グラスホッパーのもととなった漫画
少し前に実写映画グラスホッパーが映画化されましたが、それのもととなった漫画が「魔王」です。
主人公安藤はその体に小さな特殊能力「腹話術」が使える。
腹話術とは自分が思ったことを他人に話させることができる能力だ。
その能力を使って敵対する組織、自警団(グラスホッパー)と戦っていくという物語です。
決して戦闘向きではない能力ですが、その能力を補うために安藤は昔テレビで見たヒーロー「マクガイバー」を参考に戦闘において常に「考察」することで自分の能力でも相手を倒す方法を見出していきます。
そんな安藤に敵が差し向けた殺し屋達が襲ってくるという物語でこの漫画の全編が終了します。
そして物語は後編に!
物語の後編は安藤の弟潤也の物語になっていきます。
潤也にも特殊能力がありますが本人もその能力には気付いておらず、ただ周りからもじゃんけんが強いと負けたことがないと言われていました。
そして弟潤也はアサガオという人物に会い自分の能力を知るのです。
それが「10分の1=1」と言うもの、潤也は10分の1の現象なら操ることができると言うものでした。
じゃんけんは相手が出す選択肢は3つなのでもちろん勝てることになります。
そして潤也はその能力を使い競馬などで金を稼ぎまくり、その稼いだ金を使って兄安藤に仕向けた殺し屋を逆に雇いグラスホッパーに立ち向かいます。
それがこの物語の見どころで、どちらも優れた能力ではなく戦闘には不向きでしかないものですが、使い方次第でどうにでもなるといったところが好きな方はいるのではないしょうか。
ぜひ読んで楽しんでください。