Battles(バトルス)の徹底解説まとめ

バトルスは2002年にニューヨークで元ドン・キャバレロのイアン・ウィリアムスによって結成されたエクスペリメンタル・ロックバンドである。ギターやキーボードなどから作られたループ音源をリアルタイムで変化させながらテクニカルなドラムと合わせて曲を構成していくスタイルで有名。結成時は4人組であったが、現在3人組のバンドとして活動している。

出典: www.beatink.com

01 The Yabba
02 Dot Net
03 FF Bada
04 Summer Simmer
05 Cacio e Pepe
06 Non-Violence
07 Dot Com
08 Tyne Wear
09 Tricentennial
10 Megatouch
11 Flora > Fauna
12 Luu Le

2015年9月にワープレコーズよりリリースされたバトルスのサードアルバム。
前作では多くのゲストヴォーカリストを集め、バラエティに富んだアルバムになっていたが、今作では全ての曲がインストゥルメンタルになっており、ファンからは原点回帰だと評された。
批評家やメディアからはまずまずの評価を得たが、前作に比べると売り上げは伸びなかった。
今作からは「The Yabba」、「FF Bada」がシングルカットされた。

Battlesの代表曲

SZ2

2004年9月にリリースされたEP「B EP」に収録されている曲である。
10分近くある曲でギターのワンフレーズのループから曲がどんどんと展開していく。
曲の後半からはリズムが加わり、複雑なリズムが絡まり合う。
ライブでは音源よりもさらに早いテンポで演奏される。

Hi-Lo

2004年6月にリリースされたEP「EP C」に収録されている曲である。
エレキピアノとシンセベースの音がループしていく構成で、途中で歪んだギターのサウンドが入り展開する。
ライブではタイヨンダイとイアンがギターとキーボードのどちらもを担当している。

Race : In

2007年にリリースされたファーストアルバム「Mirrored」収録のオープニングトラック。
テンポの取りにくいシャッフルするドラムのサウンドから曲が始まり、ギターの細かいループとヴォーカルが重なっていく。

Atlas

2007年5月にリリースされたデビューアルバム「Mirrored」からの1曲。
この曲はファーストアルバムのリードシングルとしてもリリースされ、いくつかのメディアで2007年のベストトラックのひとつとして選出された。
タイヨンダイがヴォーカルを担当しており、1拍ごとに声にエフェクトをかける奇妙なサウンドになっている。

Tonto

2007年のデビューアルバムに収録されている1曲である。
EPとしてもリリースされており、The FieldやFour Tetによってリミックスもされている。
ギターのリフを基盤に細かいエレキピアノのミニマルな展開が緊張感を生んでいる曲である。

Ice Cream Feat. Matias Aguayo

2011年6月にリリースされたバトルスのセカンドアルバムの1曲。シングルカットもされている。
マティアス・アグアーヨをヴォーカリストとしてフィーチャリングした1曲で、これまでの緊張感あふれる楽曲とことなり、ポップでダンサブルな1曲に仕上がっている。シングル盤のジャケットはアイスクリームの写真が使用されており、チョコレート、ストロベリー、バナナと3種類ある。

My Machines Feat. Gary Numan

2011年6月リリースの「Gloss Drop」収録曲。
ゲストヴォーカリストにエレクトロ・ミュージックの大御所、ゲイリー・ニューマンをフィーチャーしている。
ベースラインがひたすら反復される曲でバンドの中でもロックな仕上がりとなっている。
タイトルのMy Machinesはゲイリーが書いた歌詞からバンドが拝借した。

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