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ピクセルのレビュー・評価・感想

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7

ゲーム好きには

ゲーム好きにはたまらない作品です。彼らが、軍の人々にゲームを教えるところがすごくいいなと思いました。今までこんなこと役に立たないことだったけど今は違うんだってことを力説していて、自分でもこのゲームを極めても意味ないとわかっていたけど、極めずにはいられなかったというのがよく表れているセリフだと思います。
出てくるゲームはレトロなもので、私にはちょっと古かったのですが、有名どころだから知っているものでした。私よりちょっと上の人らはゲーセンでやったことのあるゲームばかりでしょう。パックマンとか、見た目もかわいいし好きなキャラなので、出てきてくれてうれしかったです。
ヒーローたちは一口にゲームオタクと言っても、それぞれ雰囲気が違ってて個性的でよかったです。昔の仲間の一人が大統領になっているというのがすごいなと思いました。なんだか、あまり支持されてない大統領で、どうして当選したかは謎でした。一人は、ゲームキャラを俺の嫁と言っている男で、ちょっとおかしな男でしたが、彼が一番幸せになっている感じでした。いいのか、それでって感じだけど、いろんな生き方、いろんな愛がありますから、それでいいと思います。
犯罪者の男は吹替版の声が神谷明さんで、ケンシロウのパロディセリフとかもあってよかったです。主演のアダムサンドラーの声は柳沢慎吾さんがしていて、ちょっとという感じです。あまり、芸能人を起用しないで欲しいです。でもまあ、そのうち気にならなくなりました。ハッピーエンドで楽しい映画でした。

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7

オタクが大活躍。

ゲームキャラが襲ってきて、それをオタク中年がやっつけるみたいな話です。ドンキーコングとか有名なゲームが出てくるというので見てみたいと思ってました。思ったよりがっつりゲームが出てくる話でした。出てくるアーケードゲームは、私よりちょっと前の世代のものなので、子どもの頃にしたなとかいう懐かしさはありませんが、よくテレビで中年芸人が話したりしているし、見ていて、知ってるゲームだと楽しく見れました。やっぱり、知ってるキャラとか出てくると面白いですね。オタクが活躍する映画はよくありますが、すごく新しいなと思ったのは、オタク仲間が大統領にまでなっていることです。これは夢があります。あんなにさえなかったのに、昔、女に相手にされなくても大丈夫なのねと思いました。まあ、あまりいい大統領ではなく、幼馴染で子供のようにキャキャしているような人でしたが、、、。でも、こういう友人関係いいなあと思いました。ゲームを利用して襲ってくる異星人というのも新しいです。実際にこんなことがあったら、俺も征伐に参加したいと思う人も多いと思います。私はからきしゲームができないので、とてもできませんが、それでもちょっと挑戦したいなと思ってしまいました。

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7

アーケードゲーム愛に溢れる作品

2015年に公開されたアメリカ映画で、宇宙人が地球侵略のためにクラッシクアーケードゲームのキャラクターを兵器化し、それを8年代に少年時代を過ごしたゲームオタク達が迎え撃つというなんともぶっ飛んだ内容のストーリーが展開される、コメディタッチなSFアクション大作です。
82年にNASAが地球外生命体への友好の印として、当時のアーケードゲームの映像を収録したメッセージを送るが、それを宇宙人が侵略と誤認してしまう。宇宙人はアーケードゲームのキャラクターをモデルに兵器化し、地球は窮地に陥る。奇しくもゲームキャラクターに対抗できるのがゲームの攻略法を熟知したゲームオタク達「アーケーダー」というなんともオタク賛歌映画になっています(笑)。
前述のゲームキャラクターも「パックマン」に「ギャラガ」「ドンキーコング」と一世を風靡したキャラクター達がハリウッドのVFXで全力で映像化され、主人公達の前に立ち塞がる絵面がかなり壮絶で(笑)、特にパックマンの下りは怪獣映画のようなスケールになっていて、また、「パックマン」や「センティピード」、「ドンキーコング」に至ってはゲーム画面も再現するこだわりぶりが半端ない(笑)。地球人に対してルール付きのゲーム勝負を挑む宇宙人が妙に律儀ですが(笑)、一見トンデモ映画ですが、作り手のアーケードゲーム愛に溢れる作品になっています。

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8

タイトルなし

2015年に公開された映画「ピクセル」は、1982年にゲーム大会に出場した少年たちが30年の時を経て宇宙人たちからの侵略から地球を守るといった映画です。
82年に行われたゲームの大会映像を宇宙に流したところ、それを見た宇宙人たちが地球人を攻撃的であると考え、地球侵略に乗り出してくるといった内容で、宇宙人には軍事兵器での攻撃は一切通用せず、ゲームキャラを模した電子的攻撃でしか対抗できません。その宇宙人たちとの対決で地球の運命がどうなるか決まるという内容でした。

