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1xsoarkのレビュー・評価・感想

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

スポーツマンがの最高傑作

特殊能力や必殺技のような人間馬離れした特技があるわけでもなく、地道に練習を重ねて敗北や苦悩を経験しながら少しづず勝利をつかんでいく姿が描かれたリアルなスポーツアニメです。
スポーツアニメが苦手な人でもハイキューは面白いと思います。

主人公のチームメンバーはもちろん、ほかのチームも一人一人がとても個性的です。
身近にいそうな感じがするし憎めないキャラクターばかりで親近感が沸きます。
基本バレーボールなんですが、その中で時々笑える部分があったり、高校生らしい会話もあり、なごみます。
主人公やメインキャラクターだけではなく、先輩や試合に出られないキャラクター、他校のライバルもすごく大事に描かれていているあたりに、作者のハイキュー愛を感じます。

セリフの一つ一つをとても大事にしている感じがして、セリフに無駄がないです。
そのセリフにはたくさんの意味をとらえられるようなメッセージ性を感じます。
「負けは弱さの証明ですか?」「6人で強い方が強い」「下を向くんじゃねえ、バレーボールは上を向くスポーツだ」など、他にも挙げたらきりがないんですが、バレーボールを通じて他の事にも応用できるような励まされる名言と言っても過言ではないセリフが多くいちいち感動します。

アニメを見ても滅多に泣けない私ですが、白鳥沢戦の後半は何度見ても泣けます。
やる気がなかった月島が、バレーボールにハマる瞬間。
皆が全力を出し切ってなんとかくらいついく姿は、息をするのも忘れて見入ってしまいます。
ハイキューをさらに良いアニメにしているのは音楽だと思います。
ハイキューのイメージに本当にぴったりでかっこいいし、あまりに良いのでサウンドトラックも購入しました。

ELDEN RING / エルデンリング
8

フロム初心者にオススメ

発売前から開発者が「今作は初心者にオススメ」と発言していましたが、その通りでした。
難易度や敵の強さは今まで通りですが今回は多くのボス時に協力者を呼べたり、ほとんどの強敵との戦闘で仲間のNPCを召喚できたりします。この召喚も探索を進めていくとかなりの種類がいるのでストーリーそっちのけで集めるのも楽しいです。
システム面でも、前作等のソウル体や魔法の使用方法が難しかったり武器が壊れるということもありませんし、設定をしなければオンラインでも他のプレイヤーが侵入してくることもありませんのでそのあたりもとっつきやすいかと思います。
ストーリーは正直難しいです。漢字も読み方がわからないものや意味がわからず日常では到底使わないような難しい単語が頻出しますし、読めて理解できても結局匂わせ程度で明確にされていないようなサブストーリーなども少なくはないですが、それらについて考察するのもこのフロムシリーズの醍醐味だと思います。敵にも細かい設定があり、倒した時にドロップしたり落ちているアイテムを調べるのも面白いです。
今回はそれぞれのサブストーリーがマルチストーリーになっていることが多いので、その点は攻略サイトを見ないと正直網羅できないところがあるとは思いますが、調べて攻略していくのも面白いと個人的にはおもいます。

不滅のあなたへ / To Your Eternity
9

こんな物語を思い付くなんて!

この漫画を読んだとき、『こんな物語が思い付くなんて!!!』と感動と尊敬をしてしまいました。
もともとファンタジーを描いていた作者さんなのは知っていたのですが、この作品はファンタジーなのだろうかと思うほどリアルに引き込まれた作品です。
ある生物が地球に降り立ち、生命をなくした生き物(人間)の器に変身出来るようになる。
だんだんと言葉を覚え、人間らしくなる。
とある少女と出会い、いろいろなことに巻き込まれて行くなかで、より、人間へと近づいていく。
平和に人間として暮らし年月を過ごしていたところに、また別の生物が地球にやって来て、地球を滅ぼそうとしていることを知り、戦うようになります。
ここからはちょっとややこしくもなってくるのですが、読んでいるとどんどん引き込まれてしまうのです。
引き込まれて感情移入をしてしまう。
ファンタジーでありながら、リアルで私達に近い考え方がより入り込んでしまうのです。
昔あった人達のことを話ながら、その人に変身する。
つまりそれはその人たちが亡くなっているということなのです。
そこで私の涙腺は崩壊しました。
異世界から来た主人公が、彼らを思い、変身できてしまったことに胸を痛め、彼らを悼むのです。
ファンタジーな世界ではありますが、彼らの考えは現実世界のものと近く引き込まれてしまいます。
長いようであっという間に読めてしまう作品です。