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6lsm199321のレビュー・評価・感想

中森明菜
8

『スローモーション』

1982年5月1日に、『スローモーション』のシングルリリースでデビューした中森明菜。同じ年の7月に『少女A』、11月には『セカンドラブ』を続けてリリースしており、どの曲も大ヒットして彼女の代表作となります。

1982年同期のアイドルとして、松本伊代・早見優・小泉今日子・石川秀美・堀ちえみといった可愛い系のアイドルの中では、中森明菜は「アイドル」と呼ばれながらもアイドル路線から少し外れた異才の歌手です。
抜群の歌唱力と、時々世間を騒がせたアイドルらしからぬ言動がありつつも、シッカリとファンの心を掴んで離さない存在です。

歌手と言うよりシンガーと言う表現が似合う中森明菜は、1985年『ミ・アモーレ』でレコード大賞の大賞を受賞し、歌手の頂点に立ちます。
翌年には中森明菜の大ヒット曲であり、振り付けと衣裳にインパクトがあった「DESIRE -情熱-」で、1986年のあらゆる歌謡祭で賞を受賞しています。FNS歌謡祭・日本有線放送大賞上半期・日本レコード大賞などではグランプリや大賞を受賞し、またも頂点にたちました。
デビュー曲『スローモーション』から、わずか4年で少女から大人のシンガーに変貌していく中森明菜。不死鳥の様に彼女があの歌声を披露してくれる日がやってきて欲しい、そう思わせてくれるシンガーです。

あいみょん / AIMYON
9

「初恋」に疲れた時は、あいみょんの…これがオススメ!

初恋とは何か。先ずは、コレがもたらす幸福から迷い彷徨う自分の心情を、実体験をもとに淡々と語り進めてく歌詞に注目していただきたい。

初恋が得体の知れないモノとして、心の中でもがき泣いている。どうすればこの気持ちが解放されるのか。
この曲では初恋で悩みどうして良いのか分からず、ただ漠然と日々を過ごしている人や、初恋に関わらず今の恋に悩んでいる人に聴いていただきたい曲となっている。

また、自分の初恋に被せることでどこか懐かしい気持ちになれたり、どんなシーンでも聴けば心が前向きになれる仕上がりとなっている。是非、この曲を機にあいみょんの「恋」に対する世界観を知ってみてはどうだろうか。

主に恋愛や失恋の実体験をもとに、あいみょんはこれまで数多くの恋にまつわる楽曲を配信している。
その中でも「初恋が泣いている」はドライブや一人旅、自宅でお酒を嗜みながら、いつかの恋をどこか懐かしく、温かい雰囲気で思い返せるような素敵なソングとなっている。

また、どこか気持ちを後押ししてくれるような疾走感あるメロディーは、必ず聴くひとの心を引き止め、あなたも自然と鼻歌を歌っているかも。この楽曲は、ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』の主題歌にもなっており、聞く人の人生において、心に残る1曲になるのではないだろうか。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 / 俺ガイル / My Teen Romantic Comedy SNAFU
10

俺ガイル、20回以上この作品を観ても楽しめる訳

「俺ガイル」と呼ばれるアニメ、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」。
先に言っておこう。この作品はなんと言っても、理解することが非常に難しい作品である。
しかし、そこにこの作品の大きな魅力が隠れている。

主なあらすじは、主人公である高校生の比企谷八幡は友達作りに失敗して常にぼっち。
周りの、高校生活を謳歌しているリア充達をいつも陰ながら欺瞞であり悪であると考えて高校生活を送っていた。
しかし、あるきっかけで学年1美少女で有名な雪ノ下雪乃の所属する奉仕部に入ることになり、
由比ヶ浜という第3のメンバーが奉仕部に入部した後に、どちらがより人に奉仕できるかという勝負をすることになる。
と、まぁここまではあらかたよくあるストーリーなのだが、ここからが俺ガイルの面白さが始まる。

この奉仕部での活動を通して様々な人の悩みやトラブルを解決していくのだが、雪ノ下が真っ当な方法で解決を目指すのに対して、
主人公である比企谷は、斜め上からのひねくれた方法で解決していくことを目指す。
この比企谷の数々のアイデアには何度も驚かせれることになるだろう。

