スプラトゥーン(Splatoon)のネタバレ解説・考察まとめ
『スプラトゥーン(Splatoon)』とは、2015年に任天堂から発売されたWii U専用の三人称シューティングゲームである。全世界では400万本以上の販売実績を誇るプレイヤーはインクリングという特殊なイカになり、弾の代わりにインクが発射されるブキを使って、ハイカラシティという街でナワバリバトルを行う。基本はオンライン対戦になるが、1人用のオフラインモードも搭載されている。また、オフラインイベント「スプラトゥーン甲子園」というイベントも開催されている。
『スプラトゥーン』の概要
『Splatoon』(スプラトゥーン)とは、任天堂により開発され、2015年5月28日に発売されたWii U専用のアクションシューティング・対戦アクションゲームである。
2015年6月24日には世界累計売り上げ100万本を記録し、9月末には242万本を記録。日本国内では2015年12月に100万本を超え、2015年11月12日に発売された「Wii Uスプラトゥーンセット」も約1ヶ月半で完売するほどの超人気作となった。
2017年の夏には新ゲームハード「Nintendo Switch」で続編が発売。
任天堂の作品らしく、銃や実弾は使用されず、インクを使ったポップなシューティングゲームになっている。
任天堂の基本理念である「枯れた技術の水平思考」という、完成された技術で新しいものを生み出す、という考えの通り、新しいFPSゲームである。
プレイヤーはイカから進化したインクリングとなり、他プレイヤーとチームを組み、他チームとのナワバリを競う。
ゲームモードによってはイカVSタコの1人用アクションシューティングとしてもプレイが可能である。
『スプラトゥーン』のあらすじ・ストーリー
ヒーローモード
ヒーローモードはネット対戦とは全く事なり、1人でプレイする。
かつてイカとタコの陣営に分かれて争ったオオナワバリバトル。
タコツボバレーにやってきた主人公は、そのオオナワバリバトルの英雄である「アタリメ司令」の指揮のもと、ヒーロースーツというヒーローモード専用のギアを身にまとい、オクタリアンに盗まれた「デンチナマズ」を取り返すため、オクタリアンたちと戦う。
やりこみ要素として「インクリング誕生秘話」、「過去にあったオクタリアンとのナワバリ争い」、「ジャッジ君の過去」等ストーリーに関係してくる情報が記された「ミステリーファイル」が、ステージ上のどこかに隠されている。
『スプラトゥーン』のゲームシステム
基本システム
内容は4vs4のチーム戦で行うTPS形式(サードパーソン・シューティングゲーム:主人公を追う第三者視点で移動し、武器もしくは素手などを用いて相手と戦う形式のゲーム)のアクションシューティング。
一般的なTPS形式のゲームとは違い、「発射するのは弾丸ではなくインクである」「相手プレイヤーを倒すことはできるが勝敗は倒した数ではなく、フィールドを自分が所属している陣営の色のインクで塗り、その面積によって決定される」というルールになっている。
プレイヤーはバトルの主力となる「メインウェポン」、サポートを得意とする「サブウェポン」、特殊な効果のある強力な「スペシャルウェポン」の3つのセットからなる「ブキ」を使ってフィールドを自陣営のインクで塗っていく。
コントローラーとなるゲームパッドの画面には常にマップが表示されており、インクの塗られ方も表示されるため、戦況を即座に把握することができる。
インクを塗らないと移動もできなければ補給もままならないため、自陣営を広げることは勝利に近づくだけでなく、戦闘を有利に進めることへ繋がってくる。
そのため、不慣れな初心者やTPSが苦手なプレイヤーでもとりあえず陣地を塗ることで貢献することが可能。
主人公はイカに変身
ゲームの主人公は人の姿に変身することができる「インクリング」というイカ。
ゲーム開始時に男の子の「ボーイ」と女の子の「ガール」から性別を選択することができ、それぞれ異なった外見を持つ。インクリングたちは人の姿とイカの姿を即座に切り替えることができる。
人の姿では「ブキを使ってインクを撃ち、相手を倒す」「ブキを使って床や壁などを塗って自陣営を広げる」「金網を歩いて渡る」といったことが可能だが、「ジャンプの飛距離や移動速度が劣る」といった特徴がある。プレイヤーが装備している武器を使うことにより、相手プレイヤーを倒したり自分チームの縄張りを広げることができる。
イカの姿では「インクの中を素早く泳いで移動できる」「垂直の壁を登ったり金網を通り抜ける」「インクの中に潜って自分のインク残量を回復することができる」といった特徴があり、「相手陣営のインクには潜れない」「イカ状態のときは攻撃ができない」という弱点がある。
また、どちらの姿のときも相手陣営のインクに触れてしまうとダメージを受け、移動もままならなくなる。
プレイヤーはこのインクリングを操作し、人の姿とイカの姿を切り替えながら戦う。
武器・装備
プレイヤーが扱うことができるブキは「メインウェポン」「サブウェポン」「スペシャルウェポン」の3つがセットになっており、セットの内容はあらかじめ決まっている。
メインウェポンは全部で7種類、サブウェポンは10種類、スペシャルウェポンはメインウェポン同様7種類あり、それぞれできることに違いがある。ブキによって射程、攻撃力、連射力、機動力(移動速度)や組み合わせが変わってくるので、色々使える楽しみがある。
