幼少期に読んだ本がきっかけで、英雄に憧れる少年の活躍を描くファンタジー。
舞台は「迷宮都市オラリオ」、そしてこの街には謎の塔「ダンジョン」が存在し、この世界では、西洋や東洋などの神話として伝わる神々が、娯楽を求めて下界に降りてきた、というシナリオを元に展開される。
神は、この世界に住む、ヒューマン・パルーム・アマゾネス・ドワーフといった種族と契約を交わすことで、「神の恩恵(ファルナ)」を与える。神の恩恵により、戦闘での経験値からのステータス上昇やランクアップが可能になる。また、同一の神と契約した人々で構成される集団を「眷属(ファミリア)」と呼ぶ。
以下 ネタバレ有
物語は、ダンジョンを探索中に、上位モンスターであるミノタウロスに襲われる主人公「ベル・クラネル」が、オラリオ屈指の腕を持つ美少女「アイズ・ヴァレンシュタイン」に助けられ、一目惚れするという描写から始まる。この一目惚れこそが、今後のストーリー展開に密接に関係していく。
主人公ベルは、冒険者になるという目標を元にオラリオへやってくるも、誰からも相手にされなかった。そこに1人の女神が手を差し伸べた。その女神の名は「ヘスティア」。これにより、ベルは冒険者になることができたのであった。
ベルがアイズに一目惚れをした日の夜、女神ヘスティアはベルにあるスキルが目覚めたことを知る。「情景一途(リアリス・フレーゼ)」というもので、このスキルの発現により、ベルの成長速度が途轍もなく早くなっていく。アイズへの憧れや思いがベルを突き動かすのである。
今後のストーリーでは、ベルが自身の成長を重ねつつ、問題を抱える人を助けていく「英雄」の象徴としてベルが描かれていく訳だが、この作品の視聴者としては、幼少期にウルトラマンやスーパー戦隊に憧れた人には大変響く作品である。是非一度参照してみてはいかがだろうか。