SHIROBAKO(シロバコ)のネタバレ解説・考察まとめ

2014年10月~2015年3月に放映された日本のオリジナルテレビアニメーション作品。P.A.WORKS制作、監督は水島努。同じ高校のアニメーション同好会でアニメを作っていた、あおい、絵麻、しずか、美沙、みどりが、いつか共にアニメを作るという夢を抱えながら、それぞれの道で懸命に奮闘するアニメーション業界の日常を描いた群像劇である。全24話。

山田 昌志(やまだ まさし)

CV:浜田賢二

フリーランスで作画上がりの演出家。「えくそだすっ!」の演出を務める。基本的には穏やかだが、頑固な一面もあり、感情を露にすることも少なくない。伝説の作画崩壊回として知られる「ぷるキュー」こと「ぷるんぷるん天国」第9話にて演出デビュー。悪い意味での伝説とともに自身の名前が知れ渡ってしまったことを、今でも木下に対して根に持っている。日本映画が好き。

井口 祐未(いぐち ゆみ)

CV:沼倉愛美

小笠原と並ぶ武蔵野アニメーションの看板アニメーター。「えくそだすっ!」では総作画監督補、「第三飛行少女隊」ではキャラクターデザインを務める。黒髪のショートカットで、青いふちの丸いメガネが特徴。若手の頃から小笠原に学び研鑽を積んだ。絵麻を「安原っち」、小笠原を「綸子はん」などと独特の呼び名で呼ぶなど、比較的砕けた口調で明るい話し方をする。

杉江 茂(すぎえ しげる)

CV:小柳基 高橋伸也(回想時)

武蔵野アニメーション最古参のベテランアニメーター。「えくそだすっ!」には参加しておらず、社外の子供向けアニメーション「ニャンとワンたろー」の作画を担当している。画風が近年の萌え系作品には合わないということで戦力として期待しないスタッフもいるが、アニメーターとしての実力は小笠原をはじめ多くの人から非常に高く評価されている。

安藤 つばき(あんどう つばき)

CV:葉山いくみ

武蔵野アニメーションの新入社員。制作進行。髪に黄色のメッシュが入っている。高校時代から同人活動を行っており、同人誌を30冊程発行している生粋のアニメファン。自分の絵の実力ではアニメーターは無理であると判断し、制作進行としてアニメにかかわることにした。そのためアニメのスタッフ周りには妙に詳しい。元気と体力が取り柄で、バイタリティ溢れる仕事振りを見せるが、新人故のうっかりミスも多い。

佐藤 沙羅(さとう さら)

CV:米澤円

武蔵野アニメーションの新入社員。制作進行。四角い黒縁のメガネをかけている。幕張のショッピングモールで接客や事務を経験した後転職。志望動機として、アニメはあまり見ないが、武蔵野アニメーションが自宅近くにあり通勤時間を短くできるため、と語っている。道を覚えることが非常に苦手。

平岡 大輔(ひらおか だいすけ)

CV:小林裕介

武蔵野アニメーションに中途採用で入社した制作進行。武蔵野アニメーション入社直後はやる気の無い態度や他の制作進行のメンバーを敬遠するような素振りを隠すことなく、社内でも孤立していた。が、丸川や宮森が彼を見捨てなかったことや、酒の席で吐露した自身の心境を高梨に受容してもらえたことなどから徐々に仕事に対して前向きな姿勢を見せるようになりつつある。

久乃木 愛(くのぎ あい)

CV:井澤詩織

武蔵野アニメーションの新人原画マン。「えくそだすっ!」では動画を担当、「第三飛行少女隊」から原画マンに昇格した。こげ茶でパーマのかかったショートカットが特徴。人とコミュニケーションを取るのが極端に苦手で、話を振られるとパニックに陥り1~2文字程度の言葉の断片しか喋れなくなってしまうため、新人指導役の絵麻を通して他人とやり取りをしていた。物語が進むにつれ徐々に自立する姿勢を見せ、終盤ではたどたどしいながらもスタッフと会話しており、成長を見て取ることができる。

『SHIROBAKO』の用語

白箱

映像業界で使われる白い箱に入ったビデオテープのことで、一つの作品が完成した際に、制作者が最初に手にすることができる成果物である。イラストや写真等で華やかに作られている販売用パッケージと比べると地味だが、そこにはクリエイター達の想いが詰まっている。

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