パシフィック・リム:アップライジング

パシフィック・リム:アップライジング

『パシフィック・リム:アップライジング』(原題:Pacific Rim: Uprising)とは、2018年に公開されたアメリカのSF怪獣映画。2013年に公開された映画『パシフィック・リム』の10年後が描かれた続編作品である。前作に登場したスタッカーの息子ジェイクが主人公。人が乗り込み操縦する巨大ロボット「イェーガー」と、異世界より襲来した巨大モンスター「KAIJU」の戦いが再び描かれる。監督はスティーヴン・S・デナイトが担当。主演はジョン・ボイエガが担当した。日本からは菊地凛子、新田真剣佑が出演している。

パシフィック・リム:アップライジングのレビュー・評価・感想

パシフィック・リム:アップライジング
8

大人のための怪獣、ロボット映画。面白くてあっという間に終わった感じでした。

「パシフィック・リム」の続編です。前編の10年後の世界を描きます。怪獣が現れなくなって10年、復旧が進む世界でも、怪獣対策のための巨大ロボットの製造やパイロットの訓練は続けられていた。主人公は、前作で世界を作った英雄の若き息子。優秀なロボットパイロットだったが、放蕩な生活を送っている。そんな彼が偶然出会った孤児の少女と、再び、軍籍に戻ることに。そんな中、新兵器の無人の巨大ロボット軍団が乗っ取られ、味方のはずの巨大ロボットや基地を攻撃。そして、再び現れる怪獣たち。主人公と少女たちは、残った巨大ロボットで立ち向かっていく。そんな話です。いや面白かったです。あっという間に終わった感じでした。巨大ロボットVS巨大ロボット、巨大ロボットVS怪獣のシーンは、迫力満点。見ごたえがありました。「この人、ここで死んじゃうの?」等意外性のあったストールも良かったです。
前作は、ちょっと悲壮感も漂う映画でしたが、この作品は明るい。地球滅亡の危機の映画なのですが、ちょっとお茶目なシーンや、登場人物の生き生きとした姿のためか、見ていて楽しかったです。大人のためのロボットや怪獣映画という感じです。外国からみた日本っぽさも興味深かったです。前作からの続きで登場する人物も鍵になっているので、前作から見た方が、より楽しめると思います。

パシフィック・リム:アップライジング
5

予告のかっこいい音楽はどこへ行ったのか…?

前作パシフィック・リムの続編です。続編ということで、主要メンバーも引き続き出演している…と思ったら主役だった人がいない。しかも説明ない…。あっでも菊地凛子ちゃん出てる。あっ死んじゃった…?というなかなかびっくりする序盤でした。
カイジュウを退治するためのイェーガーの機体は今作でもそれぞれに特徴があってかっこよかったです。アクションもなかなか良かったんですが、前作に比べると戦闘範囲は狭いかも。日本が非常に重要な場所で、最終決戦の地に設定されてしまいますが、ありがちななんちゃって日本でした。これはこれで楽しめるので良いです。そしてガンダムファンや怪獣映画ファンには楽しめる小ネタもいくつか仕込まれていました。
ストーリーもありがちでしたが特に破綻した感じでもなく。今作で一番びっくりしたのは新田真剣佑くんが外国作品でも普通にかっこよく見えることです。演技もちゃんとしていました。英語もさすがに堪能で自然でした。他の作品にもどんどんチャレンジしていってほしいです。
前作のデコボコ研究者コンビがとても好きだったんですが、研究に没頭しすぎて本当にカイジュウ化してしまいました。残念でしたが二人とも良い演技でした。中国の女優ジン・ティエンさんがこの映画でも大きい怪物と戦っていました(いつもでっかいなにかと戦ってるな…)。とっても綺麗で演技も素敵でしたが、この人の演じた女社長のキャラクター設定は無理がありすぎました。
パシフィックリムのテーマソングが流れた時にはとても興奮しましたが、予告で使われていたラップっぽいかっこいい音楽は全く出てきませんでした。いったいどこへ…。

