犬鳴村

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【都市伝説】ホラー映画『犬鳴村』の評価・感想まとめ【オカルト】

【都市伝説】ホラー映画『犬鳴村』の評価・感想まとめ【オカルト】

2020年に公開された映画『犬鳴村』の評価や感想をまとめました。「最恐心霊スポット」として名高い、福岡県に実在する旧犬鳴トンネルを舞台にした都市伝説ホラーで、『呪怨』シリーズなどの清水崇が監督を務めたことでも注目を集めました。作品のあらすじ・ストーリーを交えながら、映画を見た人たちの声を紹介していきます。

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犬鳴村のレビュー・評価・感想

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犬鳴村
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本当のホラー

今回は、犬鳴村を見に行きました。
YouTubeのような感じの撮影雰囲気で、なんか絶対危ないだろうとつっこまれるくらいふざけたかんじで始まりました。
犬鳴村、以前あった村の言い伝え、呪いなど二人の男女がはじめにそこを触れていき説明していきます。
どんなことかがあったのか?本当に怖いかんじで、前半からびびりました。

最後は昔、犬鳴村にいた女性一人に追いかけられ、三吉彩花についていた守護霊に逃げるように言われます。
かなりはしょってはいますが、病院のシーンで霊がみえる三吉彩花担当の男の子の患者に手を振るのですが、男の子の目が急変し、目が幽霊のようになりました。
三吉彩花の目も急変し、物語の幕を閉じました。
最後はちょっと怖い感じで、呪われるとこうなるんだなと思いました。

ここまでするか?というくらい恐怖の演出があり、呪われたら、殺されかたは人に手でくだされて殺されるよりきついとは思いました。
恐怖の呪いがあることにより観客を怖がらせているところはこの映画の見所かもしれません。

男の子二人がすでに殺されたかとおもいきや、生きてしかも牢屋にいた。
なぜ、この二人が生きていたのか?
呪いの電話ボックスで深夜2時になるので、三吉彩花がでるとその男の子の声がして、彼はどうかけたのかが謎でした。

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怖くないし、犬の意味は?

禍々しい雰囲気はありました。でも、怖くはなかったですね。
なんか、古臭いというか、よくあるホラーの展開で怖くないです。
そもそもの話が異様な場所から帰ってきたら、なんか一人の様子がおかしくなって自殺っていうよくある話だし、おもしろくありません。
でもまあ、最初のトンネルから変な村へみたいなところは、リアリティがあって、本当に心霊スポットとか巡ったことがある人からしたら怖かったのではないでしょうか。
問題は謎解き編のほうで、なんでかいろいろ説明してくれる人?幽霊?が現れて、謎がわかるって感じで御都合主義すぎました。
それに、なんで明菜が最初の犠牲者になったのかもよくわからないし、犬の意味はなんだったのか、よくわからない映画でしたね。
たぶん、そういうことじゃなくって、カルト集団的な、治外法権の村って話にしたほうが怖かったと思います。
犬と交わってるっていうのも中傷なのかなんなのか、わからなかったですが、そこははっきりそうだって書くとか、なんか異様な村にしちゃえばいいのにと思いました。
まあ、それは無理なのですかね、犬鳴村って本当にあった村でしたっけ?
あんまりよくわかってないので勝手なことを言ってるのかもしれませんが、ちょっとがっかりな映画でした。

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実在する心霊スポット「犬鳴村」を題材とした邦画

本作品は、福岡県に実際に存在する心霊スポット「犬鳴村」を題材とした、ドキュメント形式の映画です。
あるカップルがデジカメで撮影しながら、心霊スポットを進んでいく描写から始まります。
福岡県の犬鳴峠という山道の途中にある「犬鳴隧道」と呼ばれる怪しげなトンネルの向こうには、日本憲法が通用しない場所、いわゆる無法地帯である「犬鳴村」が存在するということで、面白がって訪れる人も少なくありませんでした。
冒頭のカップルもそうですが、肝試しスポットとして、若者たちに知られているようです。

真っ暗なトンネルの先には、
いかにも怪しい…うっそうとした木々に囲まれた、廃屋が浮かび上がる。
村の様子を動画で配信するつもりなのか、撮影をしながら、村の奥へと進んでいくカップル。
ボロボロの小屋に入り、撮影を続けていたカップルに、謎の影が忍び寄る…。

と、冒頭をご説明させて頂きましたが、全体を通して、残念に思いました。
都市伝説にもなっているほど有名な心霊スポットなので、心霊写真のようないわゆる「見えない恐怖」や、怨念のような呪詛が体験できる作品かと期待していました。
実際、エンドロールに「写っちゃった」らしいんですが、どうもこじつけっぽく、私も少しだけ霊感がありますが心霊的な恐怖は何も感じませんでした。

ネタバレになりますが、最後の方に出てくる女性の怪物は失笑ものでした(笑)。
コメディ??と思えるくらいの、滑稽なドッキリといった印象。
恐怖を煽るつもりが、笑いを誘うという残念な結果に。
怖いもの見たさに映画館に行った人は、本当に可哀そうに思います。

ホラー映画とは思えない出来の悪さ。
わけのわからない家族ドラマも相まって、全体的に薄い内容。
どれが人間で、どれが怪物なのかもわからないまま、伏線も回収されずに終了してしまった。
シーンカットが多く、全体的に話がわかりにくい。例えるならば、「本当にあった〇い話」の長編、といった感じでしょうか。

個人的には、暇つぶしにもなりませんでした。
「B級ホラー風映画」をどうしても見たい!という方は、どうぞ。
これは、ホラー映画ではありません(笑)。

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期待したものの…

本作は「呪怨」シリーズを初めとするジャパニーズホラーの大御所・清水崇監督による犬鳴村の都市伝説再現のホラーとなっており、話題性もあって期待していたのですが、正直余りの完成度の低さにガッカリでした。
前半はそこそこ良いです。まずYouTuberの男女コンビが犬鳴村の撮影に行ったところ、そこで祟りに遭い女性が完全に発狂し自殺してしまう所から始まり、犬鳴村に少しでも関わった者は、この村の血筋となる森田家を除いて全員理不尽に死亡してしまうなど、後半まではロケーションや雰囲気も凝っていて演技も凄く上手でリアリティがありました。ここまではとても引き込まれました。
でも後半が雑なんです。特に主人公の森田奏の目の前で祖母の父親(ひい爺ちゃん)の霊と普通に会話していたり、何故か囚われてから何日も経つはずの主人公の兄と弟が無傷で済んでいたり、尚且つ犬鳴村の謎解きのシーンに至っては余りにも全部を説明しすぎで、悪い意味での東映特撮っぽい安っぽさになってしまったのが何とも言えません。
何より一番嫌だったのは、主人公・森田奏が自身の運命を知った上で和解したはずなのに、何故かラストでイヌビトと化してしまったり、最後に出てきた摩耶のイヌビト化に関してもとりあえずショッキングな奴出せば観客も驚くだろうと安易なモンスターパニックに堕してしまっている印象は否めません。
プロット自体は悪くないし、前半は凄く良かっただけに後半の失速が勿体ないと感じました。また、被差別部落、人種差別など凄く根深いテーマまで踏み込んだのに、最終的に主人公・森田奏をよくある「可哀想な展開」へと持って行ったのは何とも日本人の悪い癖が出ているなぁと感じました。
名前で釣られて、観て損しました。キャスティングは凄く良かっただけにもう一度きちんとリメイクして欲しい作品です。