3vmakie@3vmakie

3vmakie
3vmakie
@3vmakie
2 Articles
4 Reviews
0 Contributions
0 Likes
3vmakie

3vmakieのレビュー・評価・感想

アオアシ
10

考える力

「サッカー漫画といえば?」と問われた際、あなたは何を思い浮かべますか。
『イナズマイレブン』や『キャプテン翼』、『ブルーロック』そういった作品が出てくるのではないでしょうか。数ある、サッカー漫画の中で、『アオアシ』という漫画は、日常生活でも使えるような気付きを与えてくれた作品です。
主人公である青井葦人は、セレクションに合格し東京のサッカーJrユースに所属。育ててくれた母親への想い。母親が葦人に対して思っていた想い。1日も早くプロになることを誓った葦人でしたが、高い高い壁にぶち当たります。見えたものを言語化するところから始まり、サッカーを知り、仲間を知る。1つ1つを乗り越えた先にあるのは挫折。挫折を乗り越え、さらなる成長を遂げる青井葦人の物語になっています。
ここでは、言語化や考え抜くこと、知らないものを吸収する力について教えられます。最初は、上手くできなくても言語化する練習をすれば、考えや見えたものを整理することができます。積み重ねれば、それは習慣になり自然とできるようになり一連の流れがより洗礼されていく。そんなことを口で言うのは簡単かもしれません。でも、『アオアシ』という作品は、青井葦人が習慣化した先を描いています。
漫画を見ながらやってみるのもありかもしれない。読んでみるだけでもためになる作品です。

ONE PIECE(2000年の映画) / One Piece (film) / One Piece: The Movie
8

「ONE PIECE」最初の映画!伝説の声優が集う贅沢なアニメ

2000年に公開の「ONE PIECE」は、シリーズ最初の映画である。仲間は10人揃っておらず、ルフィを含めると4人しかいない。ただ作品の贅沢さでいえば、大ヒット作「ONE PIECE FILM RED」といい勝負であろう。

映画を観て感じたのは、声優の豪華さ。物語のキーパーソンとなる岩蔵役を青野武が務めているのだ。青野武が演じた役を挙げればきりがないが、有名なのは「ちびまる子ちゃん」のお爺ちゃん役であろう。大御所中の大御所である。

岩蔵は、海上おでん屋の店主。海賊とは関係なく、チョイ役程度の出演だ。伝説の声優である青野武が務めるのは、本当の意味で「声優の無駄遣い」といえよう。

しかし、物語を進めていくと青野武が配役された理由がハッキリとわかる。

岩蔵の友人は、世界中の黄金を集めた大海賊ウーナンだ。ウーナン役には、野沢那智が務めている。アラン・ドロンやアル・パチーノといった、数多くの名優の吹き替えを担当した伝説の声優である。

野沢那智と対等に渡り合う役柄として青野武が配役されたのは、納得だ。ただ2人が同じ場面での共演シーンはゼロ。

胸が締め付けられるシーンもあったが、本当の宝物は黄金ではなく、冒険であるという後の「ONE PIECE」の展開を思い起こすことも描かれていた。

青の祓魔師 / 青エク / Blue Exorcist
9

青の祓魔師

「青の祓魔師(あおのエクソシスト)」は加藤和恵さんが描いた漫画です。また、この方は「ロボとうさ吉」という漫画も書いています。
「青の祓魔師」は主人公、奥村燐とその弟、奥村雪男がサタンの息子というのが衝撃的で面白いです。
そして、この2人を育てたのが藤本獅郎という神父兼最強のエストシストでした。兄の奥村燐だけがサタンの血を強く継いでいるという話で、兄のサタンの力が覚醒しないようにと面倒を見ていました。藤本獅郎から兄がサタンの息子だと教えられていた弟は小さい頃から兄を守るためにエクソシストを目指していました。そんなある日、父のように育ててくれた藤本獅郎がサタンに体を乗っ取られてしまいます。そこで、奥村燐のサタンの力を封印していた降魔剣を抜いて覚醒して迎撃します。サタンに体を乗っ取られた藤本獅郎は自決し、サタンを撃退してその場は幕を閉じます。このシーンの藤本獅郎がサタンから奥村燐を守るために自決したというところが本当にグッときました!
なんとここまでが最初の部分で初めから展開が面白くて飽きないと思います。覚醒した奥村燐もすごくかっこよく、泣けてしまいます。
藤本獅郎の死を受けて、「サタンをぶん殴る」と言い奥村燐がエクソシストを目指すことになります。ただし、人間として(サタンの力を使わず)、覚醒しないという条件で弟の奥村雪男がいる名門私立正十字学園に入学させてもらえます。そして、悪魔に困る人たちをサタンの息子の奥村燐がどんどん助けていくという話です。
サタンの血を受け継がなかったと言われていた奥村雪男が覚醒するシーンも突拍子もなく面白いので是非みて欲しいです。

銀魂 銀玉くえすと 銀さんが転職したり世界を救ったり
6

コンピューターRPG感想

2007年にニンテンドーDS用ソフトとして発売された、週刊少年ジャンプ連載の「銀魂」を原作としたコンピュータRPGソフトです。
タイトルにあるようにゲームとしては前作「かぶき町銀玉大争奪戦」にも登場した攻撃や防御に使える「銀玉」を習得していきながら3人パーティを組んでゲームを進めていく流れで、それ以外にもタイトルにあるように本作は転職の要素があり、それをRPGのジョブチェンジと掛け合わせて(笑)、職に応じてキャラクターの見た目や能力が変化する設定です(とはいえ見た目が変化しない職も多いのですが)。
ゲームは主に原作やゲームオリジナルのストーリーに沿って進行する「ストーリーモード」と全23話からなるミニストーリーが用意されている「かぶき町モード」の2種類が用意され、ストーリーモードに関しては全9話からなり、2週目以降ではすべてのキャラが最初から使用できるようになりますが、敵の強さも同時に跳ね上がるので全キャラが均等に動かせるには根気がいるかもしれません。
かぶき町モードでは前述のようにミニゲームのため、単に会話で終わるものやストーリーモード同様戦闘を行う事もあるのでどちらかと言えばキャラクターの日常を観る流れといえるかも。
発売前からバグの多さが指摘されていましたが、内容的には文字通り銀魂ファン向けの要素となっています。