Battles(バトルス)の徹底解説まとめ

Battles(バトルス)とは、2002年にニューヨークで元ドン・キャバレロのイアン・ウィリアムスによって結成されたエクスペリメンタル・ロックバンドである。ギターやキーボードなどから作られたループ音源をリアルタイムで変化させながらテクニカルなドラムと合わせて曲を構成していくスタイルで有名。結成時は4人組であったが、タイヨンダイ・ブラクストンらの脱退があり、その後はイアン・ウィリアムスとジョン・ステニアーの2人で活動している。

『Mirrored』

01 Race : In
02 Atlas
03 Ddiamondd
04 Tonto
05 Leyendecker
06 Rainbow
07 Bad Trails
08 Prismism
09 Snare Hangar
10 Tij
11 Race : Out

2007年5月にリリースされたバトルスのファーストアルバムである。
バンドがこれまでにリリースしてきた音源と異なり、初めてヴォーカル及び歌詞を取り入れた作品になっている。
ドラムを除くメンバーがループ音源を駆使し、4人で奏でていると思えない分厚い音像を作り出している。
批評家からも高い評価を得て、タイム誌、NME、ガーディアン誌、ピッチフォークなどのメディアで年間ベストアルバムリストにランクインした。
今作リリース後にタイヨンダイが脱退したため、オリジナルメンバーで最初で最後のアルバムになっている。

『Gloss Drop』

01 Africastle
02 Ice Cream Feat. Matias Aguayo
03 Futura
04 Inchworm
05 Wall Street
06 My Machines Feat. Gary Numan
07 Dominican Fade
08 Sweetie & Shag Feat. Kazu Makino
09 Toddler
10 Rolls Bayce
11 White Electric
12 Sundome Feat. Yamantaka Eye

2011年6月にリリースされたバトルスのセカンドアルバム。
本作収録曲の多くはインストゥルメンタル曲になっているが、電子音楽家のゲイリー・ニューマンや米バンドのブロンド・レッド・ヘッドのカズ・マキノなどが参加したゲストボーカルがある曲も収録されている。
セカンドアルバム制作中にヴォーカル/ギターを担当していたタイヨンダイがソロキャリアに注力するため脱退した。これを受けてバンドはタイヨンダイなしの3人でバンドを継続することを決め、これまでにセカンドアルバムのために4人で制作してきたものをふりだしに戻し、再び3人でアルバムを作り上げた。
「Ice Cream」、「My Machines」が今作からシングルとしてリリースされている。

『La Di Da Di』

出典: www.beatink.com

01 The Yabba
02 Dot Net
03 FF Bada
04 Summer Simmer
05 Cacio e Pepe
06 Non-Violence
07 Dot Com
08 Tyne Wear
09 Tricentennial
10 Megatouch
11 Flora > Fauna
12 Luu Le

2015年9月にワープレコーズよりリリースされたバトルスのサードアルバム。
前作では多くのゲストヴォーカリストを集め、バラエティに富んだアルバムになっていたが、今作では全ての曲がインストゥルメンタルになっており、ファンからは原点回帰だと評された。
批評家やメディアからはまずまずの評価を得たが、前作に比べると売り上げは伸びなかった。
今作からは「The Yabba」、「FF Bada」がシングルカットされた。

『Juice B Crypts』

01 Ambulance
02 A Loop So Nice...
03 They Played It Twice
04 Sugar Foot
05 Fort Greene Park
06 Titanium 2 Step
07 Hiro 3
08 Izm
09 Juice B Crypts
10 Last Supper on Shasta Pt. 1
11 Last Supper on Shasta Pt. 2

2019年10月16日にワープレコーズよりリリースされたバトルスの4枚目のアルバム。
ギタリスト兼ベーシストのデイブ・コノプカが脱退した後、バンドのデュオとして最初のアルバムである。

Battles(バトルス)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)

SZ2

2004年9月にリリースされたEP「B EP」に収録されている曲である。
10分近くある曲でギターのワンフレーズのループから曲がどんどんと展開していく。
曲の後半からはリズムが加わり、複雑なリズムが絡まり合う。
ライブでは音源よりもさらに早いテンポで演奏される。

Hi-Lo

2004年6月にリリースされたEP「EP C」に収録されている曲である。
エレキピアノとシンセベースの音がループしていく構成で、途中で歪んだギターのサウンドが入り展開する。
ライブではタイヨンダイとイアンがギターとキーボードのどちらもを担当している。

Race : In

2007年にリリースされたファーストアルバム「Mirrored」収録のオープニングトラック。
テンポの取りにくいシャッフルするドラムのサウンドから曲が始まり、ギターの細かいループとヴォーカルが重なっていく。

Atlas

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