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号泣してしまった。
おくりびとの仕事がよくわかりました。身近の人と死に別れるのってどんなにつらいだろうと思います。真ん中ら辺で思春期の娘さんのいる家の奥さんの葬儀の話がありましたが、そこで号泣でした。たしかに、お母さんのいつもの顔を見たいし、急に死が現実味を帯びることってあると思います。だから、急に泣き崩れたのかなと思うと、とても悲しくなりました。
主人公の奥さんは最初、彼の仕事を嫌がっていて、汚らわしいと言っていたけど、そんなにいやだろうかと思っちゃいました。まあ、今までの仕事と違いすぎるし、それに今の世の中より、葬儀の裏側とかおくりびとというものが世に知れ渡ってない世の中だったのかもしれません。それに、人の死を待っている、そんな面はある仕事だから、嫌って人もいるかもと思いました。でも、そんなことを言われた主人公はかわいそうでしたし、そんなことを言っちゃった妻のかわいそうでした。
妻役は広末涼子さんだったのですが、とてもきれいだし、ちょっと悲し気な顔が似合ってました。主人公が就職した会社の人たちはどこかあっけらかんとしていて、他人事というか、いい意味で距離が保ててる感じで、葬儀の仕事にぴったりという感じでした。役者の好きな役者がたくさん出ていたし、お気に入りの作品です。