ゾンビ作品好きおすすめの『今、私たちの学校は...』
『今、私たちの学校は...』は、ゾンビ・パニック系の韓国ドラマだ。ドラマのタイトルにもなっているように、学校を舞台として高校生たちが生き残りをかけてゾンビと死闘を繰り広げる。
ゾンビ作品で重視するポイントとして、戦闘シーンもさることながら、ゾンビ自体の恐ろしさやクオリティの高さが挙げられる。この作品では、リアルでグロテスクなゾンビたちが、恐怖の唸り声で恐ろしい表情をしながら追いかけてくる。ゾンビというと足を引きずりながら、じりじりと追いかけてくるイメージを持つ人も多いと思うが、ここのゾンビはそんな優しくない。とても動きが俊敏で、生きた人間を見つけたら全速力で追いかけてきて、的確に急所を突かないとなかなか倒せないのだ。それに加えて、ゾンビがどんどん進化して、ゾンビと人間のハーフ(作品上では「ハンビ」と呼ばれる)まで登場してくる。最終的にはゾンビ全体をせん滅するために、軍が市を爆撃するという壮大なスケールになっていき、見ごたえは抜群である。
もちろんゾンビのクオリティだけでなく、ゾンビだらけの学校で共に生き抜いていく中で生まれる友情や恋愛も見どころだ。作品の中心人物となるオンジョとその幼馴染のチョンサンは、親や親友を失うつらさを経験し、絶望の中でも2人が支えあって、絆が深まっていく。
ストーリーもしっかりしているので世界観に引き込まれ、あっという間に最終話を迎えてしまう作品だ。