Battles(バトルス)の徹底解説まとめ

Battles(バトルス)とは、2002年にニューヨークで元ドン・キャバレロのイアン・ウィリアムスによって結成されたエクスペリメンタル・ロックバンドである。ギターやキーボードなどから作られたループ音源をリアルタイムで変化させながらテクニカルなドラムと合わせて曲を構成していくスタイルで有名。結成時は4人組であったが、タイヨンダイ・ブラクストンらの脱退があり、その後はイアン・ウィリアムスとジョン・ステニアーの2人で活動している。

2007年5月にリリースされたデビューアルバム「Mirrored」からの1曲。
この曲はファーストアルバムのリードシングルとしてもリリースされ、いくつかのメディアで2007年のベストトラックのひとつとして選出された。バトルスの名を一躍世界に広めた一曲である。
この特徴的であり実験性のあるサウンドは各国メディアより高い評価を受ける。
タイヨンダイがヴォーカルを担当しており、1拍ごとに声にエフェクトをかける奇妙なサウンドになっている。

Tonto

2007年のデビューアルバムに収録されている1曲である。
EPとしてもリリースされており、The FieldやFour Tetによってリミックスもされている。
ギターのリフを基盤に細かいエレキピアノのミニマルな展開が緊張感を生んでいる曲である。

Ice Cream Feat. Matias Aguayo

タイヨンダイ脱退後、2011年6月にリリースされたバトルスのセカンドアルバムの1曲。シングルカットもされている。
2ndアルバムは、1stアルバムに比べ、ゲストボーカルの起用が目立つ構成となっている。
マティアス・アグアーヨをヴォーカリストとしてフィーチャリングした1曲で、これまでの緊張感あふれる楽曲とことなり、ポップでダンサブルな1曲に仕上がっている。シングル盤のジャケットはアイスクリームの写真が使用されており、チョコレート、ストロベリー、バナナと3種類ある。

My Machines Feat. Gary Numan

2011年6月リリースの「Gloss Drop」収録曲。
ゲストヴォーカリストにエレクトロ・ミュージックの大御所、ゲイリー・ニューマンをフィーチャーしている。
ベースラインがひたすら反復される曲でバンドの中でもロックな仕上がりとなっている。
タイトルのMy Machinesはゲイリーが書いた歌詞からバンドが拝借した。

Sundome Feat. Yamantaka Eye

2011年6月にリリースされたセカンドアルバム「Gloss Drop」収録。
ゲストヴォーカリストにBoredomsの山塚アイをフィーチャーしている。
バンドメンバーは日本人と知り合いに教えられるまで、山塚アイは日本語で歌を歌っていると思っていたようである。
歌われているのは日本語ではなく、でたらめな言語を取り入れた山塚独特の歌唱法である。

The Yabba

2015年9月リリースのサードアルバム「La Di Da Di」収録曲。この曲はサードアルバムのリードシングルとしてリリースされている。
このアルバムは、1stアルバムへの原点回帰とも捉えられるゲストボーカル無しの全編インスト曲での構成である。
サードアルバムリリース前にインターネットで公開されたバンドのセッションでも公開されていた。
これまでより全体的にシンセサイザーのサウンドが強調されている。

FF Bada

サードアルバム「La Di Da Di」収録の曲で9月にはシングルとしてリリースされている。
サンプリングして切り刻んだような細かいギターのサウンドが鳴る実験的な曲。
ライブではイアンがギターを弾きながらAbleton社のコントローラーであるAbleton Pushを叩いている姿を見ることが出来る。

Battles(バトルス)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

初めての日本ツアーで人気のあまり追加公演も完売

2007年にフジロックに出演後、初めての日本ツアーを行ったが人気のあまり東京では恵比寿LIQUIDROOMと別日で追加公演の渋谷CLUB QUATTROの2会場でのライブが予定されていたが、追加公演も完売になり、初日のLIQUIDROOMでの公演が1日で2公演行われることになった。

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