物語が大きく動き出すのは、高校2年の夏である。
最初は仲が悪かった比企谷と雪ノ下だが、由比ヶ浜の助けもあり徐々に距離を縮めていく。
2人には過去にあるつながりがあったことがわかり、さらに由比ヶ浜とのつながりも。
ここからこじらせた性格3人組の周囲を巻き込んだ人間関係のもつれが始まる。

比企谷の言う本物とは何か。
雪ノ下は嘘を本当につかないのか。
由比ヶ浜が優しいと言われると複雑な表情を浮かべるのはなぜか。

これらのような疑問が作中に散りばめられるのだが、答えは最後まで出てこない。
正確に言うならば、ヒントは与えられるが具体的な答えは明かされない。
これが冒頭で話した、理解することが難しい理由であり、20回観てもこの作品を楽しめる理由である。

重要な会話の場面では、具体的なことは言わず、抽象的な表現でストーリーが進んでいく。
この会話の意味はなんだろうと私たちは何度も考えることになる。
しかし、具体的に言葉にしないことにも理由があることに気づき、1人1人の行動の理由や言葉の真意に気づくたびにさらに、この作品を楽しむことができるはずだ。

そして、最後にこの作品のタイトルの意味もわかる。
ぜひ、これまで観たことない方も、観たことあるけど意味がわからなかった方もこの作品に触れてこの作品の奥深さを感じてほしい物語である。

彼らが本気で編むときは、 / Close-Knit
7

子どもが理解していく様がいい。

すごくいい話でした。子どもが最初からトランスジェンダーのことを分かってるわけでもなく、一緒に生活していくうちに理解しようとしているところがいいと思ったし、知らないことは怖かったりするから、そんなもんだよなと思いました。そして、りんこさんのことをいくら好きでも、やっぱりほんとの母親のことも捨てられなくて、好きでというのがすごくリアルです。母が変わるか否かは分からないけど、変わってくれたらいいなと切に願ってしまうラストでした。りんこさんが、とても素敵で強い女性に育ったのは、あの母親のおかげだと思います。ほんとに子どものことをありのまま受け入れていて、ブラが欲しいといったときの対応とか完璧です。私もああいう母でありたいと思いました。色々と大変な思いをしている人が出ている映画ですが、雰囲気は穏やかな感じで、見やすい映画です。りんこさんが、なんで編み物であれを作り、それを作り終えるまで戸籍は変えないのかはよく分からなかったけど、今までの性、それがどんなに違和感があり嫌なものだったとしても、へのけじめだったのかもしれません。戸籍を変えるのも大変だと聞きます。そこらへんのことはあまり詳しく描かれてなくて、それは残念でした。色々な人が出てきていて、多様性について考えさせられる映画でした。

魔王 JUVENILE REMIX
9

グラスホッパーのもととなった漫画

少し前に実写映画グラスホッパーが映画化されましたが、それのもととなった漫画が「魔王」です。
主人公安藤はその体に小さな特殊能力「腹話術」が使える。
腹話術とは自分が思ったことを他人に話させることができる能力だ。
その能力を使って敵対する組織、自警団(グラスホッパー)と戦っていくという物語です。
決して戦闘向きではない能力ですが、その能力を補うために安藤は昔テレビで見たヒーロー「マクガイバー」を参考に戦闘において常に「考察」することで自分の能力でも相手を倒す方法を見出していきます。
そんな安藤に敵が差し向けた殺し屋達が襲ってくるという物語でこの漫画の全編が終了します。
そして物語は後編に!
物語の後編は安藤の弟潤也の物語になっていきます。
潤也にも特殊能力がありますが本人もその能力には気付いておらず、ただ周りからもじゃんけんが強いと負けたことがないと言われていました。
そして弟潤也はアサガオという人物に会い自分の能力を知るのです。
それが「10分の1=1」と言うもの、潤也は10分の1の現象なら操ることができると言うものでした。
じゃんけんは相手が出す選択肢は3つなのでもちろん勝てることになります。
そして潤也はその能力を使い競馬などで金を稼ぎまくり、その稼いだ金を使って兄安藤に仕向けた殺し屋を逆に雇いグラスホッパーに立ち向かいます。
それがこの物語の見どころで、どちらも優れた能力ではなく戦闘には不向きでしかないものですが、使い方次第でどうにでもなるといったところが好きな方はいるのではないしょうか。
ぜひ読んで楽しんでください。