パシフィック・リム:アップライジング
6

見やすくなったけど物足りなく感じてしまった…

1作目のパシフィックリムも見たのですが、前作に比べて残酷に殺されるシーンや接戦の戦闘シーンや悲鳴が少なく女性や親子・家族で見やすい作品になってしまっていたのが個人的には残念なポイント。だが、ロボットの種類が増え、メカメカしい動きや映像美は健在だったので、男性陣には受けがいいと思う。作品自体は1作目から物語が続いているので、この作品を最初に見るのはオススメしません。
監督が日本の怪獣映画に強い影響を受けて作られた作品なので、いたるところに日本のアニメや映画のオマージュがありそれを探すのが楽しかった。
特に、新世紀エヴァンゲリオンの旧映画作品で登場したエヴァ量産タイプ使徒を模した怪獣が出てきた時の迫力や、登場シーンにはアニメに近い部分があったのでぜひ探してみてほしい。物語は怪獣が出現するひずみを爆発して平和になった世界から10年後の世界を舞台にしており、怪獣ではなく人(ロボット)対人(ロボット)の対決がほとんどで、最後に少しだけ怪獣と戦う感じで作品がまとめられている。エンディング後に次回作へとつづくフラグを立てていたから、近作の評判によって次回作も作れるように考えているのだろう。
キャストには前作に登場した人が何人もいるのが見ていてうれしかった。

パシフィック・リム:アップライジング
8

タイトルなし

2018年4月13日公開のSF映画で、2013年公開のパシフィック・リムの正当な続編に当たります。
舞台は前作から10年後、怪獣が出現していた裂け目が閉じられ、地球に平穏が戻ったかと思われたが、人類を守るはずの巨大ロボット・「イエーガー」で敵対する存在が現れ、更には裂け目が再びこじ開けられ、怪獣の再出現によって新たな戦いの幕が上がるというもの。
本作では前作でできなかった要素をこれでもかと言うほど詰め込んでいる印象があり、例えば前作では夜や雨天といった暗い場所で終始戦っていて、イエーガーや怪獣の再部が判りにくかった反動から本作ではほとんど昼間で戦っていたり、最終決戦の部隊が東京となっていて(洋画なのに!)怪獣映画たるもの東京を襲ってなんぼという製作者のこだわりをひたすら感じます(笑)。
また、劇中でも10年の技術的進化という事もあり、イエーガーのアクションも前作よりスピーディーで激しいものとなり、アクション要素は前作を超えるものとなっています。
ただ、一方で前作の主要人物の扱いが一人を除いて、前作を熱心に愛するファンには複雑な心境にさせる印象があり、このあたりは好き嫌いが分かれそうな印象になりました。
とはいえ、全体的に見れば難しい理屈抜きで楽しめるバトルものとして仕上がっている印象で、ツッコミどころも多く(意図的かと)そういう楽しみ方であればアリだと思います。

パシフィック・リム:アップライジング
8

ヒーローショーを見ているようなかっこいい映画

「パシフィック・リム:アップライジング」は前作「パシフィック・リム」の続編映画。
海底から次々と現れる巨大怪獣に、兵士が2人1組で操縦する巨大ロボット・イェーガーで戦う姿を描いており、今作は前作から数年経った世界です。

この作品の一番の見どころは何といってもイェーガー!
前作から数年経っているということもあり機体の種類も増えていました。
機動力が高い機体や鞭を使う機体、3人で操縦する機体など、それぞれに特性があるのもロボ好きにはたまらない設定です。
また、イェーガーと怪獣の戦闘シーンはまるでヒーローショーを見ているような感覚になりました。
ヒーローもののお決まりである戦闘で負けそうになるシーンはもちろん、倒したかと思ったら敵が合体!巨大化!をまさかパシフィック・リムで見るとは思いませんでした。
いい大人ですが、思わず「がんばれー!イェーガー!」と言いたくなりました。

最後の戦いの舞台が日本というところも今作の見どころ。富士山や東京の街がとてもおいしい使われ方をしています。
怪獣に東京の街が襲われるシーンで登場する避難所はエヴァンゲリヲンを思い出しました。
またお台場なのかユニコーンガンダムも登場します。それも良いシーンで堂々と登場します。
ロボットアニメが好きの私にとってはニヤニヤする場面がたくさんありました。

細かい設定やなぜ?と思うところもありましたが、純粋にかっこいい楽しい映画でした。
公開初日に字幕で2回見たので次は吹替を見に行きたいと思います。