ダンまちの良さ
ダンまちの良さは、一つに主人公が魅力的であることです。
初めて入ったダンジョンで、いきなりの難敵に出会い、それを別の冒険者に助けられて、そのひとに憧れていく。
主人公のベルは、助けてくれた冒険者 アイズ ヴァレンシュタインに恋心をもっていくのだが、アイズの同じ仲間であるベートという獣人に馬鹿にされた言葉を、酒場で聞いてしまっても、心が折れずに努力する姿が、可愛くてかっこいいという二つの要素を持っています
そのベルを助ける、神様と呼ばれるヘスティアもまた素晴らしい。
愛くるしくて、なおかつ強靭な意思も持っている、上司にしたい心の持ち主。
そして、ベルがほれるアイズ ヴァレンシュタインは頼れるのに、少し天然という愛されキャラ。
あと作者の大森 藤ノさんの戦闘の描写も、頭の中で展開されていき、手に汗握ります。
物語の展開も、何気ないところから問題に巻き込まれていくベルが、流されそうになっても自分の意志で立ち向かっていく姿のベルに感動します。
アイズが助けてくれた、モンスターのケンタウロスと戦うベルの姿は誰が読んでも、感動間違いなしです。
イラストレーターのヤスダズズヒトさんの絵も、ベルの頼りない雰囲気を見事に絵にしてくれています。
是非とも一度は読んでほしい作品です。