ドカベン・大甲子園(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

水島新司による野球漫画。週刊少年チャンピオンで1972年から1981年まで連載され、1976年にはアニメ化され、1983年には「大甲子園」1995年からは「プロ野球編」「スーパースターズ編」「ドリームトーナメント編」と続編も連載された。主人公のドカベン・山田太郎が岩鬼など個性豊かなチームメイトと共に甲子園を戦い抜く姿を描いた青春野球漫画。

・秘打・G線上のアリア セーフティーバントの一種で打球が線上ギリギリで止まり内野安打を量産する。
・秘打・白鳥の湖 打席内でバレリーナの如く回転しその勢いで打つ打法。非力のため長打を打つために編み出した打法。
・秘打・花のワルツ バットを叩きつけるようにスイングし、ボールに強い回転を掛ける打法。ボールが不規則な軌道で跳ねるために野手を翻弄する。
・秘打・引き潮 グリップエンドでボールを捉える打法。ボールに逆回転をかけピッチャーに向かった打球が逆戻りし打球処理を遅らせる。
etc

岩鬼の秘策

悪球打ちの岩鬼はど真ん中を打つことが出来ない。そこで様々な手を用いてど真ん中を悪球にしてバッティングに挑んだ。

・メガネをかける 視力2.0のためメガネをかける事で視界がぼやけ悪球となった。
・コンタクトレンズを付ける メガネの応用編
・逆立ちをする。 逆立ちを長時間する事で頭に血が上り意図的にめまいを起こし悪球を作り出した。
etc

『ドカベン・大甲子園』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

難敵・弁慶高校誕生秘話

作者水島新司は当初から2年夏の甲子園で明訓高校が敗れるよう想定していて、その相手は強豪として描いていた高知代表の土佐丸高校と考えていた。しかし、これまで明訓高校が東北地方の高校と対戦した描写が無い事に気付き弁慶高校を考えた際、主力の義経・武蔵坊の二人のキャラクターを気に入ってしまい、明訓高校に黒星を付ける役目を託した。

連載再開のきっかけ

作者である水島新司は、当初山田を南海に入団する形でプロ野球編を描く予定だったが、現実の南海に同じドカベンのニックネームを持つ香川伸行選手が入団した事から「ドカベンは大甲子園で終わり」と決意した。しかし、ドカベンの文庫版のインタビューで当時西武ライオンズに在籍していた清原和博選手が「ドカベンは今何をしているんですか?」「ドカベンに4番打者の心得を学んだ」「ドカベンを再び書いて欲しい」と頼まれたことから復活を決意。また、当時オリックスブルーウェーブ所属のイチロー選手も「殿馬と一緒にプロでプレーしたい」と頼まれた、とも言われている。そのためか、西武で山田と清原選手が3番4番、オリックスでイチロー選手と殿馬で1番2番コンビを結成し活躍を見せている。また、清原選手がFAでジャイアンツに移籍する際、「西武の4番は任せた」と西武の主砲を山田に託すシーンも描かれている。

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