私が特に好きなのはパックマンでの対決シーンであり、ゲーム大会で活躍した3人がモンスター役となり、パックマンを車で追いかける場面です。ただ追いかけるだけではなく、パックマンの反撃もあり、3人の頭脳プレイが見られたところもよかったです。
少し残念なところは登場するゲームがかなり古い点で、いくつかの作品は見たこともなかったのでゲームのルールが最初は把握できませんでした。なので、もう少し新しいゲームで対決してもよかったかもしれません。ゲームが題材となった映画はいくつかありましたが、ゲームのキャラと人間が対決するという作品は今までなかったように感じます。斬新さを感じられるこの作品をぜひ見てください。

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8

ゲーム好きには堪らない

パックマンやスペースインベーダー等の、昔ながらの日本のゲームをモチーフとしたアドベンチャー映画です。
ゲームキャラクターたちに成りすましたエイリアンが、地球上にいる人類を侵略しようとゲームを仕掛けてくるところが面白いです。大都会のビルの隙間を、巨大なパックマンが追いかけてくるシーンは迫力があります。8ビット調のゲームキャラクターたちが現実世界で動き回る映像は見ものです。
自分がゲームの世界に入り込めたらと思う子ども心をくすぐる映画だと思います。子どもだけではなく、大人も世界観に入り込むことの出来る物語になっているところが凄いと思いました。子どもの頃、アーケードゲーマーだった主人公のアンソニーや、ゲームが大好きな男たちがゲームキャラクターたちと繰り広げる攻防戦が面白いです。普段では理解が得にくいゲーマーというものが、世界を救う為に必要になるというところに大きなロマンを感じました。ラスボス感のある強くて難しいドンキーコングは、ゲームをしたことの無い私でも興味をそそられ、実際にプレイしてみたいと思いました。物語にはヒロインもいて、一見頼りなさそうな主人公との関わりも楽しむことが出来る作品です。

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8

80年代カルチャーが地球を襲う⁉

今や映画を始めとする映像に欠かせないコンピューターグラフィックス(CG)。その表現は、もはや現実と想像の境目をあやふやにして、私たちを異世界空間に誘ってくれます。しかし、もし私たちを夢中にさせた80年代のゲームのキャラクターが、2015年の現在に現れ、現実世界を侵略してきたら…⁉ 「PIXEL」はまさにそんなお話です。
1982年にNASAが宇宙に向けてメッセージを発信した時に、同時に送られたゲームのグラフィックを受信した地球外生命体がメッセージを宣戦布告と誤解。数十年の時を経て、密かに先制攻撃を開始します。全く解決の糸口がつかめないまま、アメリカ軍基地がなすすべなく大敗。支持率低下を危惧した大統領ウィルはかつての友人・サムが子供の頃アーケードゲームの大会で準優勝したことを思い出し協力を仰ぎますが、サムはどこか消極的。そこでウィルは現在脱税の罪で投獄されているゲーム大会の優勝者・エディを引っ張り出し、ゲームオタクによる攻撃ユニット・アーケーダーズを設立し地球各地に現れるゲームをクリアする為かつての腕前を披露します。その中でサムが軍隊すら翻弄されたゲームキャラの行動パターンを完璧に読み、全滅させると立場が逆転し軍の施設は異星人攻略の為のゲームセンターと化します。初めは衝突していた軍の女性兵士・ヴァイオレットとも次第に仲良くなり、また徐々に異星人の侵略に対するルールも分かってきます。それは「残機制」つまり昔のゲームのごとく、スタートした時点で自分の保有する機体に制限があるということなのです。3機の内既に2機はこちら側の負け、残るはあと1機のみ。あまりにも理不尽なルールのように感じますが何故かそのままお話は進行します。巨大な敵の母艦にわざと吸い込まれ内部から全てを破壊する作戦を行いますが、そこに現れるのはサムが子供の頃の大会で優勝出来なかったゲーム・ドンキーコングの鉄骨ステージが実物大で待っていたのです!果たしてサムは子供の頃からのトラウマを克服出来るのでしょうか?

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4

期待外れ

この映画は巨大化したパックマンが宇宙からやってきて街を破壊するというストーリーとなっています。私もSFが好きなので「この発想は面白そうだ!」と思い、それに私の大好きな俳優、アダム・サンドラーが主演ということもあり、かなり期待して映画館へ足を運んだのを覚えています。

予告を見たことのある方ならわかるかと思いますが、宣伝では「ピコピコ・オタクが地球を救う」というものでした。しかし、宣伝が誇大広告だったせいか内容は正直いまいちでした。かなり期待して映画館へ足を運んだので、さらに気分が落ち込みました。個人的にはアダム・サンドラーの主演作の中でも一番面白くなかったと思っています。

実際に「パックマン」をやって子どもの頃遊んでいた一部の大人からしたら普通に楽しいともいますし、現代の一部(レトロゲーム好き)子どもも楽しめるかとは思いますが、映画が好きで毎週必ずいろんな映画を観ているという方にはオススメはしません。
もっとはっきりと言いますと、よく映画のキャッチコピーで使われるような「家族で楽しめ、デートにも!ファミリーSF超大作!」では間違いなくありません。

私は、アダム・サンドラーの出演している映画は全部面白いと思っていますが、今作は期待を悪い意味で裏切られる形となりました。