オーバーロード / Overlord

オーバーロード / Overlord

『オーバーロード』(Overlord)は、丸山くがね原作のWEB小説『オーバーロード』のアニメ作品。サービス終了間近のDMMO「ユグドラシル」で、一人サービス終了の時を惜しみながら待っているが、時間になっても強制ログアウトが行われず、異世界に転移しまった上に自作の強力なNPC達が意志を持って動き出す。時には救世し、時には目的の為に侵略行為も厭わない、異世界ダークファンタジー。

ryouanのレビュー・評価・感想

オーバーロード / Overlord
8

王道こそ正義

「なろう系」と呼ばれる、主人公が異世界(ゲームの世界)に転生する王道作品でした。しかし、主人公が骸骨の時点でびっくりしました。ダークファンタジーかと思いましたが、主人公が最強でスカッとしました。
それに加えて主人公がただ強いだけでなく、主人公を慕う仲間(主人公と主人公の知り合いが作成したキャラ)が6人いて、キャラ1人1人が立っています。

仲間たちの主人公に対する気持ちは愛や、好きな上司に対するようなものです。その気持ちが主人公とずれて思ってもない方向へとずれていきますが、それが見る側にとってたまりませんでした。
主人公への気持ちは異世界の世界征服へと変貌して、主人公を戸惑わせる事となります。それでも主人公は仲間達を自分の子供の様に愛していた為、それに応えようと必死に一般人でありながら行動を起こします。見る側からすれば、その行動は愛おしく感じました。

ストーリーも所々考えさせられる部分はありましたが難しい物ではなく、普段アニメを全く見ない・知らない人でも見やすい物に感じました。
ただアニメの作画で、1期の最後には同じパターンの作画がループする所があります。上級者の方にとっては不快な部分は所々見られるので、満点ではありません。しかし、とても面白い作品なので見てほしいです。