Dr.STONE / ドクターストーン

Dr.STONE / ドクターストーン

『Dr.STONE』とは、原作・稲垣理一郎、作画・BoichiによるSF・サバイバル漫画である。2017年から『週刊少年ジャンプ』で連載開始した。2019年に第1期が全24話でアニメ化し、2021年に第2期が放送。ある日、謎の光によって地球上の全人類が石化してしまう。長い長い時が流れ、最初に石化から目覚めたのは主人公「石神千空」で、人類が石化してから約3700年が経っていた。人類はこれまで築いてきた全文明を失うが、千空は幼馴染「大木大樹」などの仲間と共に科学によってその文明を取り戻していく。

Dr.STONE / ドクターストーンのレビュー・評価・感想 (2/2)

レビューを書く
Dr.STONE / ドクターストーン
10

2019年僕が最もワクワクしたアニメ。タイトルはDr.STONE

僕が2019年で一番ワクワクしたアニメを紹介するよ!タイトルはずばり〈Dr.STONE〉。
このアニメの何がワクワクするかって?
一言でいうと“化学が衰退した未来で主人公が一から科学文明を復活させていく”、っていうところなんだ!

物語はある日突然、地球上のすべての人類が石化してしまうところから始まる。
主人公の《千空》は偶然にも石化が解けて復活するんだけど、千空が復活したのは石化する前の時代から数千年後、文明が滅んでビルや車もない大自然のみが広がる地球だった!
千空は化学の天才で、持ち前の科学知識を使って文明が滅んだ地球《ストーンワールド》を生き抜き、石化の謎を解いて全人類を救い、かつての科学文明を復活させることを決意するんだ!

このアニメの中にはたびたび千空が「科学の力で~を作る!」って決断するシーンがある。
たとえばガラス、たとえば電球、たとえば携帯電話みたいに僕らに馴染みのあるものばかり作ったりするんだ。
いや、もうそれ化学めちゃくちゃ復活してるやん!っていうくらい段階をぶっ飛ばしていろんな物を作っていくんだけど、馴染み深いからこそ作り方を説明されたとき「へぇ~、そんな材料で作れるんだ!」と驚くことや感心することがいっぱいあるんだ!
千空が巻き起こす化学の発展を見るたびに、次は何を作るの?どうやって作るの?その材料はいったい何なの?!っていう風にどんどん化学の深みにハマっていって、めちゃくちゃワクワクしてくるんだ!

アニメDr.STONEは2019年でダントツ面白くてワクワクするアニメだから、絶対見てみて!!間違いなくハマるから!!

Dr.STONE / ドクターストーン
8

科学の力で人類200万年史を駆け抜けろ!

「その日、世界中の人間は全て、石になった」。
物語の冒頭は、いきなりそんなファンタジー全開の文言から始まる。
ある日全人類が謎の光によって石になってしまった。そんな中、石になりながらも好きな子を一途に思い続けて幾星霜。ついに石化が解けた青年大樹は、目覚めた世界で再会した親友の科学青年・千空とともに、石だらけの世界「ストーン・ワールド」を、科学の力で駆け抜ける…!
のだが、この冒頭に登場する大樹のおかげで、自分は最初の数話ほど、主人公が誰なのか完全にミスリードされてしまった。
その真の主人公、天才科学青年・千空が、文明の滅んだ世界で、たったひとりで復活するエピソードからが本格的な物語の始まりと言えるだろう。
後に千空は、この時代に生きる少女・コハクと遭遇し、原始の村を訪れる。村の「妖術使い」クロムを仲間にしたことを皮切りに、次々に仲間を増やしながら科学の発明品を作っていくさまは科学好きにはたまらない。
そして彼は大変悪い顔をする。もはや悪役である。閑話休題。
あらゆる科学の発明品で特筆すべきは、やはりエジソンの電球が出てくる話だろう。
夜、竹の繊維に初めて電気を流す直前に、千空がクロムに静かに語りかけるところからの一連の流れは、まさに感動に打ち震えるシーンだ。
この話が始まる直前から現代のことを知るメンタリスト・あさぎりげんが加わったことで、物語に心理学という新たな科学的側面が加わったことも大きい。
原始の時代で科学のあれこれがあり得ない速さで実現していく様は、本当に痛快そのものなので、是非読んで(あるいは見て)ほしい逸品だ。

