自分と同じ顔の人にって
自分と同じ顔の人に襲われるのってかなり怖いと思います。こっちは攻撃しにくいですし、特に子どもたちは、あっちは自分と同じ顔の人を殺すことを前提に育ってるから思い切りもあるだろうけど、こっちは人と本気の喧嘩なんてって感じだから無理でしょって感じです。1人だけだったら、私の勘違いかなって気もするけど、家族全員分の同じ顔が揃うなんて、襲われるんじゃなくても怖いなと思いました。オチはなかなか衝撃的ですが、読めます。序盤もヒントもあるので、感がいい人はすぐわかると思います。それでも面白くはありました。ただ、ちよっとその説得感はあまりないです。クローンをいっぱい作るのはいいとして、一箇所に集りゃ暴動とか起きそうだけどなと思います。私の理解力不足かもしれませんが、なぜあんなところにたくさんいたのか、わかりませんでした。この話は貧困層、富裕層の話とかがその背景にあるようです。たしかに私ももしお金持ちの私がいたらとか子どもの時考えたし、逆にホームレスの子供を見たら、私がそうだったらと考えたりしますもんね。この監督さん、発想が面白いと思います。ただ、私はアメリカの階級制とかあまり詳しくないので、そこら辺の裏テーマはよくわかりませんでした。もっと勉強してから見たら、いろいろ風刺がわかってより面白いかもと思いました。