ジャイアントロボ(Giant Robo)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「ジャイアントロボ」は、横山光輝原作のSFロボット漫画作品。「週刊少年サンデー」に1967年から1968年まで全3部構成で連載された。テレビ放送はNET系で1967年10月から1968年4月までの全26話。悪の組織BF団と世界的な防衛組織ユニコーンとの戦いを通し、ユニコーンの一員となった少年・草間大作と、大作の命令のみで動く巨大ロボットGR1=ジャイアントロボの活躍を描く。

体全体を時計の針のようにくるくると高速で回転させる。突風を起こし、ガスなどを吹き飛ばす。

その他の武器・必殺技

<捕獲チェーン>
鎖でつながった親指を射出する。
<バズーカ砲>
手の甲に内蔵されたバズーカ砲。
<超短波>
耳から超短波を放ち、隠れた敵を探し出す。
<弾光幕>
頭から特殊な弾を打ち上げる。弾は空中で破裂し、ロボの前方に火花の幕を張る。
<胸ミサイル>
胸のV字マークが分離して、ミサイルになる。
<クロスファイヤー>
両腕をクロスさせて、燃える十字架を作り出し、敵に放つ。

見どころ

名子役の競演

第8話「両面怪獣ダブリオンの挑戦」
探検に出かけた3人の子供たち。洞窟を発見するが、そこはBF団の基地で3人は捕えられてしまう。
そのことを餌に、ブラックダイヤに嵌められ基地まで連れてこられたU3とU7だが、スキをついて3人を救出する。
子供たちの一人を演じるのが、前年に放映され人気を博した「丸出だめ夫」のだめ夫役、穂積ぺぺ。
名子役の競演が実現!

マリー花村が王女様?

第13話「悪魔の眼ガンモンス」
アルプス山脈の麓にある平和な国アラー共和国。金鉱脈の中に突然現れた巨大エネルギー、ミラクルイオンが発見される。
その夜、BF団からの突然の脅迫状が王宮に舞い込み、ササール王女がさらわれてしまう。
さらわれた王女の身代わりにU6がアラー共和国に入りBF団を混乱させるという設定で、ササール王女役とU6を桑原友美が二役で演じる。

ロボVSロボの決闘!

第22話「殺人兵器カラミティ」
メルカ共和国大統領は、ジャイアントロボとそっくりの殺人兵器カラミティの製造に成功した。だが、BF団によって奪われてしまう。
カラミティは、ジャイアントロボに酷似しているだけでなく性能はそれ以上なのだが、電子頭脳の不調により一切動かない。
地上に姿を現したカラミティと対峙するジャイアントロボ。ロボがレーザー光線を放つもカラミティの体で跳ね返り、ロボの両眼を潰してしまう。
そこへBF団によって送り込まれた電流怪獣スパーキィが現れるが、ロボはスパーキィをカラミティに向かって投げ飛ばし、崖を転げ落ちた2体は爆発する。

どっちが本物の大作?

第23話「宇宙妖怪博士ゲルマ」
誕生日を迎えた大作少年の元に小包で模型が届く。組み立ててみると、なんとそれは大作そっくりの少年となった。
ユニコーンの面々に対し、2人はどちらも自分が本物だと主張するが、偽の大作が東支部長に見抜かれてしまうと、大作の腕時計を奪って逃走する。
ロボは偽大作の命令を聞き、東京を破壊し始めてしまう。必死にロボを止めようと叫び続ける大作。するとロボの電子頭脳が奇跡的に大作の声を認識する。
そしてユニコーン科学班によって開発された特殊な溶解液で偽大作は溶かされ、大作の手に腕時計が戻る。

小林稔侍がBF団で最終話に登場!

第26話(最終話)「ギロチン最後の日」
BF団の狙撃隊長テロマンは、ギロチン帝王の命令で大作を狙撃する。病院に運び込まれた大作を今度は医者に化け、サイレンサー銃でとどめの狙撃。
実は防弾チョッキで助かっていた大作は、逃げるテロマンの車に忍び込んでいた。
テロマン役を、今や名優となった小林稔侍が演じる。小林は同年放映の「キャプテンウルトラ」にも準レギュラーで出演している。

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