Dr.STONE / ドクターストーン
9

人類の叡智を詰め込んだ作品

人類の歴史と現代の文明の偉大さを教えてくれる素晴らしい作品。冒頭は主人公の千空やその友人が在籍する高校の日常が描かれているが、その日常はあまりにも唐突に終わりを迎える。地球規模で人類が石化するという現象が起こり、そこからおよそ3700年後の文明が荒廃した世界が舞台となる。千空は幼少期から培ってきた科学の知識と天才的な頭脳で文明を3700年前のレベルまで戻すこと、全人類70億人の石化を解くこととその原因を解明することを目的として物語は進んでいく。
この作品の素晴らしいところは、わたしたちが当然だと思って疑わない身のまわりの現象やモノに対する不思議さ、偉大さについて気付かせてくれることである。例えば電球。今でこそ夜であっても明るく日中と同じように過ごすことができるが、文明が発達する前の世界では考えられないことである。そしてそんな世界の実現が叶ったのは人類が地球に誕生してから約200万年が経ってからのことである。そうした文明を科学的知識を駆使してごく短期間に再建していく様は実に壮観で、人類の偉大さを実感させられる。もし自分が幼少期にこの作品に出会っていたら、感動して身のまわりのことにもっと好奇心を持って過ごしていただろうし、多くの知識を得られた気がする。この作品に出会ってからは本などを読んで勉強しようとも思えた。また、友情や努力の大切さも再認識させてくれる。自分に子どもができたらまず触れさせたい作品。

Dr.STONE / ドクターストーン
10

新たなアニメの世界

最高。面白い。題名からして、どんな内容なのかわからなかったけれど、読んでいくうちに面白くて次から次へと読みたくなる。
現代の高校生が空が光った後に全身か石化してしまう。世界中の人間が石化している中、主人公・千空は常に意識を保ち、遙か未来に石化から解き放たれる。千空は天才科学少年だったので、あらゆる材料で実験していき、なぜ自分が石化から解き放たれたかを突き止める。そして、友人の大樹を石化から復活させることに成功する。更に、大樹が告白しようとしていた杠(ゆずりは)も復活させることができた。
そして、ライオンの群れに対抗するため最強の高校生・獅子王司を復活させるが、司は大人のいない世界を築くために石化した人類を次々と破壊していく。
千空たちは破壊を止めようと科学で対抗していくが、千空は司に殺されてしまう。しかし、首の石化が残っていたため、石化の解除による効果で生き返った。
司にはこのまま死んだと思わせて、千空は新たな人類を求めて旅にでる。新たな人類とともに科学で電気を発明したり、そこから磁石ができたりと、自然からあらゆるものができることを教えてくれる漫画である。
アニメ化もされ、現代のあらゆる便利なものが、元をたどれば自然の中にあるもので作られていたことを知ることができる、とても深くて面白い内容となっている。科学が面白いということを、見るだけで体験できる作品だ。

Dr.STONE / ドクターストーン
7

大人もハマる?!「サイエンス×サバイバル」コミック

『Dr.STONE』は週刊少年ジャンプに2017年から掲載開始され、2019年にはアニメ化した人気が高い作品です。

そんな人気漫画『Dr.STONE』の魅力を、あらすじから紹介していきます!

地球に住む全人類約70億人が、ある日突然謎の現象によって石化されてしまいます。

時は流れ3700年後、文明が滅び原始の時代に逆戻りした世界で主人公・石上千空は目覚めました。

石化中も経過していく時間を何億秒と数え続けた千空は、根っからの科学大好き高校生!

そんな科学少年・千空は1から科学の力で文明を進め、全人類を救うと決意します。

衣・食・住の基礎を1人で作り上げた千空は、幼馴染・大木大樹の復活を皮切りに科学文明を進めていきます。

増えた仲間と対立しながらも、石器時代から現代文明まで科学史200万年を駆け上がり、謎の石化現象に立ち向かう!

そんなファンタジーな内容でありながら、リアルな科学を元に進むストーリーに引き込まれます!

またジャンプ王道主人公とは一味違う、体力ミジンコ武力もからきしな高校生・千空が進めるストーリーはこれまでの漫画とは違った感覚を得られます。

年齢問わず見られる前代未聞の「サイエンス×サバイバル」コミック、是非ご注目ください!

Dr.STONE / ドクターストーン
10

これまでの少年ジャンプの主人公像を覆す異色の主人公!天才高校生によるサバイバル&クラフトファンタジー!!

