ピクセル

ピクセル

『ピクセル』は2015年7月24日に公開されたアメリカの映画。監督はクリス・コロンバス、主演はアダム・サンドラーが務める。原作はパトリック・ジャンが監督を務めた2010年の短編映画『ピクセル』。
「ヴォルーラ星人」と地球人の戦いを描いた作品で、「ヴォルーラ星人」が映像を基にゲームのキャラクターを実体化させ攻撃してくる点が特徴的。ゲームのキャラクターとして、『パックマン』『ギャラガ』『ドンキーコング』といったクラシックアーケードゲームのキャラクターが数多く登場する。
ゲームのキャラクターと現実の人間が戦うという斬新な内容だったが、第36回ゴールデンラズベリー賞の最低作品賞などにノミネートされてしまった。

alex759898のレビュー・評価・感想

ピクセル
8

ゲーム好きには堪らない

パックマンやスペースインベーダー等の、昔ながらの日本のゲームをモチーフとしたアドベンチャー映画です。
ゲームキャラクターたちに成りすましたエイリアンが、地球上にいる人類を侵略しようとゲームを仕掛けてくるところが面白いです。大都会のビルの隙間を、巨大なパックマンが追いかけてくるシーンは迫力があります。8ビット調のゲームキャラクターたちが現実世界で動き回る映像は見ものです。
自分がゲームの世界に入り込めたらと思う子ども心をくすぐる映画だと思います。子どもだけではなく、大人も世界観に入り込むことの出来る物語になっているところが凄いと思いました。子どもの頃、アーケードゲーマーだった主人公のアンソニーや、ゲームが大好きな男たちがゲームキャラクターたちと繰り広げる攻防戦が面白いです。普段では理解が得にくいゲーマーというものが、世界を救う為に必要になるというところに大きなロマンを感じました。ラスボス感のある強くて難しいドンキーコングは、ゲームをしたことの無い私でも興味をそそられ、実際にプレイしてみたいと思いました。物語にはヒロインもいて、一見頼りなさそうな主人公との関わりも楽しむことが出来る作品です。