また、プレイヤーは「ギア」と呼ばれる衣服やアクセサリーを選んで自分のインクリングに着せることができる。ギアは大きく分けてアタマ、フク、クツの3種類があり、バトルに勝利することで獲得できるおカネを使って主な舞台であるハイカラシティに存在する店で購入する。ギアにはそれぞれに「ギアパワー」という全24種類の特殊な効果がついていて、このギアパワーで自分のインクリングを強化し、バトルを有利に進めることができるようになる。
メインは1つで能力が決まっているが、サブは決まっておらず、ギアのレアリティにより1つ~3つスロットが用意される。バトルで得られるポイントが一定量溜まるとスロットが回り、ランダムで能力が付くのだ。スロットが少ない場合は、広場の奥にいるダウニーにスーパーサザエを渡すか、おカネを払い増やす事ができる。また、能力が3つ付いている場合、納得のいかない能力を付け変える事もできる。ランダム性が強く、欲しい能力を揃えるには運と根気が必要だ。
ファッション性を重視して選ぶか、ギアパワーを重視して選ぶか、プレイヤーの性格が出やすいところでもある。
注文
広場にいるプレイヤーに話しかけ、欲しいギアがあったらダウニーに注文する事ができる。
注文して24時間経つと、注文品をダウニーから受け取る事ができる。
レギュラーマッチ(ナワバリバトル)
4VS4形式のインターネット対戦で、塗った面積が多い方が勝利する。基本的にプレイヤーはこのモードで遊ぶことになり、世界中のプレイヤーとマッチングする。序盤から挑戦することができる。
バトルに参加し、貢献することでギアを購入するのに必要なおカネを獲得することができる他、参加すればするほど「ランク」が上がり、新しいブキを購入することができるようになる。
フレンド合流という機能を使えばWii U本体に登録したフレンドと遊ぶこともできるが、チーム分けはランダムになる他、今ゲームを遊んでいるフレンドとしか合流することはできない。
制限時間は3分。3分の間により多くの陣地を塗った側が勝利となる。
ガチマッチ
ランクが10になることで参加が可能になる。ガチマッチではレギュラーマッチとは違うルールで勝敗を争う。
ランクとは別にガチマッチ用の指標である「ウデマエ」が存在し、勝敗によって上下する。勝敗が決まらないまま試合時間が過ぎると延長され、勝敗がつくまで試合が続行される。ガチマッチではこのウデマエが近いプレイヤー同士がマッチングされるシステムになっており、ウデマエが上がれば上がるほど強いプレイヤーとマッチングする。CやC+、C-といった表記がされ、最高はS+。
ルールはアップデートで順次追加されていき、全部で3種類になっている。
ガチマッチが解禁されるにはランク10以上のプレイヤーが一定以上に達する必要があったが、2015年6月2日に解禁された。
ガチエリア
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目次 - Contents
- 『スプラトゥーン』の概要
- 『スプラトゥーン』のあらすじ・ストーリー
- ヒーローモード
- 『スプラトゥーン』のゲームシステム
- 基本システム
- 主人公はイカに変身
- 武器・装備
- 注文
- レギュラーマッチ(ナワバリバトル)
- ガチマッチ
- ガチエリア
- ガチヤグラ
- ガチホコバトル
- プライベートマッチ
- タッグマッチ
- ヒーローモード
- バトルドージョー
- フェスマッチ
- 『スプラトゥーン』の登場人物・キャラクター
- カラストンビ部隊
- アオリ
- ホタル
- アタリメ司令
- 審判
- ジャッジくん
- 店主・店員
- ブキチ
- ロブ
- アネモ
- エチゼン
- ヒーローモードの敵
- オクタリアン
- タコゾネス
- DJタコワサ将軍
- 『スプラトゥーン』のアイテム
- メインウェポン
- シューター
- チャージャー
- ローラー
- スピナー
- スロッシャー
- サブウェポン
- 投擲系サブウェポン
- クイックボム
- スプラッシュボム
- キューバンボム
- チェイスボム
- ポイズンボム
- 設置系
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- スペシャルウェポン
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- ボムラッシュ
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- スーパーセンサー
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- トルネード
- ダイオウイカ
- 『スプラトゥーン』の用語
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- 『スプラトゥーン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 特徴的なデザインだったがゆえに発生したデマ
- 元々は豆腐やウサギが主人公だった
- シオカラ節は黒鍵盤のみで演奏可能
- amiibo連動で貰える特典
- 任天堂らしさが感じられるゲーム