『Dr.STONE』は原作「稲垣理一郎」、作画「Boichi」によって週刊少年ジャンプで連載作品です。
その内容を簡単に説明すると、ある日謎の光線によって地球上の人類全てが石化をしてしまい、これまで何千年と積み上げてきた文明が滅んでしまいます。
そうして文明が滅んだ数千年後の世界で石化が解けた主人公「石神千空」とその仲間たちが、一から再び文明を築き上げていくというサバイバル&クラフト作品です。
そんな『Dr.STONE』の魅力と言えばやはり主人公の石神千空だと思います。
この石神千空と言う人物ですが、今作品の根幹となるクラフトに欠かせない科学知識は勿論、医学、生物学、植物学などあらゆる知識を持っている天才高校生で、その知識をフル回転させて原始の世界でありながら発電所や携帯電話など現代科学の発明品を次々と作っていきます。
これだけ聞けばただの天才が唯一人で発明をしていく作品かと思われるかと思いますが、そんな事なく。
この石神千空は知識は凄いけれどその分体力は人並み以下で更に言えば器用な方ではないときています。
なのでいつも発明をする時はトライ&エラーの繰り返しとなってしまいます。
けれど、どれだけ失敗しようが決して諦めることがない姿勢こそがこの石神千空の本質であり、そんな千空だからこそたくさんの仲間が彼と一緒に行動をともにして、そうして一歩ずつ確実に文明を再興していきます。
この『Dr.STONE』ですが、週刊少年ジャンプの連載だけでなく、2019年にはテレビアニメも放送されましたので気になる方は漫画、アニメともに是非見てみてください。

Dr.STONE / ドクターストーン
9

滅亡した人類を科学で復興させる

南米で突如発生した謎の石化光線で世界中の人間は全て石になった。そして3700年後、主人公の石神千空石化が解ける。変わり果てた世界を見て、科学で全世界を復興させると誓う。しかし同様に復活した「霊長類最強の高校生」こと総合格闘技の覇者である獅子王司は、既得権益にまみれた大人を排除する選民思想を唱えて千空と対立。二人の主義主張はやがて石化後に誕生した人類、石神村の住人をも巻き込んで全面戦争に移行していく。
何も無いところから、水力発電所、車、携帯電話など地道な科学で、文明を復活させていく「努力」。科学を知らない石神村の住民たちと現代人の千空たちの「友情」。そして、最後は千空率いる科学王国と司帝国の激戦に「勝利」。石化した人類を科学で復活させるという壮大なスケールにして、内容はジャンプ三大要素を盛り込んだ王道的なストーリー。その後の千空は機帆船を製作。日本から石化の秘密を暴くため南米に向かい出航を開始した。テンポの早い進行に予想外の科学アイテム、肉体的なキャラクターの書き込みなどは多く支持を得、次にくるマンガなどでも互い評価を受け、小学館漫画賞も受賞するほどのジャンプ代表作品の一つである。

Dr.STONE / ドクターストーン
9

無から生まれる少年

人類が突然石化し世界が崩壊して石器時代と化した未来の地球。
この物語は石化から解き放たれた少年達が、様々な困難を乗り越えて成長し、イチから文明を造りあげていく発明冒険活劇ファンタジーです。
主人公の科学オタクの千空、親友で肉体派の大樹、大樹が思いをよせるユズリハ、武闘派でエリート思考の獅子王達を中心に冒険は進んでいきます。

この物語の核となるテーマは
①少年達の生き残りアドベンチャー
②千空の科学王国と獅子王のエリートグループとの対決ドラマ
③千空によるビックリ発明記
なのですが、今回は個人的に一番面白いと思った③の項目にスポットをあててみたいと思います。

発明記といっても、特筆すべきは無から有を生み出すプロセスと、取り出されたモノの意外性に尽きます。舞台は何もない石器時代です。そこから千空は核となる素材(石などの鉱物・液体など)を見つけ出し科学(法則)と自然(木や草の紐・人力)の道具をプラスして予想もしない現代のモノを造り出してしいく。それはあたかも超能力者が何もない区間から物質を取り出すのによく似た感覚です。
石器時代にもしもお菓子が食べられたら!ラーメンに舌鼓をうちコーラで喉を潤す事ができたら!眼鏡をつくって視力をなおし薬で体を癒すことができたら!電気の光で地上明るくすることができたら!なんて考えていくことが出来たらもう胸のワクワクが止まりません。この漫画はそんな無から胸のワクワクを生み出してくれるとても素晴らしい作品だと思います。