テニスの王子様 / テニプリ / The Prince of Tennis / 新テニスの王子様

テニスの王子様 / テニプリ / The Prince of Tennis / 新テニスの王子様

許斐剛によって1999年から2008年まで週刊少年ジャンプにて連載された漫画及びアニメ、映画、ゲーム作品。ミュージカル化もされている。さらに2009年から第2シリーズとして『新テニスの王子様』としてジャンプスクエアにて連載再開された。中学校の部活動テニスを題材にした作品。テニスの名門校に入学した越前リョーマはテニス部に入部し様々なタイプの選手と対戦しながら団体戦での全国大会優勝を目指す。

テニスの王子様 / テニプリ / The Prince of Tennis / 新テニスの王子様のレビュー・評価・感想 (2/2)

テニスの王子様 / テニプリ / The Prince of Tennis / 新テニスの王子様
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ネタも豊富な王子様!

巷ではテニヌ(超次元テニスのようなもの)として有名なテニスの王子様ですが、枕投げをやりすぎて叱られるという中学生らしい部分が垣間見えたりするシーンや、乾汁と呼ばれるとんでもない味の飲み物を作り出して、それを罰ゲームとして使用し、それに恐怖する男子中学生たちは、正しく男の子という感じで、とても可愛いと感じました。
一方で、テニヌらしく人の骨まで透けて見通して隙をつけるようになったり、テニスコートのネットを炎上させたり、乗馬しながらテニスをしたりするなど、物語の展開が全く分からない作品となっており、とても面白い仕上がりで、飽きることなく楽しめる作品だと思います。

まず1つとして、序盤の方の新テニスの王子様でシングルスで負けた人たちが、黒ジャージを着て革命を起こす場面はとてもかっこいいシーンなので必見です!そして、その後に出てくる主人公、越前リョーマの兄、越前リョーガとの再会、そして平等院鳳凰との関係、どれも目が離せない展開となっています。アニメの放送は革命を少しした部分で終わっており、それ以上はOVAで補完されているので、気になった方は是非本誌や単行本、OVAを手に取って見てくださると嬉しいです。

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キャプテン翼を超える必殺技

テニスの王子様の時からそうでしたが、再現不可な必殺技が多数あります。テニスの王子様の時はまだできそうな技もありましたが、新テニスの王子様では理解不可能な必殺技が出てきます。打球がダブルクラッチで曲がったり、空間を削りとって打球を止めたり、日向小次郎ばりに打球で壁が割れたり等吹き出してしまうような必殺技がいっぱいです。前作から読んでると、天衣無縫が出来るかどうかが強いかどうかという話ですが、あまり出ません。無我の境地とか才気煥発とかもっとあってもいいのになと思いますが、インパクトのない技のキャラクターは代表から落ちたり、描かれることすらなくなります。
零式サーブとかターンホイザーサーブとかサーブで決まるやつが最強だと思いますが、個人的にはパワー系の男児の春とかデュークホームランとかサザンクロスが好きです。人によって色んな好みが出てくる漫画だと思います。
最初はキャプテン翼のテニス版みたいなものと思っていましたが、大間違いでして、テニスの王子様は一つのジャンルだと思います。これからも続いてほしいですし、新しい必殺技に期待を持たせてくれる作品です。新しいネタを考えるのは大変でしょうが、作者さんには頑張ってもらいたいです。

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まさしく「新」テニスの王子様

本作品は週刊少年ジャンプで連載されていた「テニスの王子様」の続編です。本作からでも楽しめるとは思いますが、前作を読んだ上で読み始めるのをオススメします。
テニスのU-17(アンダーセブンティーン)日本代表を決める合宿のために集まった主人公・越前リョーマをはじめとした中学生たち。代表に選抜されるべく、新キャラクターの高校生たちを交えて熱い試合が描かれます。
テニスの王子様の魅力である、個性的なキャラクターと派手な技は本作品でも健在。いや、更に進化しているといってもいいかもしれません。
打球の威力でコートや壁が壊れるのはもはや当たり前。両手でラケットを持って試合をする「二刀流」の大曲竜二や、空間を削って打球を静止させる技「ブラックホール」は、バトル漫画かと思うほど見応えがあります。
さらに、前作では違う学校でライバル同士だった選手たちがダブルスを組んで試合をするのも本作品の見所の一つでしょう。人気キャラ同士の跡部と仁王がダブルスを組んだら、はたしてどんな試合を見せてくれるのかなど、前作でファンが見たかったものを見せてくれる作品になっていると思います。
今現在も連載中の作品であり、日本代表と世界各国の代表との試合が描かれています。そこでどんなとんでもない技や展開が見られるのか。引き続き楽しみです。