかが描かれています。そして、第1期でも描かれていた『がん細胞』に立ち向かっていく姿が描かれています。がん細胞は一度できてしまうと、再発する確率が高いと言われている病ですので、がん細胞と戦う白血球をはじめとする免疫細胞たちの活躍は必見です。
是非、興味がある方や気になった方はチェックしてみて下さい。

トイ・ストーリー4 / Toy Story 4
3

いつもの面々が

いつもの面々があまり活躍しないのが残念です。あいつらが好きなのに、新キャラばかり出されても困ります。それにボニーはもっとおもちゃ好きのキャラでした。私も子どもの頃、おもちゃ好きな方だったのですが、そういう子っておもちゃでさえ、仲間はずれにしたらかわいそうとか思うから、あんなふうにウッディだけ使わないとかしないと思います。3で、アンディはボニーならとおもちゃを託して、とても素敵なエンディングだったのに、なんでこの作品を作ったのかわかりません。本作ではウッディと仲間たちが分かれることになります。そこは泣きそうになりました。スリンキーはウッディを慕ってたし、私は犬を飼っていたので、ウッディがスリンキーを撫でているのを見るともう、、、。それにバズともいい相棒だったのに。アンディの元で出会った仲間たちが離ればなれなんて悲しいです。もちろんボーとウッディが一緒にいることはいいことなのかもしれません。離ればなれや飽きられることはおもちゃの宿命なのでしょう。でも、やっぱり、トイ・ストーリーの仲間たちにはそれがどこであれ、どこかで持ち主を持ってほしいし、みんな一緒に遊んでほしいなと思いました。なのであまり楽しくない映画でした。

わたしの幸せな結婚
10

幸せになってと願ってしまう

過酷な家庭環境の中で懸命に生きてきたヒロインの美世。たった一人の幼馴染への想いすらも無情にも砕かれる始末。まるで淡い期待も抱くなと言わんばかりの仕打ちに対して笑って諦める美世の言葉に胸が痛んでしまいます。
抗えない自分の運命と無力さに全てを諦めてしまう美世は建前として用意された縁談相手の清霞の元へ追い出されるのです。
冷酷と謳われる清霞を相手に、ただただ自分ができる事をして役立とうと考える美世。これに対し始めは噂通りの冷たさで接する清霞は次第に美世へ興味を抱き彼女を知っていこうとします。
ゆっくりと美世の歩調に合わせるかのように、清霞の気遣いは優しいのです。繊細な美世も表情に出てしまうほどに清霞の優しさが心に響きました。そんな2人の様子には読者の私も思わず微笑んでしまうほどのシーンでした。
婚約から結婚を決意する清霞はその想いをある物に込めて伝えていきます。受け止める美世は清霞の隣にいたい事を願うのです。
結婚が本格的になる手前で美世が何者かに攫われてしまい、静かに激怒する清霞は美世を助けに向かいます。
作者の人柄が出るような淡い繊細なタッチの絵柄はまさにこの作品とマッチして思わず引き込まれてしまうマンガです。
読んでいる読者も清霞の想いも美世の想いも、どちらにも共感できていつしか美世だけではなく清霞も含めた2人の幸せを願ってしまうほど。本当におすすめです。