最遊記外伝 / Saiyuki Gaiden

『最遊記外伝』とは1999年6月号から『Gファンタジー』で連載された峰倉かずやによる『最遊記シリーズ』の作品。『最遊記』との同時連載として始まった。2003年には掲載誌が『コミックZERO-SUM増刊WARD』に変更され、2009年7月号をもって連載を終えた。単行本は全4巻。移籍の影響で第1巻が発売された後にしばらく時間が空いたが、2005年末に5年ぶりの続巻が発売され、同時に絶版となっていた第1巻も新装版として発売された。
またOVAとして同名の作品が2011年より全3巻にて発売された。これは原作第18話から最終話を映像化したものになっている。
本作は『最遊記』やその続編の『最遊記RELOAD』『最遊記RELOAD BLAST』と世界観が共通しているが、時代としてはこれらの物語よりも500年も前の話が描かれる。孫悟空（そんごくう）の生誕と成長が描かれており、本編では詳細が明かされない地上界・五行山の岩牢に封印された経緯が判明する。他にも本編の登場キャラクターに関わりを持つキャラクターが多数登場しており、『最遊記シリーズ』の物語の厚みが分かる作品となっている。