仲間たちと作り上げたギルドで異世界を征服する物語
小説が原作の『オーバーロード』というアニメ作品のレビューです。舞台はAI技術や科学の発展した近未来の日本となっており、意識をゲーム世界にリンクさせることのできる時代です。そういったゲームの1つに『ユグドラシル』というものがあり、主人公はその『ユグドラシル』のサービス最終日にログインをしていました。主人公は仲間たちと切磋琢磨しながら時間とお金を注ぎ込み、自身のギルドである「アインズ・ウール・ゴウン」を作り上げました。ライバルギルドとの抗争や、レアアイテムの捜索など、充実した青春のような時を過ごしたゲームでした。しかし、かつては賑わいを見せていた『ユグドラシル』でしたが、次世代ゲームの台頭やギルドメンバーのリアルでの環境の変化などにより当時の勢いは失われ、最終日にログインしてギルドに集まったのは主人公を含め2名だけでした。ギルドマスターとしてサービス終了を待つ主人公モモンガでしたが、サービス終了と同時に、ギルドごと異世界に飛ばされてしまいました。ありえないことに混乱するモモンガでしたが、自我を持たないはずのギルドのNPCとコミュニケーションが取れたり、ギルド周辺に見たこともない国々が存在していたりと、徐々に理解していきます。さらに転移後の世界では、自身を含む「アインズ・ウール・ゴウン」のメンバーの強さが桁違いであることが判明し、かつての仲間たちと作ったギルドで世界征服を企むのでした。ギルドの圧倒的強者感や、モモンガと部下のNPCとの親子のような関係性を楽しむ作品です。