Hotline Miami(ホットライン・マイアミ)のネタバレ解説・考察まとめ

Hotline Miamiとは、Dennaton Gamesによって制作され、パブリッシャーのDevolver DigitalからWindows用ソフトとして発売された2D見下ろし型アクションゲーム。BGMとして使用される80年代風テクノや、レトロゲームのようなビジュアル、極彩色のカラーリングや暴力的なテーマ、中毒性の高いゲーム性とそれら全てがまとまった高い完成度が特徴。

Jacketが映画監督から救出した娼婦。薬漬けにされていた。Jacketに救出されてからは家事をするなどして交流を深めるが、Richterに殺害される。

音楽紹介

オープニング

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オープニング画面で流れる一曲。作曲者は「Sun Araw」。マイアミのリゾート感を意識した、さわやかながらも耳に残るリバーヴのきいたコーラスがどことなく不安にさせるHotline Miamiを象徴させる名曲。途中途中に入る不協和音や静かな波の音といやに心地よいメロディのミスマッチがさらに不穏な空気を醸し出す。

戦闘BGM

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ゲーム中の戦闘BGM。作曲者は「Perturbator」。いやが応にもビートを刻ませられるような小気味の良いテンポが特徴。特に中盤からのディストーションの利いた電子音からの爽快な盛り上がりはゲーム中他に類を見ない開放感を誇る。このビートに乗せてプレイヤーはひとり、またひとりとロシアンマフィアを惨殺していくことになり、その記憶は音楽の余韻とともにプレイしたあとも脳にこびりついて離れないだろう。

サウンドトラック

Steamにてサウンドトラックを購入することが出来る。また、音楽投稿サイト「Sound Cloud」ではDevolver Digtalからゲーム内楽曲が公開されており、無料で視聴が可能。

store.steampowered.com

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コラボレーション

同じ覆面をキーアイテムに用いるほか、クライムアクションの側面、そして何よりゲームの開発拠点が近いことからOverkil SoftwareのクライムFPS「PAYDAY2」とのコラボレーションが実現されている。続編「Hotline Miami2 Wrong Number」のデジタル・スペシャル・エディションを購入することで、PAYDAY2においてJacketがプレイヤーキャラクターとして解放されるほか、Hotline Miamiでおなじみのマスクや武器、そしてゲームそのものを模した、ロシアンマフィアの襲撃を行うミッションである「Hotline Miami」が配信された。
プレイヤーキャラクターとしてのJacketはHotline Miami本編を意識してか全く会話することがなく、代わりに録音されたテープレコーダーの合成音声を使用して会話するという演出がなされている。人を次々と殺しながらも一切言葉を発さず、流れるのは無機質な淡々とした合成音声のみという不気味さを利用することで本編中のJacketをPAYDAY2の世界に違和感なく馴染ませることに見事成功している。また、以後のPAYDAY2の展開ではJacketがコメディリリーフ的な役割を担うこともあった。
PAYDAY2とHotline Miamiでは時間軸のズレが存在するため、そのことが本編ストーリーの考察をさらに複雑にさせている。愛車がデロリアンであるため、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にひっかけてJacketががタイムスリップしているという考察も存在するほど。

関連動画

公式ローンチトレーラー。暴力的表現に注意。

「PAYDAY2」とのコラボトレーラー。暴力的表現に注意。

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