スポーツマンがの最高傑作
特殊能力や必殺技のような人間馬離れした特技があるわけでもなく、地道に練習を重ねて敗北や苦悩を経験しながら少しづず勝利をつかんでいく姿が描かれたリアルなスポーツアニメです。
スポーツアニメが苦手な人でもハイキューは面白いと思います。
主人公のチームメンバーはもちろん、ほかのチームも一人一人がとても個性的です。
身近にいそうな感じがするし憎めないキャラクターばかりで親近感が沸きます。
基本バレーボールなんですが、その中で時々笑える部分があったり、高校生らしい会話もあり、なごみます。
主人公やメインキャラクターだけではなく、先輩や試合に出られないキャラクター、他校のライバルもすごく大事に描かれていているあたりに、作者のハイキュー愛を感じます。
セリフの一つ一つをとても大事にしている感じがして、セリフに無駄がないです。
そのセリフにはたくさんの意味をとらえられるようなメッセージ性を感じます。
「負けは弱さの証明ですか?」「6人で強い方が強い」「下を向くんじゃねえ、バレーボールは上を向くスポーツだ」など、他にも挙げたらきりがないんですが、バレーボールを通じて他の事にも応用できるような励まされる名言と言っても過言ではないセリフが多くいちいち感動します。
アニメを見ても滅多に泣けない私ですが、白鳥沢戦の後半は何度見ても泣けます。
やる気がなかった月島が、バレーボールにハマる瞬間。
皆が全力を出し切ってなんとかくらいついく姿は、息をするのも忘れて見入ってしまいます。
ハイキューをさらに良いアニメにしているのは音楽だと思います。
ハイキューのイメージに本当にぴったりでかっこいいし、あまりに良いのでサウンドトラックも購入しました。