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1qkou_maria8786のレビュー・評価・感想

L'Arc~en~Ciel / L'Arc〜en〜Ciel / ラルク アン シエル / L'Arc-en-Ciel
10

L'Arc~en~Cielの肥沃な音楽世界

皆様はL'Arc~en~Ciel(ラルクアンシエル)というバンドをご存知でしょうか?
セールス面だけではなく、音楽性の豊かさも兼ね備えたこのバンドを今回は紹介しようと思います。

1.メンバー
・hyde(Vocal)
・ken(guitar)
・tetsuya(bass)
・yukihiro(drums)
の4名で、全員が作詞作曲を行えることが特徴です。
また、メンバー全員が商業的に成功したナンバーを持っています。
例として、
・HONEY(作曲hyde)
・花葬(作曲:ken)
・READY STEADY GO(作曲:tetsuya)
・DRINK IT DOWN(作曲:yukihiro)
など、リリース年代は異なりますが全員がヒット曲を抱えているバンドは非常に珍しいです。

2.音楽性
彼らはソロアーティストでもあるのですが、その全員が全く違うルーツの音楽性を有しているため、同じバンドのメンバーとは思えないほど、各々が独自の色を帯びています。
hydeがグランジやヘヴィロックを基調としたハードな音楽性だったり、tetsuyaがポップロックをベースにした音楽性だったりとその幅の広さには舌を巻きます。
yukihiroに至っては電子音楽までカバーしているくらいですし。
それらがバンドとして還元された時に起きるバンドマジックも大きな魅力です。

3.メディアへのアプローチ
昔からL'Arc~en~Cielは広告戦略に富んだバンドで、CMや新聞広告(シングル「ミライ」リリース時)にそれが垣間見えます。
サブスクリプションの解禁やライブ終了後のプレイリストの開放など、ネットへの積極的なアプローチも行っていますし、公式YouTubeチャンネルで様々な楽曲が試聴可能なので気になった方はぜひそちらから探してみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

七人の侍
10

七人の侍

世界映画史に残る名作。時は戦国時代、ある村が毎年のように野盗に襲われ危機に瀕していた。そこで村は侍を雇い野盗退治を依頼しようと考えた。村人3人が選ばれ街に出る。出たはいいが、探し方がわからずに悩む。みんな強そうに見えるのだ。そんなとき、ある家で居直り強盗が子供を人質にとる。一人の侍が機転を利かせ子供を救い出す。それを見た村人は彼を雇う。頭の良さ、決断力、控えめな態度、どれをとってもリーダーにふさわしい。村人は彼を説得して雇うことに成功。一人が決まれば後は彼に人選を任せることが出来る。一人また一人と選ばれてゆく。一人怪しいものもいるが悪いやつではなさそうだ。七人がそろい村に帰る。ここまでで前半。一人一人の選び方がとても面白く見ていて飽きない。それぞれの侍の個性も秀逸で魅力的な面々。前半はユーモアのシーンが多く楽しめる。が、後半は緊迫感が高まり、怒涛の展開が続く。戦い方を知らない村人に戦う時の心構えを説き、戦い方を教え導く。豪雨の中でのアクションシーンの凄まじさ。一人また一人たおれていく侍たち。村人にも犠牲者が。壮絶な戦いに勝つのは、侍かそれとも野盗か。戦いの後生き残った侍がつぶやく、「勝ったのは百姓だ」と。

犬とあなたの物語 いぬのえいが
10

笑いあり涙ありで最高でした!

いきなり中尾彬さん登場!渋い感じで話が進んでいくのかと思いきや、いきなり「アキラ!アキラ!」の連発。そして中尾彬さんがコーヒー噴き出して大爆笑!いったいどんな映画なんだと、この時点でワクワクさせられました。その後も犬と飼い主の不思議でちょっと笑える関係がドカドカ出てきて、いったいこれはどんな映画なんだと。するとそこから飼い主の若年性アルツハイマーが発覚するという話になるのですが、これはちょっと微妙。このまま終わると思いきや、最後は死んだ犬の思い出を引きずる女の子の話に。この話では北乃きいちゃんと芦田愛菜ちゃんの迫真の演技が何とも言えませんでした。2人で思いっきり走り回った後の、最後の最後の芦田愛菜ちゃんのセリフ、「バニラのかけらってさぁ、バニラがわざと残したんじゃない?」「きっとさぁ、僕のこと忘れないでって言ってるんだよ!」このセリフで涙腺が一気に壊れました。映画のタイトルから、おそらくは泣かせる系の作品だとは予測していましたが、まさかここまで泣かされるとは思いませんでした。今回は脇役設定の芦田愛菜ちゃんでしたが、一番光っていましたね。本当に笑いあり涙ありで最高に楽しめる映画でした。

Fate/stay night [Unlimited Blade Works] / Fate/stay night [UBW]
9

正義の味方の意味を得る物語

ゲームブランド「TYPE-MOON」が発表した「Fate/stay night 」。その2番目の物語、所謂「UBWルート」のアニメです。
独特な世界観とキャラクター達が魅力的です。7人の魔術師が過去の偉人、英霊をサーヴァントとして呼び出し、最後の一人になるまで戦う「聖杯戦争」。この争いに巻き込まれた、魔術師としては未熟に過ぎる少年・衛宮士郎を中心に物語は展開されていきます。
衛宮士郎は過去の出来事から「正義の味方になること」に強い憧れを持っており、この聖杯戦争においてもその正義感は発揮されていきます。しかしその正義は一見正しいように見えて、酷く歪なものでした。そんな士郎と、彼を支え共に戦う少女・遠坂凛が正義とは何か、衛宮士郎という人間にとって何が良いのかを探す物語です。
シナリオも素晴らしいのですが、何といっても作画が圧倒的な美麗さを誇っています。「鬼滅の刃」を手掛けた「ufotable」がアニメーション制作をしている、と言うとしっくりくる方も多いかと思います。テレビシリーズにも関わらず毎話のように映画作品並みの丁寧で美しい映像となっています。その圧倒的クオリティから生み出される戦闘シーンは正に圧巻です。迫力たっぷりの異能力バトルを是非お楽しみください。