My Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)の徹底解説まとめ

マイ・ブラッディ・バレンタインは1983年にダブリンで結成された4人組のアイルランド出身のバンドである。ノイズと幻想的なメロディを組み合わせたサウンドや従来のロックミュージックとは異なるサウンドプロダクションでよく知られているバンドである。1980年代後半から90年代後半の彼らの作品はシューゲイザーと呼ばれる音楽ジャンルの金字塔である。略称は「MBV」。日本ではしばしば「マイブラ」と呼ばれる。

1991年のセカンドアルバム「Loveless」の最後を飾る曲である。
シンセサイザーによるミニマルなループとダンスミュージックに影響された前乗りなドラムが特徴的である。
イギリスのミュージシャン、ブライアン・イーノはこの曲を「ポップミュージックの新しいスタンダードになるだろう」と高評価している。

New You

2013年にリリースされたサードアルバム「m b v」に収録されている曲である。
ノイジーなサウンドは比較的抑えられており、浮遊感のあるギターと美しいコーラスワークが特徴的である。
再結成後のライブでも頻繁に演奏されている。

Nothing Is

2013年リリースのサードアルバム「m b v」に収録されている曲である。
3分半に及ぶインストゥルメンタル作品で、ほとんどメロディが無く、ひたすらに繰り返されるミニマルなギターのループと激しいビートが特徴的なダンスミュージックである。

「Loveless」制作時エピソード・逸話

・ケヴィンとビリンダは制作時に耳鳴りに悩まされていたため、制作期間が伸びる原因ともなった。
・どんどんと制作期間が伸びていったため、経済的に困窮していたバンドだが、ドラムのコルムはホームレス状態になっており、友人の家を転々として暮らしていた。
・コルムは経済的な理由から精神的に病んでしまい、ついにはドラムが叩けなくなった。そのため「Loveless」で鳴っているドラムのほとんどはケヴィンのプラグラミングによるものである。
・当時ケヴィンとビリンダは交際していたが、「Loveless」完成後に別れたと言われている。

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