おくりびと

おくりびと

『おくりびと』 とは、滝田洋二郎が監督を務めた日本の映画である。主演の本木雅弘が、青木新門著『納棺夫日記』を読み感銘を受け、青木新門に直談判し映画化の許可を得た。共演者には山崎努、余貴美子、広末涼子らがいる。チェロ奏者の男が楽団の解散を機に、妻を連れて山形に帰郷し、納棺師の見習いとして働き始める。死について向き合う主人公を通して様々な生と愛のカタチを描く人間ドラマである。

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おくりびとのレビュー・評価・感想

おくりびと
10

「旅立ち」の意味

山形を舞台とした超有名作品です。
「生きる意味と旅立つ意味」をテーマに扱っています。
小林大吾役の本木雅弘さん、妻の広末涼子さん、上司役の山崎努さん等、豪華メンバーがキャスティングされています。

主人公小林は、山形の実家に戻り、手に職をつけるためにとある求人票を手に取ります。
そこには「旅立ちのお手伝いをします」という見出しが。
なんとなしに応募してみると、そこは葬儀社でした。
小林は困惑しながらも色んな方の「お見送り」をしていき、だんだんとその姿も板についてきます。
でも広末涼子が演じる妻に葬儀社で働く納棺師であることを小林は言えませんでした。
妻には旅行会社では働いていると嘘をついていましたが、妻が小林の納棺の記録ビデオを見てしまい、出て行ってしまいますが、そのタイミングで子供を身籠ったことが発覚。
小林の元へ戻ってきます。

そんなある日、小林の実の父が死んでしまいます。
実の父と再会し、自らその旅立ちのお支度をする小林。
それまで涙ひとつ流さなかった小林。
父の納棺を終えてようやく涙を流す小林を見て、妻は驚くととともに、ずっと小林が抱えていた葛藤が一つ和らいだのかもしれないと安堵した表情がとても素敵です。

死は別れではない。新たな起点に立つということを教えてくれます。
永遠の眠りについた体に、納棺師は死化粧をして生前の温もりを与えます。
小林のチェロ演奏も素敵です。
その楽曲を久石譲さんが手がけており、映画のテーマとなっている「生きる意味」と「旅立ち」を彩っています。
死は一般的には忌み嫌われ、遠い場所にあるものであるように感じますが、この作品は死には美しい側面があることを教えてくれます。

おくりびと
8

号泣してしまった。

おくりびとの仕事がよくわかりました。身近の人と死に別れるのってどんなにつらいだろうと思います。真ん中ら辺で思春期の娘さんのいる家の奥さんの葬儀の話がありましたが、そこで号泣でした。たしかに、お母さんのいつもの顔を見たいし、急に死が現実味を帯びることってあると思います。だから、急に泣き崩れたのかなと思うと、とても悲しくなりました。
主人公の奥さんは最初、彼の仕事を嫌がっていて、汚らわしいと言っていたけど、そんなにいやだろうかと思っちゃいました。まあ、今までの仕事と違いすぎるし、それに今の世の中より、葬儀の裏側とかおくりびとというものが世に知れ渡ってない世の中だったのかもしれません。それに、人の死を待っている、そんな面はある仕事だから、嫌って人もいるかもと思いました。でも、そんなことを言われた主人公はかわいそうでしたし、そんなことを言っちゃった妻のかわいそうでした。
妻役は広末涼子さんだったのですが、とてもきれいだし、ちょっと悲し気な顔が似合ってました。主人公が就職した会社の人たちはどこかあっけらかんとしていて、他人事というか、いい意味で距離が保ててる感じで、葬儀の仕事にぴったりという感じでした。役者の好きな役者がたくさん出ていたし、お気に入りの作品です。

おくりびと
9

人の死をテーマとした、深く考えさせられるストーリー

おくりびとは、2008年に公開された邦画です。一人の納棺師という職業をテーマに人間模様が描かれた映画です。この物語の主人公は失業したチェロ奏者の大悟という男性です。大悟は妻とともに故郷の山形に戻ります。そこで、大悟は新しい職場を探しますが、「旅のお手伝い」と描かれた求人広告を見つけ、てっきり旅行代理店だと思って面接に行きます。面接にはあっさりと受かりましたが、実はその会社は葬儀社だったのです。その業務内容は納棺で、いわゆる「おくりびと」の仕事だったのです。仕事内容に戸惑う大悟でしたが、社長である佐々木の熱意に押されて入社することを決めます。最初は妻には仕事内容は内緒だったのですが、ある日妻にバレ妻は実家に帰ってしまうのです。
しかし、妻はしばらくすると戻ります。それは、彼女の中に大悟の赤ちゃんができたからです。ある日、大悟は友人の母を納棺しますが、その様子を見ていた妻は、夫の仕事に対して理解してくれます。
そんな時、長い間行方不明であった大悟の父が、死んだという知らせが届きます。亡くなった父のもとを訪れると、地元の葬儀屋の死体に対する扱いが悪いことに憤りを覚え、自ら納棺する決意をします。亡き父に対して納棺の儀をする大悟の目には、涙が浮かんでいました。