パシフィック・リム:アップライジング

パシフィック・リム:アップライジング

『パシフィック・リム:アップライジング』(原題:Pacific Rim: Uprising)とは、2018年に公開されたアメリカのSF怪獣映画。2013年に公開された映画『パシフィック・リム』の10年後が描かれた続編作品である。前作に登場したスタッカーの息子ジェイクが主人公。人が乗り込み操縦する巨大ロボット「イェーガー」と、異世界より襲来した巨大モンスター「KAIJU」の戦いが再び描かれる。監督はスティーヴン・S・デナイトが担当。主演はジョン・ボイエガが担当した。日本からは菊地凛子、新田真剣佑が出演している。

daisukekunのレビュー・評価・感想

パシフィック・リム:アップライジング
8

タイトルなし

2018年4月13日公開のSF映画で、2013年公開のパシフィック・リムの正当な続編に当たります。
舞台は前作から10年後、怪獣が出現していた裂け目が閉じられ、地球に平穏が戻ったかと思われたが、人類を守るはずの巨大ロボット・「イエーガー」で敵対する存在が現れ、更には裂け目が再びこじ開けられ、怪獣の再出現によって新たな戦いの幕が上がるというもの。
本作では前作でできなかった要素をこれでもかと言うほど詰め込んでいる印象があり、例えば前作では夜や雨天といった暗い場所で終始戦っていて、イエーガーや怪獣の再部が判りにくかった反動から本作ではほとんど昼間で戦っていたり、最終決戦の部隊が東京となっていて(洋画なのに!)怪獣映画たるもの東京を襲ってなんぼという製作者のこだわりをひたすら感じます(笑)。
また、劇中でも10年の技術的進化という事もあり、イエーガーのアクションも前作よりスピーディーで激しいものとなり、アクション要素は前作を超えるものとなっています。
ただ、一方で前作の主要人物の扱いが一人を除いて、前作を熱心に愛するファンには複雑な心境にさせる印象があり、このあたりは好き嫌いが分かれそうな印象になりました。
とはいえ、全体的に見れば難しい理屈抜きで楽しめるバトルものとして仕上がっている印象で、ツッコミどころも多く(意図的かと)そういう楽しみ方であればアリだと思います。