リアルを再前提に置いたラストアポカリプス作品
SIEファースト、ノーティードッグよりリリースされた終末物作品。
パンデミックで謎の菌類が発生してアメリカが崩壊しかけていた。
画面や操作感は他にもあるTPSで徹底的なリアルさを重視して作られている。
ご都合を一切排除したような演出、雰囲気は普段の生活感を消す様な揺さぶり、一瞬の人生を体感できる。
システムも多少RPG要素があって成長できて、
難易度設定もあるので腕前に自信がない人でも多少の介入はある。
リアル描写でグロテスクなシーンが非常に多いものの、
他の海外作品と比べて操作感が良く戦闘時以外はもっさりしていてもボタン入力の反応が良い。
アイテムを回収するモーションは他作品を超える程のクオリティ。
悪い点はやはりゲーム性の部分でとにかく遊べるところが少なく、
演出は良いもののそこに頼り過ぎた出来栄えのみで質量が見え隠れする。
海外が重要視する映画的作法だけでゲーム性のバリエーションもあまり多いとは言えず、
開始から終了まで探索と戦闘だけで終わる。
工作や敵の種類も少なめでクリアまで10時間かかるかどうか、
そこから後もおまけ要素がないのでリプレイ性が低い。
ボリュームに期待せずにそこそこの時間で終わらせたい方ならおすすめ。